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文化祭 その14
出口には高嶺、理玖、和真が待っていた。
「おせーよ!俺の立場も考えてくれ!メンテナンスなんて嘘ついてクラスの奴ら誤魔化すの大変だったんだぞ」
「まあまあ、なんとか誤魔化せたし大丈夫だろ。暁人と話できたか?」
「うん、ちゃんと話せたよ。和真、ありがとな、こんなことさせちゃって悪かった」
「呼び込みは俺と理玖が手伝うし、お前もチラシ配りして和真の頑張りに報いてやれ」
高嶺がチラシの束をドサっと渡して、
「全部配るまで戻ってくるな、早く行け」
とせっつく。
ちゃっかり俺らのメイド喫茶のチラシも混ざってる。
「わかった、行ってくる!ありがとう!」
俺は執事の格好のまま、ひたすらチラシ配りをすることになった。執事のコスプレが功を奏し、チラシは思いの外早く捌けたし俺たちのクラスのコスプレ喫茶の集客にもひと役買ったみたいだ。お化け屋敷も本格的と好評で、ひとまず安心した。
暗いところでロマンス生まれちゃったよ。




