文化祭 その7
一方その頃、いきなりメンテナンスと言われたり、後で呼び込みを手伝えだの和真にいいように使われてる高嶺と理玖。
なんなんだよと文句言いながらも既にやる気。
「呼び込みの打ち合わせってなによ?お化け屋敷どうですかーって言ってればいいんじゃねえの?」
理玖がメイド服のスカートを暑い暑いとパタパタさせながら言う。
「スカートで仰ぐな。お前でも一瞬見ちゃいけないもの見てる気分になる」
「目覚めましたか?高嶺さん♡」
「目覚めてねえよ」
「あのさ、あいつらのことどう思う?」
「ん?あいつらって圭吾と暁人?」
「そう」
高嶺と理玖は顔を見合わせ、
「実はさ……」
と修学旅行で聞いた圭吾の気持ちを和真に話した。
「マジ!?」
「マジらしいんだわ。あんな真剣な顔してんの初めてみたし、いろいろやらかしてきたから下手に動けなくて相当悩んでるよ」
「実は俺もお前らに話しておきたいことがあってさ。本当は言うなって言われてるから話しちゃダメなんだけど、もう見てらんないから二人に聞いてほしいんだよ。というか、正直言いうと見てるこっちがしんどくて楽になりたいのよ、俺」
「いや、話すなって言われてるなら言うなよ」
「楽になりてえし、これチャンスだと思うんだよね」
「なに?もしかして暁人のことなんか知ってんの?」
理玖がグイグイ迫る。
「うん、俺も修学旅行の時、暁人といろいろ話したんだよ、それでさ……」




