表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/47

蓄積

「何が?って言われるとよくわかんねえけど、明らかなのは圭吾に好きって全く言わなくなったことだよな?」

「とうとう振られたな、圭吾w」

「ほら、罰が当たったんだよ、人の気持ちを弄ぶから。自業自得だな」

「俺さ、気になるから暁人に聞いてみたんだよ。なんで圭吾に好きって言わなくなったの?って。そしたらさ、『そう?言ってない?』ってはぐらかされちゃった」


圭ちゃん圭ちゃんとは言ってくるし、まとわりつくのも変わらないんだけど、あれだけ言ってた好きは一切言わない。

なんで言わないんだ?なんて俺から聞けるわけない。

だって散々付き合えない、と突っぱねてきたのは俺なんだ。

でも暁人の言葉は確実に俺に蓄積されていたことを今更ながら知った。

あの言葉は不思議だな、心地よさに酔いしれる。

自分が酔わされているとも気づかずに。

暁人のことを好きなのかと言われたらわからないんだけど、落ち着かない。物足りないんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ