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抑えられない

しんどいな…

そんな俺の思いなんて知る由もない暁人のデカい声が耳をつんざく。


「圭ちゃーん!おはよー!今日も好きー!あれ?ん?なんか大丈夫?いつもと違う…」

「圭吾バイトで疲れてるんだってよ」

「んー…そういう感じじゃないんだよね…

なんかあった?大丈夫?何かあるなら言ってね、俺聞くからさ」 


うるさい


「あ!購買のなかなか買えないコロッケパン買ってくるよ!あれ好きだよね?

4限終わった後ガンダすれば間に合うかも」


うるさい


「買えなかったら帰りに朝日屋寄ってお好み焼き食べよーよ、ね?」

「お、いいね!じゃ帰り朝日屋寄ろうぜ!」

高嶺たちが暁人の話の乗ってくる。


うるさい

うるさい


「うるせえ!黙れ、ほっとけよ!」


昇降口に響く俺の怒鳴り声にその場に居合わせた他の生徒たちも何事か?と静まり返る。

「なに?どうした?」

高嶺、理玖、和真が呆気に取られてる。

「圭ちゃん……?」

暁人が心配そうに俺を見てそっと肩に触れる。

その手を振り払い、

「うぜーな!毎日毎日好き好きってうるせーんだよ。俺に構うな!お前とは付き合わねーって言ってるだろ!いい加減わかれよ!もう俺に付きまとうな!」

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