三匹の子豚がおかしくなりました。
三匹の子豚がおかしくなりました。
昔々あるところに豚の親子が居りました。
親豚は三匹の子豚にこう言い放ちました。
「もう無理。おまいらこっから出てけや」
子豚たちはそう言われた反応は、
不良な長男「ああ、こんなところさっさと出てってやらぁ!」
ホストな次男「ま、ボクは住むところに困らないけどねぇ」
陰気な三男「・・・」
何はともあれ家を出た三匹は、それぞれ自分の道を歩むことになりました。
~長男の場合~
「くそっ、いきなり追い出すなんざ何考えてやがるあのアホ親!」
ぶつくさ言いながら道を歩いていたとき、一軒の藁でできた空き家を見つけました。
「とりあえずここでいいか。はあ、これからどうすっかな・・・」
家の中でくつろいでいると、家のドアが開きました。
そこにいたのは、一匹のオーバーオールを着た狼でした。
狼は言います。
「や ら な い か ?」
「アッーーーーー!!」
ーしばらくお待ちくださいー
こうして長男子豚は狼においしく食べられてしまいました。
~次男の場合~
「さて、どこに行こうかな?」
女の子の事を頭の中に思い浮かべながら道を歩いていたとき、道の向こうから知らない女の子が歩いてくるのが見えました。
次男はいきなり女の子を口説き始めました。
女の子はコロッと引っかかり、次男をログハウス風の家に連れて行きました。
「とりあえず住む場所確保、っと」
クズな事を考えながら家の中に入ると、
「な、これ・・・!!」
壁一面に次男の隠し撮り写真が・・・
「次男君、つ~かま~えた~」
狼の女の子は後ろから次男を抱きしめます。
「これからずっと一緒だから。ずっとずっとずっと・・・」
それ以来次男を見た人はいないという・・・。
~三男の場合~
「やっと来る事ができたでぇ~!!」
レンガでできた建物に入りながら、三男は叫びます。
「おめでとさん!これでやっと先に進めるな!」
奥から出てきた狼の青年は、三男を迎えながら笑いかける。
「ああ。そっちも上手くいったみたいだな」
「ああ。兄貴も姉貴も片付いた。お前に兄さんたちには感謝するよ」
どうやら長男次男のことは彼らの仕込だったようです。
「いいっていいって。とにかくこれで「思う存分実験ができる!!」」
声を合わせて笑いあう二匹。
さまざまな工具に囲まれながら笑うその姿は、まさにマッドサイエンティストそのもの。
その後、ロボット軍団が世界を席巻するのは随分先の話。
~長男のその後~
マッチョな狼の男性の恋人になりました。
~次男のその後~
ヤンデレな狼の女性と牢獄な家で一生幸せ?にすごしました。
~三男のその後~
狼の友人と秘密結社『豚狼同盟』を結成し、世界征服に乗り出しました。