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ぴちょり姫

ぴちょり姫と妹ちゃんロワイヤル

シリーズぴちょり姫です。今回は妹ちゃんを書きました!!見てってね!!

 カイト小学五年生には妹がいた。メルという名の小学二年生である。ちょっとおませでお兄ちゃんの言うことを聞かないところがある。カイトは妹ちゃんに甘かった。

 2018年夏休みの朝妹ちゃんは友達の所へ出かけるようだった。カイトは見送った。


 「行ってきまーす!!」


 「行ってらっしゃーい!!」


 「て、ちょっと待て!!」


 「え、何?お兄ちゃん!!」


 「お前、チョコレートの匂いしないか!?」


 「ああ、チョコレートの香り玉もらったんだ!!いいでしょ!!」


 「だれから!?」


 「えーー!!言わないっ!!」


 そのまま出かけていくメルちゃん、カイトはまたかと思った。そして一人っきりになった家で叫んでみた!!


 「おーーーーーーいーーーーーー!!ぴちょりーーーーーー!!出てこいーーーーーー!!」


 「はーーーーーーい!!おっはーーーーーー!!何か用??」


 「また風呂場から出てくるなよ!!」


 カイトの家の風呂場からぬれた髪の毛をバスタオルで拭きながら出てくるぴちょり姫。白いバスローブを着ていた。ひとっ風呂浴びたようだ。


 「やっぱり男の子の風呂は違うよなあ!!」


 「何変態的なセリフさらっと言ってんだ!!」


 キモっと思いながらカイトは問い詰める。


 「お前チョコレートの香り好きだよな??」


 「どうかなーー、好きだったかなーー??」


 「お前が俺にとりついている事は百歩譲って許そう。俺にチョコレートの香りがお前からつけられているのも許そう。」


 「あざーーす!!」


 「だけど妹には!!妹だけには手を出すな!!それだけは許さん!!」


 「えーー。ぶーー。」


 「妹に香り玉渡したろう?チョコレートの香りの?」


 「そーーんなことしたかなあ。(てへぺろ!!)」


 「とぼけるな!!妹がチョコレートの香り玉持っているようだったからな?こんなおもちゃの香り玉今の時代持たせるのはお前しかいないからな!!」


 「バレたか!!(てへっ!!)」


 「バレたかじゃねぇっ!!今後一切妹に手を出すな!!手を出さない約束をしろ!!じゃないと……!!」


 「じゃないと??(ゴクリ)!!」


 「ナナルに言って退魔してもらう!!」


 「受けて立つわよ!!」


 ナナルちゃんとはカイトの同級生で幼馴染み。なんでもキツネのお稲荷神社の子で妖怪に詳しいらしい。


 「ナナルに結界張ってもらって今後俺んちに妖怪が入れなくしてもらう!!」


 「…………!!」


 「とりついてるなら除霊してもらう!!ダメならぴちょりを出来るだけ無視しよう!!」


 「…………!!」


 「これでどうだ!!反省したか!!」


 カイトはぴちょり姫が泣くかもと予想しながらも厳しい判断をした。そんな時。


 「ただいまーー!!」


 「ッーー!!」


 妹ちゃんが友達連れて帰ってきた。


 「あ、カイトお兄ちゃん、おはようございます!!」


 「あ、おはよう。」


 「隣の方、女子の友達ですか?」


 「まあ、そんなとこかな?」


 「そこのお姉さんチョコレートの香り玉くれてありがとうございます!!」


 「いえいえ。」


 「じゃあ、私たち部屋行くね、お兄ちゃん!!」


 「あ、ああ!!」


 「あんまり女子に風呂入らせて!!何かしでかさないでね!?じゃ!!」


 「は、はい。」


 ト、タタタタタン!!妹ちゃんと友達二人は二階のカイトの部屋の隣の部屋へ向かった。カイト達もとりあえずカイトの部屋へ。カイトの部屋に着くと隣の部屋からきゃっきゃ、きゃっきゃする声が聴こえた。カイトはメルちゃんの部屋側の壁に耳をつけ神経を研ぎ澄ます。ぴちょり姫も壁に耳をつける。


 隣のメルちゃんの部屋の会話。


 「きゃはは、そんなことないよーー!!」


 「それはそれで!!そういえばメルちゃんのお兄ちゃんかっこいいね!!」


 「あれはやめた方がいいよ。」


 「なんで?」


 「二股かけてるから!!」


 隣の部屋のカイトが驚く。


 「グ八ッ!!」


 「うちのお兄ちゃんは彼女と一緒に風呂入るし別の彼女と手をつなぎながらプールの講習受けるし。ろくでなしだよ!!しかも彼女の一人は常に髪の毛がぬれてて多分エロい女子なんだろうね。キモイよ。」


 「グハッ!!」


 「ゔッ!!」


 隣の部屋のカイトとぴちょり姫は同時にダメージを受けた。これ以上聞くと精神が持たぬ。カイト達は部屋で落ち着くことを決めた。


 「全部お前がとりついたせいだからな?」


 「女子に責任押し付けるの?」


 「お前女子というより妖怪なんだろ?」


 「この一週間楽しかったくせに!!もういいもん!!あとでどうなるか見てらっしゃい!!」


 恨みの言葉を残しすーーっと消えていくぴちょり姫。ちょっと厳しすぎたかな?ちょっと後悔。やっぱり長い夏休みは色々あるなあ。

見ていったら評価お願いします!!星の評価お願いします!!作者のモチベーションに直結するので!!出来れば他のシリーズも見てってください。短いので!!よろしくお願いします。そういえば毎回一人星五をつけていってくれる人がいます!!ありがとうございます。今回はツィッターで知り合った奥山さんの小説参考にして行間開けました。それではまたね!!

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