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セバト旅行 ⅩⅥ



螺旋階段を登って着いた先は


灰色のレンガで造られた広間だった

広間は螺旋階段を登ってくる前の造りとは違う無機質な感じの造りだ


広間は円形で壁際に鉄で出来た甲冑が統一間隔で並んでいる



ロイは周りをぐるっと見渡して

「…なるほど…」

と呟いてしゃがみこんで床を観察する


リオは目を瞑って立ったままうたた寝している


魔女は螺旋階段の出口から広間をキョロキョロと見渡す



「…なるほど、なるほど…」

ロイは呟きながら立ち上がる



ロイは懐をゴソゴソと探して紫色の禍々しい箱を取り出して射出する



―箱から紫色のスライムが射出された



「シエン、結!」

ロイは紫色のスライム〔シエン〕へ命令を出す


シエンは膨れ上がってリオと魔女を包み込む



ロイはリオの無事を確認するとスタスタと歩き始める

ロイが歩き出すと甲冑が動き出した


広間に存在する甲冑はロイへ殺到する



ロイはヒラリヒラリと木の葉のように甲冑の攻撃を避ける


「…フューリーの攻撃に比べたら余裕だな、コレ…」

ロイは攻撃をかわしながらスタスタと歩く




甲冑達はリオと魔女には一切気づかない

何故ならシエンの能力なのである



紫色のスライムはロイが合成して創った特別製のスライム


闇の錬金術と魔法の混成術式で認識を誤認させて存在を感知させない能力を持ったロイ印の謹製スライム



ロイが攻撃を受けないのも極小のスライムを装着しているので軽く認識を誤認させているからなのである



紫色のスライムを創った経緯は…

フューリーとのバトルの後、負けたのが悔しくて作製していた




ロイは一体だけ違う甲冑の背後に手を当てて

「…発ッ!」

と声を出して念じると甲冑達の動きは止まった



少し間を置いて、甲冑達が次第に光出す


眩い光に目が眩む



光が収まって視界が戻った頃には甲冑達の姿はなかった




代わりに……







―上へ続く螺旋階段が出現していた







ど、どうでしたでしょうか。。。楽しみにして頂けているといいのですが。。。


シエンっていう名前の由来は紫炎からとりました。一応ロイは炎の錬金術師なんで。。。恐竜達には名前つけてあげた方がいいのかなぁ。。まあ、準レギュラー化してるラプトル君達に名前つけようかな


誤字などご指摘ありましたらよろしくお願いします!!!!

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