セバト旅行 9
(銅像の名前か…)とロイは考える
銅像はとても大きくて
尻尾はヘビのようで背中には白い羽が2対生えてる
四つ脚の後脚の方は細くしなやかそうだけど引き締まった感じの脚
前脚の方は後脚脚より太くて筋肉が浮き出た筋肉隆々な感じの脚
頭は立派なたてがみで鋭い牙が生えてる獅子の銅像
(…ヒントがないなぁ……)
ロイは銅像を見上げながら考える
『…我の名前が分からぬと通さんぞ』
「……ポチ?」
ロイはしばらく考えて答える
『!?…なぜ、そう思う?』
銅像は声を微かに震わせながら聞く
「…なんとなく?」
ロイは頭を傾げながら答える
『……………そうか』
銅像はしばらく沈黙してようやく呟く
「で、名前はポチなの?」
『…うむ。我の名前はポチだ』
偶然当ててしまったロイはボケーッと銅像のポチを見上げる
『…あー…門は通してやるから我の話をちと聞いていけ』
ポチは気まずそうにいう
「?…話?」
『…うむ…お主がどんな名前を答えにしても正解にするつもりであった。…我には名前など最初からない
魔女は我の名前をお主に決めさせたのだ』
ロイはぽかん、とポチを見上げる
『…ポチという名前になったからには不満はない。ゆくがいい』
ポチはゆっくりと横にずれていくと
ポチのいた場所に地下へ続く階段が出現した
―ロイとリオは階段を降りていった
どうでしたでしょうか。。。楽しんで頂けているといいのですが。。。
銅像の名前、ポチにしました。特に意味はないです。キメラにしようかと思ったんですが味気ない気がして逆にポチなら軽く面白いかなって。
階段降りたらそこは〇〇でした!的な展開です
階段降りたらどうしようかなぁ。。。
誤字などご指摘ありましたらよろしくお願いします!!!