3 学園の案内
テンポよく小説書きたい。。
とりあえず修正完了(2018/10/26)
誤字や不備などあったら随時修正していきます。
「……ェッ!?…」
水の固まりを出現させた張本人、ロイはかなり驚いた。この世界の固定理論では、火の錬金術師が火以外を錬成が出来るなんて、この世界の固定理論から考えて実行実現なんか出来るはずがなかったから……
ロイはあまりの衝撃的な出来事にボー…っと、気が放心して集中力が、プツっと途切れた。ロイの集中力が途切れた結果、水の固まりはロイの留めようとする力を失い水溜りへと変化した
ロイの出現させた水溜りへサラは触れたりして観察すると「…どうやら……あの人の言う通りみたいね……」とサラは呟く
「神父様が何か…おっしゃっていたんですか……?」
「………えぇ……あの人は、あなたが炎の錬金術師……ではないと……」
(……!?)
ロイはサラから衝撃の事実を告げられて声に詰まる…
「…ロイ君………ロイ君は…火を消火した時、とか…どんな風に理論を…構築していたの……?」
「………? …ど、どんな風に…ですか……? …えー…っと………火の、周り?の……空気?の密度を……こう…薄くする?イメージで構築してますね…」
ロイは軽い身振り手振りでサラへ伝えようと手を動かす
「………なるほどねぇ…」
サラは目を閉じ、あごに手をあてて考える。もし自分がロイと同じ立場になり、錬成をする機会があると想定して同じように考え、実現する事が出来るかどうかを考えた
サラは目を閉じながら「……流石あの人………相変わらず……見る目、衰えてないわね……」と感心したように呟くとサラは目を開けると
「ロイ君の教育方針、決めたわ!…まずは学園の中、案内するわね……ついてきて?」
ロイはサラに手を掴まれ、また強引にロイは連行されて行く
(…うわっ…拒否権なしか…)とロイは心の中で愚痴りながら……
しかし、サラはロイの心の中の愚痴が聞こえるもあえてスルー
ロイは学園内をサラに強引に連行されながら
・錬金術の座学で使用する大きな講堂
・錬金術の実技で使用する大きな体育館
・錬金術の演習で使用する大きな運動場
・錬金術に関する書物が膨大にある図書館
学園の敷地内に併設された建物の一角には和食、洋食、中華などありとあらゆる食べ物が営業している時間内であればいつでも食事が可能なイートコーナー
学園内で必要な生活用品や講義などで使う備品などを取り揃え、生徒は随時購入が出来る購買と呼ばれている売店
など、ロイは強制的にサラに案内された……
サラに強制連行されているロイは、学園の敷地内に併設された男子寮の前に到着する
「ざっくりと学園内を案内したけど……ロイ君、質問ある…?」
サラに強制連行させられたことで歩き疲れ、ロイはヘトヘトになりながら「………学園って……広い…ですね……すごく…疲れました……」と感想を述べる
「そうだよね!学園広くて疲れるよね! ここがロイ君が今日から生活する寮! 寮の中は…寮母さんにでも案内してもらって…? 今日は疲れたみたいだし…ゆっくり寝て休んで! 明日は、起きたら図書館で待っててね!」
サラはロイがひどく疲れているのを察して気遣う
「………はい…」
ロイはぐったりしながら返事をする
「じゃあ、明日よろしくね…ロイ君!」
サラはロイに手を振りながら学園の外の方へ歩き出す
「……はい…ありがとうございます…サラさん……」
ロイもサラへ軽く手を振り返す
そのまま、サラはスタスタと歩いて学園の外に消えていった
ロイは寮の玄関を恐る恐る入った。
寮の玄関へ入るとすぐ横が部屋があって寮母さん(?)は暇なのか、うっつらうっつら居眠りしていた
「………あのー………寮母…さん……?」
ロイが寮母へ声をかけると寮母はうっすらと目を開けてロイに顔を向けた
「……誰だい?」
寮母は若干不機嫌気味にロイに声をかけくる
「……えー…っと……ロイといいます!…サラさんから案内されてきました!」
寮母の嫌悪の雰囲気に当てられてロイは手短み説明する
(サラさんが寮母さんに連絡してくれてると思って、声を掛けたのに!)と、ロイは心の中でグチる
寮母はロイのサラという言葉で表情を一転させて優しい笑顔をロイに向ける
「あぁ!!あんたが期待の子かい!?…どれ寮の中案内しようかね!!」
寮母にロイは寮の中を案内してもらった。学園内をサラに強制連行されて疲れてヘトヘトになりながら……
一階は玄関と広いフロアだけだった。広いフロアの中心から上を見上げてみると吹き抜けになっていて壮観だった
一階の地下は大浴場になっていて広々と作られていた
(広い風呂って、ゆったりくつろげるからありがたい!)とロイは嬉しく思った
最後に寮母がある部屋の前まで案内してくれて
「あー…荷物はもう中に運んであるから安心していいよ。寮の事でわからないことがあったら、いつでもあたしに聞きなさい!」と、言われて寮母は部屋の鍵をロイに渡すと寮母は去っていった。ロイは去っていく寮母の背中にお礼を言って部屋へ入った
部屋はシンプルでこじんまりとしていた
ロイは部屋にあるベットに死んだ様に倒れこみ相当疲れていたのか意識を手放してそのままぐっすりと眠りについた………
ロイは自分の空腹の音で目が覚めた
寝ぼけながら部屋の窓を開けると心地よい風が部屋に入ってきてロイはしっかりと目が覚めた
(腹が減ったし…ご飯食べて…ちょっと早いけど、図書館に向かうか……)
ロイは学園内のイートコーナーへ移動してロイの今日がパスタの気分だったからロイはミートパスタを頂いた
ミートパスタを完食した後図書館へとロイは移動した
(サラさんは……見当たらないな………)
ロイはサラがくるまで図書館を見て回ることにした
(……ん…?)
ロイは、ふと違和感を感じた
何に対しての違和感かロイはわからないが、視線を感じるとかというものではなく、どこか視覚的な違和感…………
ロイは目をジッと、凝らして注意深く辺りを違和感を感じたところを観察する
(………コレ…か………?)
ロイは書棚の中に置いてある1冊の本に違和感を感じた
その本の背表紙は特にこれといって変わったところがない本
ロイは恐る恐る、その本の背表紙にそっと触れてみるも、なにも変化は起きなかった
(…気のせいか……?)
ロイはいつのまにか無意識に、緊張して息を止めていたのかふぅ…っ…と、ひと息つく
(……なんで…コレが気になったんだろう………?)
ロイは、その本を…何気なく普通に手にとる
―カチッ……
書棚の仕掛け、発動……!
ロイは何が起きたのかすぐに理解ができず動揺しながら周りに何か異常がないか辺りを見渡した
―ゴゴゴッ……!
図書館のある一部の床が音を出して動き始めた
その床の動きが次第におさまっていくとその床があった場所が変化していた
―下へ続く螺旋階段…出ッ現☆!
「……降りて…いいのかな……?」
ロイは突如姿を現した螺旋階段に近づいて恐る恐る眺める
「いいよー!…ロイ君!降りても!」
いつのまにかロイの背後にはサラが立っていた
(…!!…び…びっくりした……!!)
ロイは急に声をかけられて飛び上がる
「……ここだったのかー……結構探してたつもりだったのになぁ……」
サラは螺旋階段を観察しながら呟く
「……えっ…?…探して…いたんですか……?」
ロイは自分がひょっこり見つけてしまって意外そうな顔をする
「えぇ……なんでも…この学園の創始者が創ったらしいのだけど……前任の学園長から…あるらしいって聞かされてたのだけど……見つからなくてね…」
申し訳なさそうな顔でサラはいう
「えっと……何があるんですか?」
ロイは検討がつかないといった顔でサラへ質問する
「んー………ダンジョン……?」
サラは疑問形でロイの質問に答える
「ダ…ダンジョン!?…なんで、学園にダンジョンなんてあるんですか!?」
ロイはダンジョンと聞いてかなり驚く。話に聞いたりするだけの存在だったダンジョンが学園にあるのに驚いた
「教育の為……だったかしら………?」
サラは頭を傾げるながら記憶を辿るようにロイの質問に答える
「教育の為なら……頻繁に使用とか…してなかったんですか………?」
ロイはふと疑問に思ってってサラに聞いてみる
「ダンジョンでね……人が………亡くなったらしくて……使用を禁止にしていたらしいの………」
サラは悲しげな表情で語る
「…そうだったんですか……私がダンジョンを使用しても大丈夫なんですか……?」
サラの悲しげな表情に少し表情を暗くしながらもなお質問する
「ロイ君は信用してるから大丈夫!ダンジョンでトレーニングしてきなさい!」
サラは表情を一転して明るく答える
「…あの………亡くなったコトがあるんですよね…?」
ロイは明るくなった表情に一瞬面食らう
「男ならドンッ、と行ってきなさい!」
サラはロイの胸に軽く拳を突きつける
「持ちあげますね……」
サラの押し具合に困惑する
「あの人の推薦だからよ……?」
当然というような表情でサラはロイにいう
「神父様………ですか……?」
少し不安そうなロイ(())
「そう……あの人が…ロイ君のコトを、褒めてたのよ………嫉妬しちゃうわぁ……」
サラはナナシのコトを思い浮かべながら遠くを見つめる
「サラさんと…神父様の関係って…いったい………」
ロイは今まで気になっていたことをつい口走る
「…ふふふっ………オトナの…ひ・み・つ・よ♡…」
サラは妖艶な笑みを浮かべてロイの目を見る
「………っ!……」
(神父様って何者なんだ……?サラさんとの関係…考えつかないや……)と、考えながらサラの大人の色気にロイはやられる
「ロイ君!!人生、何事も挑戦!!ダンジョンへ!さぁ!挑戦よ!!」
サラの説得に根負けしたロイは封印されていた(?)ダンジョンへの螺旋階段を下へ降っていった……
拙い文章ですみません。。何か不都合あれば修正します!
次話頑張って更新します!