ゼウス様のところへ
ロイとリオは羽の生えた男に連行されてゼウス様と呼ばれる者のところへやってきた
ゼウス様と呼ばれる者は神々しく後光が差して
黄金に輝く玉座にどっしりと腰掛けていた
羽の生えた男はゼウス様へ片膝をついて頭を下げ右手は握り拳を作って胸に当てて敬意を表す
「ゼウス様!ただいま戻りました!」
「うむ。ご苦労」
ゼウス様は軽い動作で羽の生えた男へ労うと羽の生えた男は一礼して部屋を出ていった
ゼウス様はロイとリオへ軽く指を振る
「さて…ロイよ。これで言葉はわかるな…?」
ゼウス様はロイへ問う
「…!?」
ロイは驚きの表情で頷く
「そち達のことは話に聞いていたから心配せずともよい」
ゼウス様は敵対心のない顔で告げる
「…ここは・・どこなんですか…?」
ロイは恐る恐るゼウス様へ尋ねる
「ふむ…ここは、この世界の中心…という認識でよい」
「…中心・・ですか・・自分たちのことを知っていたと言ってましたけど…誰からでしょうか…?」
ロイは何故自分たちの事を知っていたのか思わず聞いてしまった
「…4人からじゃな」
ゼウス様はしばし考えて答えた
「…4人・・からですか…?」
ロイは4人と聞いてわからないという顔をする
「…そう、4人じゃ。…ロイよ、そち達他の世界通ってきたじゃろ?」
「…は、はい!」
「他の世界の神から聞いておったのだ」
「そうだったんですか!」
ロイはやっと疑問が晴れたような顔をした
「ヤデノ…あー…そち達にわかりやすく伝えるなら…ロイ、そちが初めておった世界をヤデノというのじゃが…ヤデノの神の名をジンというが心当たりはないか…?」
ゼウス様はロイに問う
「…ジン・・ですか…?
ジン…ジン?……ジン!?」
ハッとする顔をするロイ
「ほっほっほ…心当たりあるようじゃの」
ゼウス様は朗らかに楽しそうに笑う
「ジンってダンジョン作った人ですか!?」
ロイは驚きの表情と声色でゼウス様に問う
「らしいな…あやつが自慢しておったわ」
「ジンって人は神さまだったんですか!?」
ロイは信じられないといった感じでゼウス様に確認する
「うむ。ヤデノの神じゃ」
ゼウス様はそう断言する
どうでしたか。。
楽しんで頂けていると嬉しいのですが。。
ヤデノの神登場させてみました。
いやー、ジンが神って予想だにしてないでしょう。書いてて決めましたもん!
誤字などご指摘ありましたらよろしくお願いします!
テンポよく書きたいなぁ。。




