もっと気軽に削除しようと決めた水無月。

　「なろう」で投稿した文章を削除しようとすると、

　リンク切れ・システム負荷削減の為、

　連載継続が困難な場合でも小説は残して頂きますようご協力をお願い致します。

　と、メッセージが出ます。

　で、まぁ「そんなメッセージが出るんじゃ削除止めとくか」と今までは思っていて、すっかり煮詰まってもう続き書くことないだろうというものも削除せずにずっと残して置いていました。

　ところが今日運営からメール貰ったのです。

　あっしは以前「最近ネトラレからの逆襲もの多いし誰か世界一有名な寝取られ男を題材に書いてくれんかの？」ってな駄文を書きました。で、投稿する際に「これはエッセイっていうほどでもないしその他（その他）にしとくか」としていたのですが、「小説投稿サイトだから小説・エッセイ・詩等に含まれない内容の投稿はご遠慮ください」と実に尤もなご指摘でした。

　で、まぁ垢バンとか嫌なんですぐさま削除したわけなんですが、同時にふと思ったわけです。

　件の文章を投稿してからしばらく経ちます。

　投稿した日と次の日ぐらいまでは多少は読まれていたようですが、今はもう１日１PVあるかないかの駄文です。

　正直、有っても無くても同じような代物だと自分でも思います。

　これが違法なことが書かれていたり著作権等に抵触している文章なら削除しなければいけないでしょう。

　ただ今回運営から貰ったメールではその辺りは無問題だったようです。

　正しく「毒にも薬にもならない有っても無くても変わらない」代物です。

　で、そんな文章をわざわざ削除するよう要請するということは、「削除に伴うシステム負荷とやらは大したことないのではないか？」「有っても無くても同じような文章を残しておくよりも削除する方がシステムに負荷かけないということではないのか？」

　と、思い至ったわけです。

　さて話は変わりますが、「なろう」にはたくさんの小説が公開されています。

　あっしもそれらを読んで触発されていくつかネタが浮かび執筆を試みたことがありますが、誠に遺憾ながら大体は途中で別の設定が浮かんだり話の展開に悩んだりでエタってしまいます。

　本人は「いずれ設定練り直してプロット組んで完結させる」とは思っているのですが、そう上手くことは運びませんし、ものによっては「これは打ち切ってこれで使おうと思ってたネタは別のやつに組み込もう」と思っているものもあります。

　ただそういった「もう続きは書かない」と思うものでも「リンク切れ・システム負荷削減の為、連載継続が困難な場合でも小説は残して頂きますようご協力をお願い致します。」のメッセージに遠慮してそのままマイページに残していました。

　が、今回「削除はそこまで負荷かけないんじゃないか？」と思い至ったことにより、これらをばっさり削除することにしました。

　他にも以前エッセイとして投稿したけど、「今はちょっと考え変わったかな？」と思うような文章もまとめて削除です。

　思えば続きが書かれることが絶対ない作品というものは非常にたくさん「なろう」には公開されています。

　もう続き書かないと思った作品なら作者はもっと気軽に削除したら良いように思います。その方が読む方としてもありがたいことではないでしょうか。

　一時期「断捨離」という言葉が一世を風靡しました。

　いつまでも更新されることのない作品を不良債権のようにいつまでもマイページに残しているよりも、もっと気軽に削除して新しい作品に向かおうと決めた梅雨とは思えぬ晴天の六月の夕べです。