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『オバケが出た部屋』

作者: Thunder-雷-

 私には弟がいる。

 弟はお父さんに似て無口だけど、男気あるような弟。

 特に仲がいいってわけじゃないけど、だからといって仲が悪いってわけでもない。

 私の家は姉弟の共同部屋が2つあり“勉強部屋”と“寝室”がある。


 そんなある日の深夜-


 私が遅くまで勉強してると弟が勉強終わったのか寝室へ向かっていた。

 すると、すぐに弟が勉強部屋に戻ってきた。


「ど、どしたの?そんな真剣な顔で…」

 『姉ちゃん。出た。』

「え?な、なにが?」

 『…オバケ』

「んな!?やめてよ!馬鹿なこと言ってないで早く寝なさい!」

 『…もし、怖かったら…俺に頼っていいから。…そん時は、俺が守ってやるから。』


 私は顔が火照っているのか、熱くなってきた。

 手で顔隠しながらも、手を払って弟を寝室へ戻した。


 そらから数十分後-


 宿題も終わり寝ようと自分のベットに入る。

 特にオバケとか心霊には興味無いこともないが、信じてるかというと信じてない方だ。だが弟は先ほど見たと言っていたこともあり、今は少し怖さはある。

 すると背後でゴソゴソと物音が聞こえる。


 (お、おばけ!?…こわい)

 『姉ちゃん…起きてる…?』


 なんと弟が私のベットに入ってきた!?

 弟は私のパジャマの裾を掴み、


 『大丈夫だから、お…俺が付いてるから。怖くねえから…』


 震え声でボソッと言ってるのが何とも愛おしくて、今すぐ抱き着きたい気持ちが高まってくる。しかし、ここは敢えて起きてないフリを続ける事にした。


 ガシャンッ!


 外の風で窓が揺れた音が静寂な部屋に響き渡り、弟がビクッと反応し「うわっ!?」と私に抱き着いてきた。

 それはもう今にも泣きそうに怯え震えるのが伝わってくるぐらいに。


 私(はぁ〜私は弟というかわいいオバケに取り憑かれたようだ〜)


 ⚡️END⚡️

最後までご愛読して頂きありがとうございます。


実は私には姉がいまして、姉を守りたいがためにどうしようかと考え付いたホラ話です。(ホラーだけに)


因みにどっちもビビりです。

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