表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悠宮探久~リオスの不思議なラビリンス~  作者: 和本明子
◆2章 何も見えぬことに恐怖し、危険を知った場所
7/17

-3-

 リオスは振り返ると、真っ先に小さい光の点を目指して、駆け出した。


 背後から自分以外の足音が響き、追ってくるのが判る。


 リオスは後ろを向くことはせず、必死に走った。

 だが、追ってくる音は遠ざからず、次第に大きくなっていた。


 このままでは、追いつかれてしまう。

 焦るリオス。

 ふと、自分の手にリンゴを持っていたことに気付く。


 走力を高めようと、そして少しでも身軽になろうとして、リオスはリンゴを後ろへと放り捨てた。


 すると、そのリンゴが迫ってくる者の足下に転がり落ち、それを踏んづけてしまったのだ。


――グシャ!

 踏み潰された音と共に迫ってくる者は足を取られ、大きくバランスを崩し転んでしまった。


 そうこうしている内に、リオスは暗闇のフロアから抜け出し、全体が明るくなる。

 明るさで目を瞑りつつも、暫く走り続けた。


 そして、何も足音が聞こえてないことに気付き、ここで初めて振り返った。


 背後には誰もいなかった。

 そしてリオスは木の影に隠れ、息絶え絶えになりつつ、トンネルを方を見入る。


 トンネルからは誰も出てきておらず、自分を襲ってきた者は居なかった。


 アレは、あの暗闇のフロアでしか行動しないモノかも知れないと、リオスはこれ以上、襲ってこないで欲しいという願望を込めて、都合良いように考えた。


 だが、その憶測はある程度、正しかったかも知れない。


 身を隠し、様子を伺っていたが、アレは現れなかった。


「ふ~……痛っ!」


 安堵のため息を吐いた瞬間、リオスは頭と左肩などに痛みを感じだした。


「そういえば、思いっきり叩かれたからな……」


 ダメージを負ったリオス。この状態のままでは探検は無理だと判断し、身体を休めようと、エデンの小部屋に戻ることにした。


 戻る途中で、あのリンゴをまた収穫しようと……。そして、何かの対策を得られるまで、あの暗闇のフロアに近づかない方が良いと心に決め、ラビッグを警戒しつつ、慎重にその場を後にしたのであった。


 ・

 ・

 ・


 ◆◇◆このフロアでの戦果◆◇◆


 暗闇で戦う者…ダークファイターから逃げ出した。

 リンゴを手に入れた。


 暗闇の恐怖を知り、危険から逃げることを知った。


To Be Continued ‥‥


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ