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無題詩1~42(2011年)

無題詩14





デレッタントは縺れ、駕籠ネクロフィリアの中。オーケストラは潰れ、飢餓トロンプルイユの中。

シンセピアノは倒れ、双眸ビジネスライクの中。インディーズは壊れ、埒外パンデモニウムの中。

メルクマールは流れ、聡明センチメンタルの中。エピゴーネンは爛れ、敷衍ファンクションの中。


コントロールは汚れ、理解オーソドックスの中。テクスチャーは外れ、腐乱コケティッシュの中。

ヨードチンキは溺れ、畸形アナクロニズムの中。プロムナードは崩れ、象徴ドラマツルギーの中。

ヒエラルキーは漏れ、狒狒アウフヘーベンの中。ノスタルジイは別れ、奈落ホメオスタシスの中。


コンクリートは離れ、鹵獲アニメーションの中。シークエンスは乱れ、煤煙アウトサイダーの中。

ディストピアは破れ、猟奇クリスマスイブの中。プロパガンダは割れ、孤独アイスクリームの中。

カリカチュアは逃れ、接吻カッターナイフの中。エンドロールは遅れ、亀裂コンプレックスの中。


イデオロギーは腫れ、砂塵インフルエンザの中。デッドボールは疲れ、眼球ジャッジメントの中。

ラストシーンは荒れ、洗礼インセンティブの中。パントマイムは優れ、介錯ポートフォリオの中。

アンチテーゼは揺れ、唾液クリームソーダの中。ビスクドールは毀れ、塋域ボーダーラインの中。


フィクションは紛れ、虚数グランギニョルの中。





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― 新着の感想 ―
[一言] 恋をシンセピアノ、風をラストシーンとしているところがとてもとてもよかったです。無題詩1から読んで、今のところ、これが最高傑作かな。
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