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四号館。

墨と筆。

作者: caem
掲載日:2026/06/20


 お手本があった 真っ白な紙があった


 正しい姿勢で 墨と筆 文字に向き合っていた


 ひとつの文字や ふたつの文字 みっつの文字や


 難しそうな四文字や それ以上の 長文があった


 授業であったけど 誉められたことはあったけど


 じつはそんなに上手くはない 勢いで書いていたんだ


 ただ 習字の時間は 楽しくて 夢中になれた


 ただ 習字の時間は 何も考えなくて 良かった


 表彰なんてされなくていい そのためにやってはいない


 一切合切 無心になって 筆を落としていたんだ



幼いころ、習字教室に通っていました。

いまでも、書けるかどうかは別として。

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