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  作者: α④
1/1

初春ー赤



瞼閉じる、黒紅梅(くろべにうめ)憶える揺れる水面。


瞼開く、紅梅(こうばい)こぼれる宙。



透き通るような君にふさわしい口紅(くちべに)を笑って喜んだ

(くれない)に染まる空を見上げ綺麗だと言い微笑んだ

隣に並ぶときは緊張があった

それでも気分は悪くなかった


誰のせいでもない

誰も悪くはない

儚く美しくも感じる(あか)

君は好きだと言っていた

揺れる(ほむら)

心も世界も


もう紅鳶(べにとび)の瞳に視線をぶつけられない

もう紅潮(こうちょう)した頬を見ることもない

もう声を聞くこともない



瞼開く、悲しい色の世界


瞼閉じる、赤が似合う君


早いと怒られようが伝えたかった

ずっと隣に居たいから

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