絶対エ〇漫画を意識したでしょ!
何かキャラクター同士の会話が見にくいかな?って思ったので、今回から少し書き方を変えました。
フィールドに出る前にリスポーン地点を変更したいのでエルフの里でリスポーン地点を探す事にした。
エルフの里に入って最初に目に入ったのはとても大きな木だった。あまりにも大きかったので阿呆けて突っ立っていたら声をかけられた。
「嬢ちゃんは初めてここに来たのかな?」
「あっはい。そんなに分かりやすかったですか?」
「そりゃなぁ、世界樹を見てそんな反応するのは初めて来る奴だけだよ」
声をかけてきた人はエルフの男の人だった。
「それとその仮面はこの里じゃ着けない方がいいぜ」
「どうしてですか?」
「その仮面はトレントから採れたものだろう?エルフってのは森と共存してんだ。だから最低限の量しか木をとらん。仮面なんて作るくらいなら別の生活に使う物を作れって思われるんだ、だからあんまりその仮面着けてるとよく思われねぇぞ。」
そんな細かい設定があるのか、NPCとかの好感度とかも大事そうだから外しとくか。
「おっ結構可愛いじゃねぇか、俺と付き合わねぇか?」
「お断りします。それよりも私は渡り人なんですけどこの里で復活できる場所ってどこですか?」
「冗談だよ、復活できる場所って言ったら多分世界樹あたりじゃないか」
「そうですか、ありがとうございました!」
「おう!気を付けろよ」
そのまま世界樹の根元まで行くとリスポーン地点を変更しますか?と出てきたもちろん変更した。
フィールドに出る前にハイトレントのドロップの確認やレベルアップしたからスキルでもとるか。
まずはドロップ品から確認をした。
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ハイトレントの枝
レア度:4
説明:ハイトレントから採れた枝
ハイトレントの魔石
レア度:5
説明:ハイトレントの魔力の源
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初めてレア度5のアイテムがドロップしたね。この素材で新しい杖でも作って貰おうかな。
スキルは《HP自然回復》と《VIT上昇》の二つを取った。でもSPがこれで0になってしまった。
さて準備が出来たから、フィールドに出るか。
-------------------------エルフの森----------------------------
フィールドに出るとそこは森だった。南の森よりも木が高く、今は夜だが昼ならまあまあ明るそうな場所だった。
「月の光が差して結構綺麗だなー」
しばらく歩いていると目の前に豚みたいな奴が居た。
「えっ...。まさか『識別』」
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モンスター名:オーク¦Lv10
HP500/500
スキル
《物理耐性》
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エルフとオーク...。ハッ!エ○漫画じゃん!
エルフの森でスポーンするのがオークって絶対に悪意あるわよ!
「ブギィ!」
「ひっ、気持ち悪い。『ダークバースト』『ホーリーレイ』『ダークランス』」
「ブギィ...。」
ふぅ〜女の敵を討ち滅ぼしたり。ドロップ品は確認しなくていいか。こうなったらこの辺りにいるオークを全て滅ぼしてやるわ。
しばらくオークを屠りながら森の奥に進んでいくと少し開けた場所に家がぽつんと建っていた。
「フィールドボスじゃ無さそうだけど何だろう?一応スキルレベルもいっぱい上げたし大丈夫かな?」
どうしても家が気になったので入る事にした。
「お邪魔しま~す」
「どうぞ」
「ひゃ!中に人居たんだね」
「驚かないでくれよ、君から入ってきたのに」
「ご、ごめんなさい」
家に中にはかっこいい男の人が居た。
「どうしてこんな所に?近くに里があるのに」
「里があるのかい?僕は最近この辺に来たからよく分かんないだよね。それでその里は今どんな感じだい?...って立ち話じゃなくて座った方がいいよね。ここに座ってておくれ今飲み物を持ってくるよ」
そう言って男の人は奥に行ってしまった。やる事ないからとりあえず座った方がいいよね。
すこし待つと男の人が戻って来た。
「僕の名前はブルートって言うんだよ」
「私はノエルよ」
「ノエルちゃんね。それで里は今どんな感じだい?」
ブルートさんが赤い飲み物を飲みながら聞いてくる。自分が飲んでるんだから毒は入ってないわよね。
まぁ、死んでも生き返れるからいいか。飲み物を飲んだけど特に何も起きないわね。
「不思議な味ですね。それで里は結構栄えてそうでしたよ」
「そうかい、クククッ...あまり知らない人から出されたものを飲まない方が良いよ。それは僕の血なんだよ、だから君はもう僕の物だ!」
え?特に何も無いけど...。って阿呆けてる場合じゃないか、明らかに敵だよね。
「一体何をしたの?『識別』」
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個体名:ブルート
種族名:ヴァンパイア¦Lv10
HP700/700
スキル
《吸血》《血液操作》《眷属化》《闇魔法》
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いつもと《識別》の結果が違う、頭の良い亜人系は名前を持っているって事かな?
「はっはっはっ、僕の『眷属化』でお前は俺の命令しか聞けなくなったんだ。今お前が動けない理由はそういう事だ」
え〜と普通に動けそうなんですけどもしかしてプレイヤーだからか。プレイヤーが自由に行動出来なくなるなんてゲームとして駄目だからね。
ちゃっちゃと終わらせてやるわ!
「『ホーリーウェーブ』『ホーリーランス』」
「グハッ!な、何故《眷属化》がきいていないのだ?」
「教える訳ないでしょ!とっとと死になさい『ホーリーウェーブ』『ホーリーランス』」
「どうして...。」
プルードは光の粒子のなって消えていった。
「やっぱり弱点属性の魔法使うと楽でいいわね」
〔レベルが10になったので、進化出来るようになりました。次の中から進化先を選んで下さい。〕
やった!初めての進化だ、どんな感じなんだろう?
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鬼人
INTとMIDがとても低い代わりにSTRとVITがとても高い。
種族スキルは《狂化》《打撃強化》
吸血鬼
全体的にステータスが高いが、日光を浴びるとダメージを受ける。
種族スキルは《吸血》《鮮血魔法》《夜の支配者》
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これはもう一択でしょ。魔法職なのに鬼人に進化するのは有り得ないし、吸血鬼に進化するわ。
あとなんか普通に強そうだし...。多分さっきブルートさんが私に血を飲ませたから進化先に吸血鬼が出たんだよね。ブルートさんありがとうございます。
「じゃあ、吸血鬼に進化っと」
その瞬間、私の視界が白い光に包まれた。
しばらくすると光がおさまり、視界が戻ってきた。
「ん?今のが進化かな?てか姿どうなったんだろう」
鏡が無いから自分の姿がどうなっているか分からないし、エルフの里に戻るとしますか。
エルフの里に戻る途中、何度もオークが現れたが特に時間もかからずに里に戻ってこれた。
「いや〜吸血鬼強いわね。オークが魔法一発で倒せるし、帰る時に走ったけどものすごく速くなってたわ。」
進化した状態でどの位戦えるか知りたかったが、もう23時だったので、里の宿をとってログアウトした。