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深淵使いのロールプレイ日和  作者: ニィー太郎
第一章・誘うは地の底、這いよれ混沌
8/12

ボコボコのギッタンギッタン

あれからどの位時間がたっただろうか。少なくとも一時間は戦っている気がする。しかし、ハイトレントとの戦いはまだ続いていた。


「ラァ!」

「ふん!っと危ないな!」

「『ダークランス』よそ見しないでよね」


その原因はハイトレントの《光合成》である。

ノエルが魔法でダメージを与えても回復されハイトレントのHPは四割までしか減っていなかった。このままいけば、ノエルのMPポーションが先に尽き負けてしまう。なのでこの状況を打破する必要があった。


実はハイトレントとノエルの相性は結構悪いのだ。AMOでは属性に有利不利があり、火には水、水には風など色々ある。前にも話したが火と水のように属性に有利不利がある魔法を一緒に持っていると不利となる魔法のMP消費が倍になるという事がある。なのでMP管理が大変なのだが、解決方法があり、ボス戦などの重要な場面では有利となる魔法だけを使えばMP管理が楽になるのだが、しかしノエルの持つ闇と聖はお互い不利となる魔法なのだ。つまり、ノエルはハイトレントのような持久戦をする相手にはめっぽう弱いのだ。


「『ホーリーレイ』マンモ酢さん!何か策は無いですか?」

「ラァァァァ!」

「ぐっ!あとどの位魔法を使い続けられるのだ?」

「あと三十分位です。『ダークバースト』」

「ふむ。それなら三十分間温存するのだ!そうすれば勝機が来る!」

「了解です!『シャドウランス』」


あと三十分で何故勝機が来るのかは分からないがマンモ酢さんを信じよう。幸いな事にマンモ酢さんがヘイトを買ってくれているので私のHPポーションはまだまだある。だからヘイト管理とMP管理をしっかり意識すれば問題はない!


あれからちょうど三十分が経過し空が茜色に染まり始めた時それは起こった。


「あれ?ハイトレントのHPが回復しなくなっているわ。どうして...。」

「それは後で教えてやる。今はこの戦いに集中するぞ!」

「分かったわ、さぁ行くわよ!『ダークバースト』『ダークランス』『ホーリーレイ』『ホーリーランス』」

「ラァ!?」


回復しなくなったハイトレントなど恐るるにたらないわ!MPを全て使って魔法を放つ。


「『ダークバースト』『ホーリーレイ』『ダークランス』『ホーリーウェーブ』」

「ラァ!?ラァァァァ!」


ハイトレントのHPが残り一割をきり、あと一撃で倒せるという時最後のいたちっぺとばかりにノエルに向かって根が伸びてゆく。


「ふん!我が居ながらノエルに攻撃する事が出来ると思うのか?」


しかし、マンモ酢が割って入る。


「ありがとう!『ダークバースト』」

「ラァ...。」


最後の足掻きも虚しくハイトレントは光の粒子となっていく。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔ワールドアナウンス〕

たった今、南の森のフィールドボス〝ハイトレント〟がパーティー名:伐採じゃ〜のマンモ酢、ノエルによって倒されました。それに伴いハイトレントが弱体化されました。今後もAMOをよろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ふぅ〜疲れたーでもこれでスッキリしたわ!

しかもレベルも上がったしワールドアナウンスにも名前が載ったから真理も驚いてるだろうな〜。


「お疲れ様でした。マンモ酢さんのおかげですね」

「お疲れ様です。むしろノエルさんが居なかったら倒せてないですよ」


あれ?マンモ酢さんロールプレイしなくなっちゃった。カッコよかったのになー。


「でもどうして急にハイトレントは回復しなくなったんですか?」

「奴の《光合成》は日の光を浴びていないと発動しないのだ。だから回復しなくなったという訳だ」


いつの間にかロールプレイ状態に戻ってた!


「なるほどそういう事でしたか」

「ところでノエルはこの後する事はあるか?」

「特に無いので先に進みたいですね」

「そうか、では行くぞ!」


いざ先へ進もうとするとインフォが鳴った。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔ワールドアナウンス〕

たった今、西の沼地のフィールドボス〝ポイズンフロッグ〟がパーティー名:紳士の集いのマセタロウ、デカパイン、ヒンヌー教祖、ゴントーム、G・ゲイン・Lによって倒されました。それに伴いポイズンフロッグが弱体化されました。今後もAMOをよろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


へぇー何か凄い名前の人達が西の沼地を攻略したんだね。あんな名前でどこが紳士なんだろう?


「彼らも攻略出来たのか、変な噂しか聞いたことないが一応戦えるのか」

「変な噂って...。まぁ気を取り直して行きますか」

「うむ、では先へ進むとするか」


するとポンッと音がなる。あれ?デジャブ...。この音はインフォだよね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔ワールドアナウンス〕

たった今、プレイヤーの中で初めてユニーククエストをクリアした方が現れたのでクエストの種類をヘルプに追加しましたので確認をしてください。今後もAMOをよろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


わぁーい情報いっぱいだー。てか本当に先に進ませてよ!まぁ、確認するけどさ。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

[クエスト]

発注方法:ギルドやNPCから発注または発生するする。

説明:毎日一回発注する事が出来るクエスト。

報酬:モネや消耗品など。


説明し忘れてたけれどこのゲームの通貨はモネって言うんだよね。うん、本当に忘れてた。



[イベントクエスト]

発注方法:イベントの時に発生する。

説明:イベント限定のクエスト。

報酬:??


イベントかぁ〜第一回はどんなのが来るんだろう



[ワールドクエスト]

発注方法:強制的に発生し参加させられる。

説明:クエストの結果によって今後のゲームの進行に関わっているクエスト。

報酬:??


これって所謂レイドボスって奴かな?



[ユニーククエスト]

発注方法:特定のNPCに話し掛ける。

説明:少し難しい分クリアすると戦力強化する事が出来る隠しクエスト。

報酬:ユニークスキル(上級スキル)や装備など。

注意:同じクエストは二度と発生しない。


AMOでは初級スキルから中級スキルまでは進化させる事が出来るけどそれ以上は進化しないって聞いた事がある。つまり、上級スキルを手に入れる為にはユニーククエストをクリアするか特殊条件を満たさないといけないのか。大変だね...。



[エクストラクエスト]

発注方法:??

説明:ゲーム内で一番数が少ない高難易度クエスト。

報酬:エクストラスキル(最上級スキル)と装備など。

注意:同じクエストは二度と発生しない。


最上級スキルって初めて聞いたわね。こういうクエストって大体難しいよね。でも隠しクエストって憧れるわね。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「中々進めないですね...。」

「ははは...。気を取り直して行くか」


マンモ酢さんは進みながら掲示板で情報を仕入れてたみたいだ。マンモ酢さんによると今回ユニーククエストをクリアしたのは神狼の爪痕ってパーティーらしい。確か東の平原を攻略した人達だった気がする。



-----------------------------数分後-----------------------------


さぁやって参りました。第二の街その名はエルフの里でした。でも大丈夫かな?エルフって大体人間の事嫌いだった気がするけど...。


「ノエルさん、私はエルフの里で情報収集しますけど貴方はどうしますか?」

「うーん...。私はフィールドに出て何かしようかな」

「そうですか、ではここでお別れですね。また今度会いましょう!」


そう言ってマンモ酢さんは里の中に入って行く。しかし、別れる前に聞いておきたい事があった。


「あの!マンモ酢さん」

「はい、何でしょうか?」

「ロールプレイのコツってありますか?」

「コツですか...。特に無いですけど、強いて言うならプレイスタイルに合ったロールプレイが好ましいですね。まぁ、一番大事なのはしたいっていう気持ちですけど」

「気持ちですか...。分かりました、今日はありがとうございました」


こうしてマンモ酢さんと別れた。

まだどのようなロールプレイがしたいか決まってないけど、いつかしてみたいな。

さてこれからどうするかしら。





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