激戦!オーガ
戦闘シーンの描写って難しいですね
先程ワールドアナウンスによって北の鉱山のフィールドボスが討伐された事が判明した。
「フィールドボスか、多分この南の森にも居るんだよね?だったらレベル上げをして挑んでみよ!」
その後ノエルはワザとゴブリンに仲間を呼ばせて、討伐をするという行為を繰り返していた。一歩間違えたら自滅行為なのだが、ノエルのプレイヤースキルが案外高かったため安定してレベル上げを行えていた。
-----------------------------数時間後---------------------------
「ふぅー、とりあえずこんな感じかな?とりあえずステータス見てみようかな、ステータスオープン!...。ふーんまあまあかな?レベルアップしたおかげでSPが増えてるからスキルなんか取ってみようかな」
数時間のレベル上げとスキルを取った結果のステータスがこれである。
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プレイヤー名:ノエル¦性別:女
種族:変化人¦職業:冒険者
Lv8
HP:290/290(+120)¦MP:180/180(+10)
STR:17
VIT:17
AGI:17
DEX:17
INT:29(+12)
MID:29(+12)
LUK:17
スキル
《杖術Lv2》《影魔法Lv9》《光魔法Lv9》
《MP自然大回復Lv1》《HP大上昇Lv1》
《INT大上昇Lv1》《MID大上昇Lv1》《鑑定Lv13》《MP上昇Lv1》《識別Lv1》《魔力操作Lv1》
()内の数値はスキルや装備等による上昇値である
SP:4
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レベル上げの途中で《棒術》と《MP自然回復》、《HP上昇》、《INT上昇》、《MID上昇》が進化可能になっていたので進化させた。あともう少しで《影魔法》と《光魔法》が進化出来るのでもうちょっとレベル上げをしようと歩き始めた途端に目の前からゴブリンより二回り大きく、角を生やしたモンスターが現れた。
「うん?見た事無いモンスターだね『識別』っ
と!」
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モンスター名:オーガ¦Lv??
HP1000/1000
スキル
《STR大上昇》《打撃強化》《狂化》《HP自然回復》
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「むっ!レベルが見えないって事は格上か。でもなんでこんな初期フィールドに居るんだろう?」
この時ノエルはまだ気づいていないが、フィールドモンスターには様々な種類があり、スポーンしてからその場を動かない〝固定型〟
スポーンしてからそのフィールド内を自由に動き回るのが〝徘徊型〟
そして今回の様な特殊な条件によってスポーンする〝特殊誕生型〟がある。特殊誕生型は他のモンスターと比べ強いので所謂お仕置モンスターと呼ばれている奴である。
「グガッ!」
「うわっ!危ないなー、くらえ『ライトアロー』」
オーガが接近しながら大振りな攻撃をしてきたので、すぐさま横に避け魔法を唱える。ちなみに魔法系のレベルが上がっている為、『ライトアロー』の他にも使える魔法が増えているのである。
「グガァ!」
「なっ!ぐっ...。」
しかしノエルの放った『ライトアロー』はオーガによる腕の一振りで掻き消えてしまった。さらに反撃も受けてしまい一撃でHPが三割も持っていかれてしまった。
「一撃が重すぎるわよ!こうなったら私も高火力な魔法当ててやるわ!『ライトバインド』『シャドウバインド』」
「ガァ!?」
光と影の輪がオーガを捉え、一時的な無力化に成功した。そんな隙をノエルが見逃すはずも無く。
「いくわよ!『ライトランス』『シャドウランス』『ライトアロー』『シャドウアロー』『ライトボール』『シャドウボール』」
「グガァ!!!」
魔法を全て放ち終え、急いでMPポーションを飲む。これで倒れてくれるとありがたいななんて考えながら《識別》するとオーガの体力は残り二割程残っていた。これなら倒しきれると思った時、
「グガァァァ!!」
「うっ...。何?」
オーガが体の周りに赤いオーラが纏い始める。
「あれが《狂化》だね!」
「グガァッ!」
「くっ『ライトシールド』!」
狂化によりオーガがパワーアップされ一瞬で距離を詰められ蹴りをもらいそうになるがギリギリ防御が間に合う。
「『シャドウランス』、がはっ!」
「グガァ!?グルガァ!」
互いにダメージを受け、残りのHPが1割をきる。
「これで終わりよ!『シャドウランス』」
ノエルが放った魔法はオーガが横に回避した事によって当たらないと思われていた。
しかし...。
「甘いわ!」
「グガァ!?グルガァ...。」
『シャドウランス』は突然軌道を変え、オーガに命中しオーガは光の粒子となった。
「ふぅー、《魔力操作》があって良かったわね。あっ!やったードロップがある!『鑑定』」
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オーガの角
レア度:4
説明:オーガに生えている角
オーガの皮
レア度:3
説明:オーガの体を覆っている皮膚
オーガの牙
レア度:4
説明:オーガの口に生えている牙
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確かAMOではレア度が10まであって現段階で見つけた最高レアは5って真理が言ってたから、中々良い素材かもしれないな。やったね!
「あれ?レベルアップは無いのか...。残念」
アイテムを整理しながら、そんな事を言っていたらインフォが何回か鳴った。
「うわっ!びっくりした、順番に見ていこうかな」
〔条件を満たしたので称号:鬼の盟友を取得しました〕
「え?何でオーガ倒しちゃったよ?」
オーガは基本的に戦闘狂である。そんなオーガが自身と対等に戦った相手がいれば勝手に盟友扱いなのだ。
「まあ、よく分かんないけどいいや次を見よう」
〔《光魔法》と《影魔法》のスキルレベルが最大になった為、条件を満たし《空間魔法》が取得可能になりました〕
「空間魔法?何だろうそれ、詳細を見るか」
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《空間魔法》
説明:空間を操る事が出来る魔法
効果:空間魔法に対する適正と耐性を得ます
注意:《空間魔法》を取得すると《光魔法》《影魔法》を進化させる事が出来なくなります
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「う~ん、私は光と影を極めたいから《空間魔法》は取らなくて良いかな。とりあえずスキルを進化させるか」
《光魔法》→《聖魔法》
《影魔法》→《闇魔法》
無事スキルを進化させる事が出来た。
「さてさて最後のインフォを確認しよう」
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〔ワールドアナウンス〕
たった今、東の平原のフィールドボス〝プレーンウルフ〟がパーティー名神狼の爪痕のメンバー:フェンリル、ハティ、アセナ、スコル、マーナガルム、マルコシアスによって倒されました。それに伴いプレーンウルフが弱体化されました。今後もAMOをよろしくお願いします。
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