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葉隠さんはⅡ面鏡  作者: 井黒薯蕷
1/1

合わせ鏡

僕の彼女は

学級委員長 人当たり良し 美人

成績優秀 スポーツ万能


の 完璧人間


クラスでも 大勢に囲まれ

満面の笑みで 毎日を過ごし


『 どうした隼人〜? そんなに葉隠さんを

凝視してw』


それとは 対極に

僕は 友達にからかわれながら クラスの

端でボーッとしている


クラスの皆、先生からの信頼も厚く

完璧に学級委員長の仕事をこなしている彼女


だが

放課後 クラスで 2人きりになると 葉隠さんの

もう1つの顔が浮かび上がる


『 はぁ〜疲れた』

『学級委員の仕事はまた明日やろ〜っと』


僕と話す時だけ 葉隠さんは

何かと適当になり 自堕落な性格になる。


それが本当の葉隠さんなのかもしれない


彼女の笑顔が飛び交う中


それでも 僕は

『スポーツ万能 成績優秀 の葉隠さんが

こんな僕と付き合っていて良いのか』


といつも思う..


『 どうしたの?悩み事?』


カーテンが秋風に揺れ ふと目を開けると

クラスでは見せない

ニヤッと優しく笑った 葉隠さんの姿があった


やっぱり 僕は 彼女が大好きだ_

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