ユニセックス・アモーレ香り
「俺のシャンプーとトリートメント使って?」と言われて、普段はバラバラなのに、その日はそうした。
彼は香り入りのモノを、私は無香料モノを使っている。
久しぶりにベッドを共にする日、、、特別なことなんて何もしない。
燃え上がる情熱なんて何も無くて、でも、同じ香りをまとって2人で寝るだけで幸せだ。
何度も、真夜中に、ギュッと時に強く、時に優しく抱かれ、その度に香りが揺れる。
今から20年程前、ユニセックスな香りがとても流行った。
恋人とシェアしてる人達の、結婚・同棲の早かったこと。
美容家である齋藤薫さんの著書「美容の天才365日」にも、「香りの結婚 香りにおける究極の〃相性〃を考える。」という文がある。
冒頭の彼は、勿論、この本の存在は知らない。
たまたまのことだった。
私の朝の目覚めは、格別だった。
穏やかな時間が広がっていた。
エッセイ風にまとめてみましたが、下手な文章・表現力でゴメンナサイ。