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閑話 ダンボール戦記

・ロイド君が自分語りしてる時の王太子のお話。

・……お話?

・短いです。

・雑。


 むかしむかしあるところに、へっぽこ王太子がおりました。

 そしてそいつは今私の視界を右往左往しています。

 その後ろには何やら鎧をがっしゃんがっしゃんさせながらへっぽこを追いかける騎士が五人ほど。

 何と言うべきか、いたちごっことはこのことでしょう。


 がんばれーって感じ。

 鎧のハンデがあるとはいえ、騎士相手に未だ捕まっていないのは評価に値します。

 あと十分逃げ切れれば合格なのですが、ちょっと無理っぽい。


 惜しい人材を亡くしました……。












 いや嘘です。さすがに助けます。

 無意識かつナチュラルに見捨てようとしましたが、冗談です。

 いやぁ……危なかった……。


「おい」

「え?」


 なにを素っ頓狂な顔をしているのでしょうか。

 はいどーん。そしてぴょーん。




 ***




「こっちにはいない、そっちはどうだ!?」

「こっちもだ、お前はどうだ!」

「畜生ダメだ! ダンボールしかねぇ!」

「そうなんだぜ! 子供一人がすっぽりと収まりそうなちょうど良いサイズのダンボールがぽつんと置いてあるだけなんだぜ!」

「ああ、城の廊下のど真ん中に堂々とダンボールが鎮座してるだけで、ガキはいねぇ」

「くそっ! あのガキどこ行きやがった!?」


 …………馬鹿なんですかね?


「俺は右を探す! お前たちは左を探せ!」

「アイアイサー!」

「任務了解!」

「すっぞおらー!」


 馬鹿ですよね?


「我が疾走は星のように」

「容赦なく王国を轢き潰す」

「命懸けで突っ走れ」

「行くぞ」

「……いや、あのダンボールの中でしょ」


 あ、まともな人いた。


「「「「それだー!」」」」


 お前らは馬鹿です。


「うぇ!? ばれた!?」


 いやそりゃばれるでしょ。


「「「「「そこかー!!!」」」」」


 そうだよ。


「はいじゃー後ろ、失礼しまーす」


 天井裏からスーパーヒーロー着地。


「「「「「え?」」」」」


 麻痺針ぶっしゃー。


「「「「「グワーッ!」」」」」




 ***




 なんてことがあった。


 雑?

 知らん。


「おいへっぽこ」

「へっぽこ!?」

「へっぽこだろう」

「……………はい」

「何があった?」

「はい、その──」


 ……ほぉ?


・誠に申し訳ございませんでした。

・次話の投稿と共に消します。

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