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放送席のペンサコーラさん

・短いです。

・今後、ページをめくるのに似た感覚が欲しいので一話一話が短くなるかもしれません。

・FGOめっちゃ楽しかったです。

・許さんぞ虚淵。

・馬刺し川光の衝撃。


 さぁさぁいよいよ始まりました、大陸の覇権を賭けた四強同士の対決。

 帝国VS王国の世紀の一戦が遂に開幕です。

 実況は私、毎日定時で帰る女ことペンサコーラが。

 解説はこの人、百遍死んで百遍地獄に行って欲しい男ランキング堂々殿堂入りのこいつ、エンタープライズ社長でお送りしていきたいと思います。


「俺いるか?」


 死んだ方が世の為です。


「そこまでは聞いてねぇよ」


 はい死ねー。私の給料返せー。

 もとい。

 さて、帝国による王国への宣戦布告から数日が経ちました。

 攻める帝国、守る王国、およそ十年ぶりのマッチングとなりますが前回とは攻守が逆となっています。

 社長、どうご覧になりますか。


「そうだな。帝国としては国土に隣接しているアブソルート侯爵家領は王国を攻める上で最初の関門、避けて通れるものではない。……先王の時代は幾度も戦争を繰り返していたらしいが、帝国側は結局一度もアブソルート領を侵すことはできなかった。精強なアブソルート侯爵家騎士団と、難攻不落の要衝である陽平関にその都度、無様にも跳ね返され撤退を余儀なくされた訳だな」


 今回の舞台もその陽平関、既に王国東部の貴族がアブソルート名の下に各々が手勢を引き連れて集結、総勢一万五千の兵が防備を固めています。

 対する帝国側の兵力はおよそ四万。通常城攻めには守備側の三倍の兵力が必要と言われていますので単純計算で陽兵関は陥落しないことになります。


「そう簡単な話じゃねぇけどな」


 うるせぇ黙ってろ。


「おい」


 給料返せ。

 もとい。それはそうとスターティングオーダーの発表です。

 まずは王国軍を率いる監とk──指揮官は侯爵家領の南に領地を持つモルドリエ伯爵。

 御年五十二歳。アブソルート侯爵の古くからの友人で普段は気の良いおじさんですが、職務に誠実、基本に忠実、確実で堅実な戦い方をする古強者です。

 今回の戦争については「勝ちに来た」とベテランは気合十分。

 続いて選手の紹介です。


 一番センター:マルセロ・バルトマン アブソルート侯爵家所属

 騎士団二人の副団長の内頭脳担当。個人的武勇は並だが、指揮能力に優れ武勇一辺倒のハンス騎士団長やゾズマ・グラディオンをよくサポートしているいぶし銀。率いる兵は千。


 二番サード:ラウル・フィニ フィニ男爵家所属

 フィニ男爵家の若き当主。短慮な性格だが勇猛果敢で人望もある。率いる兵は二千。


 三番キャッチャー:ガウ・マイルスジャック マイルスジャック伯爵家所属

 最年長六十八歳。家督は既に息子に譲ってはいるが老いて益々盛んな名伯楽。

 強権強打の凄い奴。率いる兵は三千。


 四番ファースト:アルフレッド・バルザック バルザック子爵家所属

 王国軍の主砲。領地が海に面し長らく海賊との戦いに明け暮れていたバルザック家には歴戦の猛者が集い、陸でもその強さは健在。その練度と経験値はアブソルート家に勝るとも劣らない。率いる兵は三千。


 飽きたので以下省略。だいたいいろんなところから寄せ集めで二千ぐらい。


 王国の切り札ハンス騎士団長は後方の砦にて三千の騎兵を連れて待機中。

 反撃時の先鋒、または帝国軍が行軍の無理を承知で陽兵関を避けるルートを選択した場合の第二次防衛ラインとしての役割もあり、英気を養っています。


 またアレクサンダー・アブソルート侯爵は戦場にいても何の役に立たないので領地にて缶詰めにされており、その護衛にゾズマ・グラディオンとルドルフ・シュタイナーに加え百の騎士があたっています。


 全体の士気は上々。

 当面の方針としては陽兵関の地の利を活かして陣地防御を徹底し、王都からの援軍が来るまでの時間稼ぎ狙い、そして到着次第、ハンス騎士団長の突破力を主軸にした反攻作戦の実行が大まかな流れと思われます。

 解説の社長は王国軍の状態をお考えですか?


「大怪我だけは絶対に避ける。という意図が透けて見えるな。ハンスを後方に待機させているのもそうだが援軍の到着まで穴熊を決め込む気満々だ。まあ、それが正しいんだけれど」


 なるほど。特に面白みのない解説、ありがとうございます。とは言いません。

 金寄越せ。


「ちっ」


 続いて帝国軍のスターティングオーダーです。

 四万の軍勢を率いるのは大将軍カシン。元・肉屋から成り上がった一世の雄。

 彼の旗下には帝国三傑と呼ばれるホーセン将軍、ブンエン将軍、コージュン将軍が揃い踏みで、帝国の本気度が見て取れます。

 ちなみに四万という数字は帝国が動かせる兵のほぼ限界で、帝国軍は職業軍人だけで構成されているために数の面ではやや、他国に劣ってはいますが平均練度では群を抜いています。

 ちなみにリットン子爵はどちらにも参陣していません。

 少なくとも、現在は。

 この件について社長の見解は──


「…………」


 ──あいつ帰りやがった……。

 私、この戦争が終わったら、退職するんだ……。

 そろそろ余生を遊んで暮らせるお金貯まりそうなので。

 はい。死亡フラグって言うな。


 ということでまあ、このような状況下。

 戦いの火蓋が今、切って落とされようとしています。

 ……あれ? 戦いの火蓋が切られようとしていますの方が正しいんですっけ。

 まあいいか。


 激戦必至のこの対決、いったい勝つのはどちらか。

 要注目です。

































 なんちゃって、ね。


・ハンスさんの強さは項羽ぐらいです。(会稽零式は関係ない)

・呂布と張遼と高順がいれば無敵な気がします。


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