まりささん
遅れてすいません。
れみりゃ目線…
「まりささん、早く教えてくださいなんだどー♪」
「ふらんにも〜♪」
ま「わかったのぜ。まずは、おうちの作り方なのぜ。あの大きいダンボールの中に、小さいダンボールや、タオル、木の枝、大きい葉っぱとかが入っているのぜ。小さいダンボールは2個で、それ以外のものは1個ずつ持ってくるのぜ。」
「わかったんだどー♪」
「ふらんも〜♪」
走って材料を取りにいく。
この距離なら一瞬で済んだ。
「とってきたんだどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「そうしたら、ダンボールを重ねるのぜ。そうした方があまり寒くないのぜ。」
「わかったどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「次は、タオルを隅に置くのぜ。」
「わかったどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「次は、………」
***
「ふぅ、ふぅ、終わったどー♪つ、疲れた…どー………」
「ふ、ふらんも~…」
終わったころには、日が暮れていた。
ま「ふたゆんとも、よく頑張ったのぜ。入居祝いにまりさがごはんを狩りに行ってくるから、休んでていいのぜ。」
「ふぅ、わかったどー♪」
「ふらんも~♪ゆぅ…」
***
ま「帰ったのぜー」
「まってたどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「ふふっ、もう元気なのぜ?」
「そんなことないどー♪」
「ふらんも~♪」
こうして、まりささんとれみりゃとふらんは、楽しい夜を過ごした。
楽しくて、気付いたらいつの間にか寝ていた。
朝起きたら、まりささんは居なくなっていた。
受付の仕事をしに戻ったらしい。
今日も、まりささんはれみりゃとふらんに生活の基本を教えに来るらしい。
?「来たのぜー!」
すらっとした体、人間のような手足、さらさらの金髪の髪…。
まりささんだ。
「うー☆待ってたんだどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「それはごめんなのぜ。じゃあ、最初は…体洗いについて説明するのぜ。」
「体洗い…?どうやってやるんだどー?」
「ふ、ふらんも~わかんない…」
ま「簡単なのぜ。家にある葉っぱを、体に擦り付けるだけなのぜ。」
「うー…なるほどーわかったんだどー♪」
「ふらんもー♪」
ま「ふたゆんとも飲み込みが早くて助かるのぜ。次は、料理の作り方なのぜ。これは実践してみるのぜ。」
「が、がんばるどー…」
「ふらんもー♪」
ま「まずは、木の実やキノコ…あ、れみりゃ達ならそこの水槽の野良ゆも狩れるのぜ。」
群れの敷地内に水槽があり、そこにはゆっくりが入っている。防音水槽のため、ゆっくりが騒いでも全く聞こえない。入っているゆっくりは全てここで産まれたゲスだ。
なぜそんなものがあるかというと、群れに住む捕食種が「狩る」という本能を忘れないようにするためだ。ちなみに、れみりゃとふらんは「ゲスは食べてもいい」と躾されている。
「わかったどー♪」
「ふらんも~♪」
***
「取ってきたんだどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「そうしたら、火をつけるのぜ。大きいダンボールの中の新聞紙と木の棒を置いて、このライターで火をつけたらできるのぜ。危ないから、気を付けてやるのぜ。」
「やってみるんだどー♪」
「ふらんも~♪」
ボォッ…
見事に、火がついた。
ま「次は、このお皿さんに、木の実やキノコを入れるのぜ。」
「できたどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「そうしたら、具材が焼けるまで待つのぜ。待っている間に、野良ゆの料理なのぜ。このボオルにゆっくりを入れてすりつぶすのぜ。その後、丸めてお団子にするのぜ。」
***
「できたどー♪」
「ふらんも~♪」
ま「よし、そろそろ具材が焼けたようなのぜ。お皿に具材を乗せて、火を消したら、完成なのぜ。火は、池の水をバケツですくって火にかけて消すのぜ。」
「やってみるどー♪」
「ふらんも~♪」
***
全「かーんせーい!!」
料理が完成した。
ま「さ、食べてみるのぜ。」
パクッ
「………ゴックン…しあわせぇー!!」
「……ゴックン…ふらんもぉ~!!」
ま「料理もちゃんとできたし、もう教えることはないのぜ。」
まりささんはそういうと、立ち上がった。
「また来るのぜー!!」
「まりささん、また来てほしいんだどー♪いろいろとありがとうなんだどー♪」
「ふーらーんーもぉ~♪」
れみりゃ目線終わり
ま「このふたゆんは、すごいのぜ。」
まりさは、そう呟いて小屋に帰った。仕事を再開しなくては…
ま「あの群れは、きっと有名な群れになるのぜ。」
約1700字!結構書きましたぁ…
次も多分遅れます!ゆっくり待っててね。