ギャップ?
むむ…9時30分…まぁいい感じの時間かな…?眠気も無いし
ん?お。目の下の隈が消えてる…ふーむ。自分の顔だけど、この普通の顔は暫く見てなかったかもしれない。いっつも隈が居座ってたからなぁ…
よし、じゃあ着替えて用意しますか。
お金は…いいや!多めに持っていこう!余ったら同人誌につぎ込んでやるっ!
…それに、まだまだお金はあるしね…僕って結構お金持ち?
僕って言うか、両親がめちゃくちゃ稼いでるんだよなぁ。男の頃はそうでもなかった覚えがあるんだけど…まぁ、いいか。家有り金有りゲーム有り親無しとか最高だよね!
おっと。用意しないと遅れてしまう…
…その前にちょっとゲームしよ。30分早く起きたしいいよね…
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…さて、待ち合わせ場所に着いた訳ですが…
…居ないじゃないか。何処にも…改札前って言ってたよね?
あ、メッセージ来てた。
『本屋の所に居るからね!(*^_^*)』
…ふーん。じゃあこっちか。
さて、何処に居るのかな?というか、河内の私服なんぞ見たことないから分からん。1人1人の顔を覗き込んで廻れとでも?
…めんどくさいなぁ。帰っちゃおうかなぁ。
そうもいかないか。…あ、これ新刊出てたんだ…いくらだろ?
…ふむ。買っちゃおうかな?いやでもアニメブックスに置いてあったらそっちで買った方がいいよね。ポイントカードあるし…
うーん?まぁ…今から大宮行くんだし、見てくればいいか。
おっと。探さなくちゃいけないんだった。…人増えたな…探すのめんどくさい…よし。
『跳ねろ』
『えぇっ!?∑(゜Д゜)』
『跳ねろって。』
『ラジャ…』
さて、あとは本屋でピョンピョンしてる変な奴を探せばいいか。
…本屋でピョンピョンしてる奴に話しかけなきゃいけないのか…やだな、それ。
さて、跳ねてる奴はっと…あ、居た。マジで跳ねてる。周りからすっごい不審な目で見られてる。可哀想…僕なら死ぬね。あんな目で見られたら、…あ、顔真っ赤。そりゃそうか!
ちょっとムービー起動させて…
うぃんうぃん。
うん。いい動画が撮れたね!よし、行ってあげよう。
「やぁ」
「うぅ…やっと来てくれた…恥ずかしかっ……誰っ!?」
………あれ?僕の記憶ではこの顔が河内なんだけど…あれっ?誰ってなに?え?
「自分から約束しといて誰とはなんだ。」
「その不機嫌そうな声はかわゆ!…え?でも…え?」
『かわゆ』って僕だろうか。…まぁ、もうそれでいっか…
「何か問題でも?」
「問題って言うか…かわゆってそんなに可愛かったの…?」
失礼な奴だな。
「意味がわからないぞ」
「だって…うわぁ…アイドルとかに居てもおかしくない顔…隈が無いとそんなに…」
「そんなに違うかね?」
「だって…かわゆは…なんて言うか…いつも下向いてるし声小さめだし目の下に隈あるしいつも不機嫌そうだし…なんか暗い人だなぁって感じなのに…何そのパーフェクトフェイス!?」
…褒められてるんだろうか。貶されてるんだろうか。…多分、貶されてるな。よし
グリグリグリ
「誰が暗い人だって?」
「ごめんなさいっ!」
まさかそんな風に見られてたとは…
「…ちょっとそこの喫茶店行こ?かわゆ!」
「はいはい。」
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ジュー。
コーヒーばっかじゃないかこの店。僕コーヒーは苦いから好きじゃないんだ…だからこういう店では大体オレンジジュースなんだよ…
今回も例に漏れずだよ。オレンジジュース美味しいです。
「……で?なんで目の下に隈なんて作ってるの?」
「ちょっといみがわからない」
なんだその僕が隈作りたくて作ってるみたいな言い草は。あれは自然に出来るんだよ!
「なんで早く寝ないの!」
「この世の中には面白い動画やゲームが山程溢れててね?」
「御託は結構。…かわゆ…あなた今日から10時30分には寝なさい。」
「やだ。」
「…明日隈作ってきたら怒るからね!」
なんでだよ。そんな理不尽な怒られ方があるか!大体なんでお前にそんな事言われなきゃならんのだ…僕の体は僕のもの。僕の自由にする!
「別にどうでもいいじゃないか。」
「よくなーい!そういうのを宝の持ち腐れって言うの!どんどん表に出していかなきゃ勿体無いじゃないの!」
「……はいはい」
「…聞いてないな…」
「別に私の顔がどうだろうと河内には関係無いと思うんだけど」
なんで僕の周りには、母親は居ないのに母親もどきが2人も居るんだ…
「そうだけど…きっとその顔で行けばクラスの皆が驚くわ!今かわゆを根暗とか氷女とか言ってる奴らだってきっと…!」
ほー。僕は根暗って言われてるのか。そうかいそうかい
だからなんだね。言われ慣れたわそんな言葉。
…でもまぁ、そういうことか…
「…ふふ。私を心配してくれるんだ?優しいね河内は…でも、私は周りの評価なんてどうでもいいんだよ…なんて言われようと気にならないし」
「ダメだよっ!今はそうでも…言われ続けるのって、辛いんだよ…?」
ふーん。なるほどなるほど。ほうほう。納得僕の推理は間違ってなかったみたいだね。
ま、言わなくていいか
「舐めないでよ。私はそんな事、小学六年生の頃から言われてるんだ。今更気にならないさ」
「…そう。…なら、いいけど……す・・・」
最後の方聞き取れなかったな。なんて言ったんだろ
ジュッ…
おや、オレンジジュースが…
「そろそろ出ないかい?オレンジジュースがなくなっちゃったしさ。」
「…そうだね!よし!大宮に向かってGO!」
あーうるさい。ここは店内だぞ…
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がたんごとん
「ねーねー。かわゆってさ、痴漢にあったことある?」
なんだその話題は。周りの人ギョッとしてるぞ。
「…ない」
「そうなんだ…私も無いんだよね。満員電車に乗ったらされるのかなって思ってたんだけど…魅力ないのかな?私」
「なんで痴漢されたがってるんだ。冤罪とかで大変な人だって居るんだよ」
「まぁそうなんだけどさ…でもなんか…下着泥棒に両隣の家は下着取られたのに私の家は無事…みたいな、そんな気分になるんだよね」
「わかりにくい例えだ。河内は魅力的だ。気にする事はない」
「そうかな…?よし!もっと魅力を磨くぞー!」
「やかましい!電車内だ!」
ゴン!
「痛ぁ…」
「ったく。」
こいつの性格がいまいち掴めないなぁ…触られたいとか痴女なのかな?
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「大宮に到着!何処行く何処行く?」
「2回繰り返すのはバカなんだってさ、バーカバーカ」
「かわゆも繰り返してるじゃん!」
「今のは大事なことなので(ryだからいいんだ。」
「((かっこ)ryって…なに?」
「以下略って意味だよ。で、何処いくんだい?」
「よし!じゃあ洋服でも見に行こうか!」
「いってらっしゃい」
「一緒に行くのぉ!」
…めんど…
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「これとかどうかな?」
河内が手に持ってるのは白いふわふわしたレースが付いてる服。僕にはそのレースが付いてる意味がわからん。何処かに引っ掛けて破れると思うんだけどな
「これ可愛いと思う?」
「まぁ、いいんじゃない。」
「じゃあこれは?」
黒地に赤いバラの絵がデカデカと…しかもラメでキラキラしてる…!
「ひっじょぉ〜〜にださい!」
「…そう…かなぁ…」
なんで凹んでるんだ。本当にそれを買おうとしてたのか。
「じゃあこれ!」
今度は黄色い短かめのスカート
…?
「上はもういいの?」
「さっきの白いのでいいかなって!で?どう?」
「…いいんじゃないの。」
正直よくわからん。今の僕ってちょっとよくわかんない精神状態だからね…
女の子のパンチラとか見えてもなんとも思わないし、男の全裸見ても特に何も思わないし。
なんというか…どっちにも興奮しないんだよね。これ、思春期の女子としてはどうなんだろう。正常?
だから何が魅力的に見えるかなんて分かりゃしない。
…でも、翔太は何しててもかっこいいよね…
というか、同性だろうと可愛い服は可愛いはずなのに…まったく何も感じない…
…あれ?これってただ単に僕がおしゃれに興味ないだけ…?
「ねぇ、これは?」
「いいんじゃないかな」
「これは?」
「いいんじゃないかな」
「………1足す1は?」
「2なんじゃないかな」
「真面目に聞いてる?」
「いいんじゃないかな」
「聞いてないでしょ!まったくもぅ…」
「ふあぁ…聞いてる聞いてる…で?まだなんか買うの?」
「じゃあ…うーん…どっか行きたいとこある?」
「…じゃー…アニメブックス…」
「いいよ!私そこ好きなんだ!」
「……え?」
意外っ!
マジか。そういうの縁遠い気がするのに…
「さ、いこいこ!」
「うにゅ」
…これは…手間が省けたかな?
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「おお!この同人誌の下巻出てたんだ!これは買いだよ!」
「ほー。私はこれ。…あと、これとこれとこれ…あ、グッズも…」
「結構買うね?」
「買わずに後悔より、買って反省」
「へー…じゃあ私もこれ買っちゃう!」
「あ…それ欲しい…」
「えー?私が先に取ったからなぁ…」
……女子相手に通用するか分からないけど…
「お願い!」
うるうるきらきら。
「…くっ…持ってけ…」
「わーい。…因みにその奥の方にこれと同じのあるから、それ買えば?」
「あっ、本当だ…じゃあなんで私の取ったの!?」
「面白そうだったから」
「お前…」
あ、やっぱあの本こっちにもあった…よし、これもだ。
「ず、随分買うね…」
「お金はある。」
「へぇ…」
…まさか僕と同じレベルだったとはね…まぁ、話が合うって事でいい…かな?
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「いやー…まさかあの後ずっとアニメブックスに居るなんてね…」
「ご、ごめん…」
つい熱が…しくしく。
「いやー!いーよいーよ!楽しかったしね!それに、嬉しかったし!じゃ!また明日ね!」
「うん…ばいばい。」
…ふー。疲れた…
あ、翔太だ。
「おーい!翔太ー!」
「ん?雪か。どこ行ってたんだ?」
「河内と遊びに行ってました!」
「へー。楽しかったか?」
「まぁまぁ。あ、でねでね?僕、なんか早く寝ろって怒られちゃった!…酷いよね!なんで怒るんだよって思わない?」
「…思わない。早く寝ろ」
「翔太が一緒に寝てくれるならすぐ寝れるよ!」
「あーはいはい。」
…結構本気なのに…ていうか、いつものらりくらりと躱しやがって…
「むぅ…お邪魔しまーす!」
「お、おう…」
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「この布団は僕が占領した!返して欲しくば添い寝するのだー!」
「…それ、返ってきてねーじゃん」
「どうでもよかろーなのだぁー!」
「分かったから、帰れ。ほれ。」
「ぴぃー…」
こんな美少女が一緒に寝てやると言っているのに!もー!
…夜ご飯食べて寝ようかな…
いや!動画だ!他人の意見がなんだというんだ!僕は僕の道を行くぞー!
最近面白い動画見つけちゃったしね!さすが人間武器庫…




