「科学国家」ヴィッセンシャフト
↑同国の国旗
「科学国家」ヴィッセンシャフト(独:Wissenschaftsnation Wißen Shaft)
科学国家と名乗るだけあり、科学分野に力を入れている。人間とアンドロイド(1)、クローン(2)、AI(3)が住む。
「北方ドイツ語」(4)を公用語としており、この国のアンドロイド、AIは基本的にこの言語を実装している。第二公用語としてドイツ語も指定されているが、地方では通じにくい。国号や聖書、教会に関わるものなどにはドイツ語が使用されている。(5)
医学分野と宇宙開発分野では世界一であり、早々に他の惑星にコロニー(「Arche Noah」)を形成している。人工知能が発達しており、ほぼ全てのことが自動化されているため、人間とクローンの身体的・精神的能力の退化や肥満も問題となっている。
また、医学の発展によって国民の平均寿命は約200歳となっており、人口増加による都市問題が深刻化している。
註釈
(1)見た目が人間に類似、あるいは同一のロボットである。AIとは異なり、機械学習はせず、定型的な言動しかできない。しかし、稀に人間的情緒を獲得するアンドロイドがおり、ここでは主にそういったアンドロイドを指している。
(2)とある特定個人と同一の遺伝子配列を持ち、同一の身体的特徴を持つ人間のこと。ただ、必ずしもオリジナルと同一の記憶や精神性を持っている必要はなく、単純にオリジナルと同じ肉体を持つ別人である。しかし、指紋認証や瞳孔認証、塩基配列認証といったセキュリティを破られる可能性が双方にあるため、別の種族として扱うことでそのリスクを低減させている。
(3)アンドロイドに対し、機械学習を行い、ある種の精神的成長機能を備えたもの。人間やクローンなどへの擬態を防止するため、ヴィッセンシャフトではAIの外見に対して法的規制を行っている。
(4)ドイツ語から派生した言語。比較的、類似点は多いが、例えば「vo」(ウォ)と「wo」(ヴォ)、「sa」(ザ)と「za」(サ)といった清音と濁音の混同が発音、表記上で見られるほか、ドイツ語は厳格な格変化が特徴であるが、北方ドイツ語ではやや崩れている。
(5)最新のことであっても世界観を演出するため、あえて古めかしい言葉を使用する場合があるように、演出としてドイツを使用することもある。