『ヴァニタス』
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〈概要〉
ホラー小説家のメメント・森が雑誌『キセル』にて、龍和5年7月7日から不定期で連載している短編小説のコーナー、およびそれらをまとめた短編集を指す。
基本的に800文字〜1600文字程度の短編小説であり、ホラー要素が強いが、ホラーだけではなくサスペンスや風刺的な内容が描かれることも多い。
〈フィクション……?〉
これらの短編は「この作品はフィクションです」という文言で締めくくられることが定型となっているが、時折、この文言がない作品がいくつか存在する。
このような作品の発表後、半年以内に作品内の出来事や事件と非常に酷似した事件が発生することがオカルトマニアの中で有名である。
このことから、作者は因果律の操作・未来視を実行できるレベルの超級魔法使い、あるいは4位以上の神格を持つ存在ではないかとウワサされている。
以下に類似性が指摘されている作品と実際の事件を列挙する。
ブータレスト大規模児童売却事件(1)
20年前、「ハーメルンの笛吹き男」に影響された貧しい男が町中の子供たちをギターの音色で誘い出し、子供を魔法使いに売り飛ばす事件が発生。しかし、その事件の捜査には不審な点が多く残されていた。主人公はその事件の真相を追うが、人知を超えた不可解な事件に巻き込まれてしまう(「模倣犯」)
龍造国不審ビラ事件(2)
ある日突然、空から「毎日、毎日。救いがない、救いがないと叫ばないでください。」とだけ書かれた出所不明のビラが空から大量に降り注いたことから始まるパニックホラー(「隣人」)
大烈華民国政府高官連続不審死事件(3)
ある1人の男が王の圧政に苦しみながらも、さびれた神社の片隅にあった銀杏の木を心の支えにささやかに生きていた。しかし、王の命令で神社は取り潰しが決定し、銀杏の木も伐採されることを知った男はその木の下で自殺してしまう。その日を境に王宮の関係者が次々と腸閉塞で死亡していき、王も次第に狂気を増していくまでを描いたホラーサスペンス(「歪んだ神格」)
〈主な作品〉
全て『ヴァニタス』上で発表されたものであり、発表順で列挙している。
以下のうち、「ぼくたちは売られた」「開かずの踏切」には「この作品はフィクションです」という文言が見られるが、現在時点で該当するような事件・事故は発生されていない。
「歪んだ神格」
「ぼくたちは売られた」
「百鬼夜行」
「開かずの踏切」
「模倣犯」
「裁判記録」
「死神の休暇」
「某ハンバーガーショップの店長」
「異世界の襖」
「隣人」
「手記」
「危険ですから白線の内側までお下がりください。」
「全治0ヶ月」
「瑕疵」
〈主な著作〉
著作の多くは短編集となっている。
『ヴァニタス』
『ぼくたちは売られた』
『裁判記録』
註釈
(1)ブータレスト共和国で発生した大規模児童売却事件。この事件では大規模に組織化された人身売買グループが、捨て子などを誘拐し、魔法薬製薬会社などに売却していたことが明るみになった。
(2)平成12年2月29日の8時30分から数分間、龍造国全域とヤマト=サクラ皇国の一部地域にビラと思われる紙片が空から大量に落下した事件。両国の合同捜査当局が調査したものの、真相解明には至らなかった。
(3)龍和6年8月頃~9月中旬までに、大烈華民国政府の高官ら25名が原因不明の心臓発作により、立て続けに死亡した事件。捜査の結果、この事件は同国で古くから知られている伝承呪術を利用した殺人事件であると結論付けられているが、この呪術は深夜1時から2時15分までの間に神様や祖先を祀る廟のなかで服毒自殺をすると、その人の最大の願いが叶うというものである。当時、死亡した25名の高官らは大規模な収賄の疑いがかけられており、政府関係者の汚職が問題となっている時期であった。




