龍造国
↑同国の国旗
龍造国
付喪神(1)と人間が住む海洋国家。世界で最も古い国である。もともとは「龍像国」と表記し、龍の姿をかたどったという意味だったのだが、いつの間にか龍が造った国という意味になった。
歴史と伝統を重んじる国であり、建国から7000年以上にわたりほぼ生活スタイルが変わっていない。名産品は米と清酒である。
刀剣を中心とした軍備を持ち、軍事力は高い。
「規律」の遵守を最重要視する国民性であり、法的にも拘束力をもつ規律も多いが、それらは成文化されておらず、慣習や「義」などによって判断される。人前でおならをすると斬首などの規律もあるため、この国に訪れる際には事前の情報収集が必要となる。
19の「地区」という行政区画に分けられ、その統治は基本的に「知行」が行う。地区ごとに独自の規律がある。
19の地区を統括するのが「将軍家」であり、将軍家は地区同士のもめごとや争いの調停・裁定や各地から納められた税を一括管理し、地区面積に応じて再分配を行う、知行の任命・罷免などを行う。また、外交なども担当し、他国への宣戦布告と同盟国・友好国への軍事的な協力の宣言などは将軍家のトップたる「将軍」の名の下に行われる。
将軍は基本的に世襲制であり、将軍の代替わりの際には【神劒御遷之儀】という前将軍あるいは神祇官から神剣を賜る儀式が行われる。そのため、神剣は将軍や将軍家を表すシンボルとなっている。
現在の将軍は639代目であり、人間であるが、歴代の将軍には付喪神もいた。
註釈
(1)現実の付喪神とほとんど同一の存在。人間と同一の見た目であることも多い。人間よりも長命であり、理論上は寿命はないが、人間から大切にされなくなったり、必要とされなくなると消滅してしまう。
註釈のある小説ってなんやろね