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すごくうれしい一日だったのでアレコレ♪♪(4900字あります。長文です)

作者: ソウ マチ

 すごく残念なのですけれど、すごく嬉しいお話から。


 個人的にはすごく残念なのです! 残念ですが嬉しいっ! つい先日まで月間エッセイランキングで100位中25本がわたしのエッセイという異常状態が続いていました。実に4本に1本がわたし! すごいぞオレ! そして今、ランクインしているのはたったの4本です。wwww 21本が圏外になってしまった。ww


 理由はたぶん、エッセイの自主企画が始まったからだと思います。それまで130ポイントほどあればランクインできていたけれど、エッセイジャンルが大盛り上がりになった結果、200ポイントくらいないとランクインできなくなった! これはエッセイジャンルのレベルが上がったと言ってもよかろう! ランクから外れたのは個人的には残念ですけれど、大好きなエッセイジャンルを見て下さる方が増えるのも、投稿なさる方が増えるのも大歓迎です! わたしも頑張るぞぉ~! 企画してくださったひだまりのねこさん、参加してくださった皆さま、そして企画を楽しんでくださった皆さまへ感謝しています☆ ありがとうございます☆


 ※※ 集まれエッセイ企画は11月25日(土)まで開催していますから、まだ投稿なさっていない方はぜひご参加くださいませね♪♪


 昨日はバイトでした。まだ新人なので動画で講習を受けたりします。動画を見ていると「怪しい人物の見分け方」というレクチャーがありました。動画によると……、


 ・身体の線がハッキリしないダブダブの服を着ている(服の中に品物を隠しやすい)。

 ・メガネやマスクや帽子で顔を隠している。

 ・留め具の付いていないバッグを持っている(バッグに品物を入れやすい)。

 ・キョロキョロしている、落ち着きがない。


 見ていてはっと気づきました。そして思わず口走った。


 ソウ:今日のわたし、ピッタリ当てはまりますね……。

 一同:ブフォッ!!wwwwwwwwww


 ほんとにピッタリ当てはまる! どうやら周囲も同じことを考えていたらしく大笑いされました!! 初対面の相川さん(仮名・50代・女性)まで爆笑している! ちがうんです! 自転車生活なので冬になると寒いから、ダボダボの上着(男性用の6L!)を着て、中に重ね着をするんです! それに日焼けが気になるので、帽子やマスクで紫外線をカットしてるんです! 軽くて使いやすいバッグ(300円)は留め金が付いてないんです! キョロキョロして落ち着きがないのはネタを探しているせいです! それなのに「不審人物」になるなんて!! 解せぬ!!


 講習が終わり相川さんと話していると、物忘れの話になりました。


 相川:最近、物忘れがひどくて……。ボケてきてるんじゃないかと不安になるの……。

 ソウ:わかります! カレンダーの日付に〇が付いてて、それが何を意味するか自分でわからないんですよ! 大事な日だから〇を付けたはずなのに、ちっとも思い出せないんです!

 相川:ボケた人のことを「恍惚こうこつの人」って呼ぶらしいわねぇ……。そうならないか心配で、心配で……。

 ソウ:いやいや相川さん! ボケたら本人は幸せらしいですよ!

 相川:そうらしいわねぇ……。

 ソウ:それならボケたモン勝ちですよ! まわりにメイワクかけても自分が幸せならOKでしょう!? わたしたち一刻も早くボケて幸せになりましょうよ! 

 相川:あはははは! そうなの!?ww

 ソウ:周囲には気の毒ですけれど、自分が幸せならアリです!

 相川:あはははは! そうねぇ!wwww


 二人で大笑いしていたら上司から「ソウさんにお渡しする書類です」そう言われて、なんかいっぱいもらった。すぐ忙しくなったので書類はおうちへ帰ってから見ることにして、アタフタと働きました。すでに何度か誉めてもらっているのですけれどわたし、レジが異常に速いらしいです。「以前にレジ打ちしてたの?」と尋ねられますけれど、生まれて初めてです。なんせ死んだ父親の遺言で「お金をさわる仕事はするな!」そう厳命されていたので、今までレジを打ったことはなかった。うちの父はわたしに輪をかけてビビりだったので「お金がからむと人は変わる! だからお金をさわる仕事はするな!」そう言い続けていました。


 アホでビビりな父の遺言が心のどこかで気になっていたようです。ずっと言いつけを守って、金銭に関する仕事はしなかった。逆に今の時代、お金がからまない仕事なんて見つけるほうがムズカシイのですけれど(苦笑)。そして崖っぷちのビンボー生活に突入したら、仕事の選り好みなんて言えなくなった! 父よ、すまん! できれば遺言は守りたかったけれど、もうムリだ! そしてレジの仕事に就いた結果、思わぬ才能が開花しました(苦笑)。どうも動体視力がハンパないようで、お品のどこにバーコードがあるか一瞬で判断できる……らしい……。さらにわたし、カゴのどこに何をどう置けばピッタリハマるか、なんとなくわかります。テトリスみたいにお品をキチキチに詰めるのが得意……らしい……。


 この才能にもっと早く気づいていれば、仕事で苦労することなかったのにいいいいいいいい!! クソ親父のバカやろおおおおおおおおおおおおおお!! お前がいらんコト言うたせいで、ものすごい遠回りしたわあああああああああああ!! あの世で父に会ったら、絶対に文句言ってやる!!


 今日の教訓:死んだ父の遺言でも、疑ってみたほうがいい!!


 余談ですけれど死んだ祖母の遺言は「株と先物取引には絶対手を出すな!」です。FXとかビットコインなら、ええんじゃろうか?(←たぶん良くない)


 父にプンプンしながらレジ打ちをしていると、バイト仲間の添田さん(仮名・30代・女性)が仕事を終えて買い物したお品を持っていらっしゃいました。ご挨拶をしながらレジを終えて金額を伝え、添田さんがお財布を開けた途端、チャリンチャリンと小銭が落ちた! あわてて添田さんと相川さんとわたしの3人で床に落ちた小銭を探します。


 ソウ:添田さんは、やっぱり違いますねぇ……。

 添田:なにが違うんですか?

 ソウ:添田さんはお金持ちだから、小銭がジャマなんでしょう? だからと言って捨てたらダメですよ……。

 添田:ちがうわ! 落としたんや!ww

 ソウ:相川さん、添田さんはセレブなので小銭なんかいらないんですよ……。だから捨てたんですよ……。いらないなら、わたしにくれればいいのに……。

 相川:wwwwwwwwwww(←声が出ないほど笑っている)


 アレコレしてやっとバイトを終えた時、相川さんに声をかけられました。


 相川:今日はソウさんのおかげで楽しかった! おかげで仕事の時間が短く感じたわ! ソウさん、ありがとう!


 横にいた添田さんは頷いています。


 添田:ソウさんは面白い人なんですよぉ~!ww


 言われてちょっと泣きそうになりました(涙)。一緒に働く方に楽しんでもらえるよう努力はしていますけれど、面と向かってお礼を言われたのなんて何年ぶりだろう? すごく嬉しい(涙)。一緒に働くことができて嬉しいのは、わたしのほうです(涙)。ありがとうございます(涙)。


 スキップしながら帰ると、彼氏さんが来てくれました。彼は目下のところ分刻みのスケジュールで動いているのに、ちょっとした時間を作っては会いに来てくださいます。二人でガストへ行って新しいメニューをご馳走になりました♪ つけ麺のうどんと、富士山ミートスパ、どちらもすごく美味しかったです♪


 おうちへ帰って上司からもらった書類を開けてみたら、ものすごく良い物が入っていました! なんと! 社会健康保険の保険証がもらえた!! これ、大人だったら喜んだらアカンところなのですけれど、社会保険に加入できるかなんて仕事に応募する前に把握しておくのが常識なのですけれど、アホなわたしは考えてもいなかった! もらってもいいんですか!? 助かります!!


 さらにアホなのですけれど雇用契約書を見ると、どうも厚生年金にも加入できる……らしい……!! マジすか!? いいんすか!? めっちゃ助かります!!


 コレを読んだ良い子は、絶対にマネしちゃダメですよ! 社会健康保険も厚生年金も、入社する前に有無を確認しておくのが常識です! わたしみたいに「なんか知らんけど入れた!」なんて言語道断ですからね!! お引越しするのに水道や電気の有無を確認しないで、賃貸契約をしてお引越しするのと同じですよ! 実際に引っ越してみて水は出ない、電気は使えないじゃ困りますよ!! マネしないでくださいね!!


 これだけでも十二分に嬉しい一日だったのですけれど、さらにさらに嬉しいことがありました!


 ほっと一息ついてなろうへログインしたら、以前に書いた童話「童話やけんど、ほんとにあった話ばい(おいちゃんの、ちょっと昔のお話)」にご感想をいただいていた! 嬉しいです! これって、もしかして……。そう思って見たら、ビンゴでした! 童話の日間ランキングで1位になってた! 嬉しい!!


 1位を頂けたのも嬉しいのですけれど(応援してくださった皆さま、ありがとうございます!)、このお話は30代で亡くなった幼なじみのカナちゃん(仮名)の叶わなかった夢を描いたお話です。カナちゃんは結婚してすぐガンに罹患していると判明して、たった半年で帰らぬ人になりました。愛する人と結ばれて愛する人の子を授かりたかったでしょうにガンで余命半年と宣告されて、どんなに辛かっただろうと胸が痛みます。 だからせめてお話の中だけでもカナちゃんの夢を叶えたかった。このお話を読んだカナちゃんのご両親は「話の中だけでもカナを幸せにしてくれて、本当にありがとう!」泣きながらお礼を言ってくださいました。おいちゃんやおばちゃんだって、カナちゃんの幸せや可愛い孫が授かるのを切望していました。好きな人と結婚して、赤ちゃんを授かる。平凡な夢かもしれませんけれど、実現することはできませんでした。だからこのお話が皆さまから愛されるのは、帰らぬ人になったカナちゃんが今でも誰かの中に生き続けているようで、わたしにとってすごく有難いことなのです。


 人は二度死ぬと言われています。一度目は身体が死んだ時、二度目はその人のことを忘れられた時。そういう意味で考えるとカナちゃんはまだ生きているのです。お読みくださった皆さまへ心から感謝しております。


 最後にカナちゃんに関する大好きなエピソードを一つ。


 カナちゃんは斜に構えたユーモアの持ち主で、独特の面白さを持っている子でした。彼女がニヤリと笑いながら当意即妙なことを言うと、誰でも思わず笑ってしまうのでした。


 ガンに罹患していると判明して医師から余命半年と宣告を受けたカナちゃんは、ホスピスで過ごしていました。自分の命があと半年で尽きると彼女は知っていました。ガンは広範囲に転移していたので、治療はできないことも知っていました。そんなカナちゃんは時々、タバコ(!)を吸っていたそうです。見とがめた母親がカナちゃんを叱ると何食わぬ顔で「いまは休憩時間~♪」そう言ってタバコを吸い続けたそうです。彼女のお母さんは呆れた顔をしながらも「でも、思わず笑ってしまったっちゃ!ww」そう話してくれました。


 ガンなのに死ぬのに、それでもタバコを吸うのか……呆れる方もいらっしゃるかもしれませんけれど、「どうせ死ぬんだから吸わせてよ!」などと投げやりにならず「いまは休憩時間~♪」とユーモアにしてしまうカナちゃんの胆力というか底力が大好きです♪ もっと色々と話したかったのですけれど、どこかでまた生まれ変わった彼女に会えるでしょう♪♪


 ここまでお読みくださって、ありがとうございました♪ あなたにイイコトがありますように☆ そして今は会えなくなったあなたの大切な方が、誰かの記憶の中で生き続けますように☆

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― 新着の感想 ―
[一言]  カナさん素敵なかただったのですね。  忘れずに、ことあるたびに思い出さずにはいられないかたなのでしょう。  マチ先生も語り継がれて、何世紀も魂は生き続けると思います(笑)
[一言] 目指せ向田邦子大先生
[良い点] 保険証やったね!!(๑╹∀╹๑)b 国保の保険証返却、忘れずにしてくださいね。 保険証の効力が、役所的に切れていても、個人情報です! [気になる点] 保険が加わると、バイト代の計算がめんど…
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