イナリの秘剣まとめ
今回は秘剣・忌剣のまとめです。
今までのデータより更にパワーアップです。
『秘剣とは』
名前:秘剣/忌剣
読み:ひけん・きけん
設定:イナリが狐月を刀形態にしたときに使う技。基本的にはイナリの神通力を狐月を通して発現したものであり、その手法として様々な伝説を持つ刀の名を参考にしている。つまり実際の刀がどうであるかは関係なく、伝説再現や再解釈、あるいは拡大解釈とでも呼べるものである。「秘剣」と「忌剣」の違いは、その力がより「祟り」寄りなものが忌剣……積極的には使いたくない類のものとして分類されている。具体的には、相手の能力をガン無視して確実に殺しにいく系の技が忌剣である。
ちなみにだが、基本的に「イナリの認識」が重要であり、本来はその秘剣の対象ではなくてもイナリが対象だと認識していれば影響が及ぶ。そしてイナリの認識や見識は……周りが思うよりも、結構ザックリと大味である。たとえば「デュラハン」はアンデッドではなく妖精であるかもしれないが、首のない騎士なんてイナリから見れば「西洋の幽霊」でしかないので数珠丸や大典太で消し飛ばされるのだ。
『秘剣一覧(此処までで使ったもの)』
名前:秘剣・草薙
読み・ひけん・くさなぎ
設定:言わずと知れた草薙の剣の伝説を元にした秘剣。ヤマトタケルノミコトが火を草薙の剣を使い起こした火で押し返した伝説を再現するように、地を這う火を広範囲に放つことが出来る。また、火難を避けた伝説を再解釈し火を消す力をも持つ。
名前:秘剣・村雨
読み:ひけん・むらさめ
設定:抜けば玉散る氷の刃。強い水気を帯び寒気を引き起こすという伝説を解釈し、この秘剣が発動すれば周囲を凍らせることが出来る。水気が血を洗い流すという伝説を拡大解釈し、大量の水を生み出すことも可能。
名前:秘剣・鬼切
読み:ひけん・おにきり
設定:有名な源氏の鬼切伝説の刀……を元にした秘剣。鬼退治の伝説を解釈し、見えるものも見えざるものも切り裂くことが出来る。今のところ、「神の如きもの」の影響力排除にしか使っていない。しかし実のところ、それはイナリが認識したものは見えていなかろうと「何でも斬れる」というオールマイティーな技ということでもある。
名前:秘剣・雷切
読み:ひけん・らいきり
設定:雷を切り裂いたという伝説を解釈し、雷を制する……つまり電撃攻撃を無効化し、雷を放つことが出来る。
名前:秘剣・大典太
読み:ひけん・おおでんた
設定:病魔を祓い、怪異を祓い、触れずして離れたものを斬る伝説を解釈し、人に悪影響をもたらす全て(実体を持たない怪異含む)を問答無用で消し飛ばす力を持つ。ちなみに数珠丸との違いは「優しさ」であり、具体的には大典太を発動するとあらゆる病気が治癒する。
名前:秘剣・祢々切丸
読み:ひけん・ねねきりまる
設定:空を飛び怪異を追い詰め切り裂いた伝説を解釈し、イナリがその目で見て、認識している事象の大元を探り当て飛んでいく力を持つ。当然ながら、刀が何処に在るかはイナリにも理解できている。
そしてイナリ自身も飛べるので、組み合わせると犯人はもう逃げられない。
名前:秘剣・石切
読み:ひけん・いしきり
設定:怪物を石ごと切り裂いたという伝説を解釈し、石と、そこに何かしらの力があれば、それのみを切り裂く力を持つ。言ってみれば「石」であればなんでも切り裂くため、キングコロッサスも一撃であった。
ちなみにそれが石かどうかはイナリ判断であり、その辺の石もゴーレムもダイヤモンドも、または不壊といったような力を持つ石であろうと、石切に込められた力が打ち勝つ限りは全て問答無用で切り裂く。平たく言うと、「地球はでっかい宝石」みたいな余計な見識をイナリに与えてはいけない。うっかり地球が真っ二つになる可能性が誕生してしまう。
名前:秘剣・数珠丸
読み:ひけん・じゅずまる
設定:破邪顕正の太刀であるという話を拡大解釈し、あらゆる不浄を打ち払う力を持つ。大典太との違いは、誰かに憑依している存在なども破邪顕正の理によって消し飛ばすところにある。つまり、「もっと容赦のないやつ」である。ちなみにアンデッドも全部消し飛ぶ。実のところ幽霊船騒動のときも、イナリが前に出張っていれば纏めて数珠丸で消し飛ばされていた可能性がある。
アレが「アンデッド」という区分でいいのかはさておいて、イナリに幽霊船……つまり幽霊と認識されていれば消し飛ぶという話なのだ。
名前:秘剣・蛍丸
読み:ひけん・ほたるまる
設定:自動的に刀身を修復したという伝説を拡大解釈し、生物・非生物問わずに「修復」する癒しの力を持つ。ちなみに病気の類は治せないが大典太と連続で使ったとき、その恩恵を受けた人は、この世で最も健康的になれる。
名前:秘剣・燈篭切
よみ:ひけん・とうろうぎり
設定:枝で試し切りをしようとした結果、燈篭まで切り裂いたという逸話を拡大解釈し、「枝に分類されるもの(イナリ判断)」であれば全て切り裂き、その先の何かにまで影響を及ぼす斬撃を放つ。うっかり森とかで使うと大変なことになる。
『忌剣一覧(此処までで使ったもの)』
名前:忌剣・村正
読み:きけん・むらまさ
設定:呪いの刀として有名な村正伝説を元にした忌剣。その忌まわしき呪いの伝説を解釈し、触れれば相手を蝕む黒い靄を生み出すことが出来る。なお、斬った場合は体内から浸食し、触れずとも三日月のような形を描く斬撃を飛ばすことが出来る。「触れてはダメ」なタイプの呪いであり、ジャパニーズホラーの代表格みたいな技でもある。
名前:忌剣・骨喰
読み:きけん・ほねばみ
設定:斬る真似だけで相手の骨を砕いたという伝説を解釈し、触れずに相手の骨を砕いたという結果を押し付ける。使い方によっては村正より余程エグいことになる。ただまあ、体内から蝕み破壊する呪いと身体の骨を全て一瞬で砕かれることの、どっちがマシかは……ちょっと分からない。





