表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡沫の夢を紡いで成る世界~序幕の為のプロローグ~  作者: 詩游燼
第5章 番外編~アナザーストーリー~
82/85

第31.5話 【1】英雄叙事詩~アルテム・ワイズ①~

記憶を取り戻したアルテミス。

彼の過去――、英雄と称されるに至った、世界救済の叙事詩――。

第31.5話 【1】英雄叙事詩~アルテム・ワイズ①~


 創霊70年――。

 マリーランド王国の辺境の地にて、ハイデンベルグ王国から派遣されて来た精霊学者――、ワイズマンは後の英雄となる赤子を拾う。

 彼は赤子の手首に巻いてあったタグの文字列からアルテムという名を付け、その子を育てる事となった。

 アルテムはワイズマンのもと、幼い頃から精霊学に触れることになり、その才を開花させていく。

 12歳で精霊学の修士となり、以来、研究施設で補佐をしながら経験を積んでいった。


 創霊90年――。

 20歳となったアルテムは、マリーランド王国からの依頼を受けたワイズマンに代わり、単身でシルフ霊山へ向かう。

 道中、カルバイン王国の調査員として派遣されて来たオルカイトと出会い、同行することになった。

 そして、山頂にて二人は、有翼の精霊獣――、ガルーダと対峙することとなる――。


 対空戦に苦戦しつつも、二人は協力してガルーダを撃退した。

 すると、周囲の風が二人を取り囲う様に渦巻き、眼前に風の大精霊シルフが顕現する。


 精霊を守護する精霊獣――。

 浸食による狂暴化――。


 何者かの干渉により、各地で精霊獣が暴走する事が危惧されるとシルフは語った。

 シルフの話を聞き、二人は被害を防ぐため、調査と討伐の旅に出ることを決意する。

 こうして、英雄として名を遺す事になる、世界救済の旅が始まったのだった――。


 下山した二人は一度別れ、各々に世界の存亡に関わる案件を国へと報告する。


 世界崩壊の予兆――。


 事態の重大さから、アルテムは国王への謁見が許され、世界救済のための調査を命ぜられた。

 同時に、カルバイン王国への協力要請をしたためた親書を託される。

 親書を届け、オルカイトと合流する為、アルテムはカルバイン王国へと向かった――。


 この謁見が――、世界崩壊の認知の始まりである。

 創霊90年・サラマンドラ季・序月じょげつの頃――。

 識の英雄、アルテム・ワイズの旅立ち――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ