幕間 登場人物紹介②
第2章の登場人物紹介です。
幕間 登場人物②
【名前】アルテミス(アルテム・ワイズ)
【年齢】18歳で停滞(216年(内85年眠り))
【種族】人間→準聖者→聖者
【属性】全属性
本編の主人公。
記憶を取り戻したことで、一人称が〝俺″から〝私″に変化する(戻る)。
その他にも、過去に使用していた精霊術や知識が活用可能となっている。
戻った知識から、性格も徐々に復元されつつある。
記憶を失っている時と比べ、冷静沈着で神経質な一面が顕著に出始めている。
不用意に手助けは行わないが、仲間に関しては些細なことでも手を貸す。
そのくせ、自身が仲間に頼るのは苦手。
その結果、四大精霊との契約を一身に担い、不老となった。
そういった厄介ごとを引き受けてしまう節がある。
記憶が戻って尚、ソアとの交流で考え方の幅は広がりつつある。
【名前】シンシア
【年齢】設定23歳
【種族】女神
【能力】誠実なる契約
海底迷宮、レッドリバーで出会う。
この世界の女神らしい。
近付きつつある災厄に備えるため、アルテミスに接触してきた。
彼の生い立ちについても何か知っている様子である。
基本的に、大精霊が住まう場所にしか姿を見せない。
女神らしく(?)丁寧な対応ではあるが、割とフレンドリーに対話する。
ディヴァインコアを使って、各地の大精霊が住まう地に移動できる。
離れることができないわけではなさそうだが、基本的にコアの近くに居ようとする。
【名前】ソア・ヴァルキュリス
【年齢】妖魔年齢22歳(40年)22歳で停滞
【種族】妖魔→神凪
【属性】<火>風、地、光、雷、絶、空間、核
アルテミスと眷属契約を果たした妖魔の女性。
見た目はまるで16歳くらいの少女である。
本人はそれを気にしている。
元いた世界、妖魔世界で強力な力を得、妖魔世界の頂に君臨している。
元の世界の女神と会っていることは、ヨヅキ以外には内緒。
力無き時に力を求めていた自分とヨヅキを重ね、ヨヅキに心を開く。
妹のように思っている。
分岐した世界である元の世界で、アルテミスが書き残した手記から彼の性格を分析して把握している。
基本的には冷静で、振舞い一つ一つにも品がある。
思慮深く、主導権を握らせないよう巧みに誘導する。
身内に関しては何が何でも守ろうとする一方、他者にはあまり興味を持たない。
【名前】ヨヅキ・ミヤシロ
【年齢】17歳
【種族】人間
【属性】<水>風
分岐した人間種のみの世界、繁栄世界のワカン国出身。
祖父が剣術道場を開いていたため、幼い頃より剣術を習っていた。
精霊が存在するこの世界では、精霊を宿した剣術を身に付けた。
英霊、スメイシカの力を得て、更に力を増す。
月虹石は受け取ったものの、未だ契約には至っていない。
元いた世界で、剣術に勤しむ姿に、周囲は目標をもって貫いていると認識している。
しかし、実際は剣術以外にこれといってやりたいことがなく、将来の選択を決めかねていた。
そんなタイミングでの転移となり、帰郷の思いよりも得難い体験に心を躍らせる。
その為、元の世界に戻りたいと言う気持ちは薄らいできている。
しかし、優柔不断な性格の為、この世界でどうしたいのかもはっきりとしていない。
アルテミスに付いて行く事で、何かを得ようとしている。
【名前】ユナ
【年齢】妖魔年齢16歳(18年)
【種族】妖魔
【属性】<水>地、闇、魂魄
鬼手の異名を持つ遊戯邸のメンバー。
神域属性の一つ、魂魄属性の精霊術を体得している。
基本的に面倒臭がりで、概ね力で解決しようとする。
ドランクをかなり慕っている。
強者との戦闘を望んでおり、好戦的な一面もある。
壮絶な過去を生き抜いてきただけあり、生きることへの執着心は強い。
【名前】ディー・シュヴァイン
【年齢】妖魔年齢33歳(85年)
【種族】妖魔
【属性】<火>地、雷、核
妖魔領域を取りまとめるグループ、魔王の長。
ドランクの苦労を緩和するため、シュヴァインの名をドランクより受け継いだ。
神域属性の一つ、核属性の精霊術を体得している。
その強大な力により、妖魔領域の者達からは恐れられている。
その力を持ってしてでも、アルテミスとソアには敵わないと悟り、ステンリーの助言を受けて手を引いている。
元々は前線で戦っていたためか、血気盛んで好戦的であった。
魔王の長となると決めた時から、長に相応しい冷静さや態度を心掛けている。
過去にオーヴィと出会っており、そのことがきっかけで友好関係を持っている。
【名前】ステンリー
【年齢】妖魔年齢34歳(90年)
【種族】妖魔
【属性】<地>水、闇、魂魄
魔王の頭脳。
組織の司令塔として各地で活動する魔王のメンバーに指示を出している。
神域属性の一つ、魂魄属性の精霊術を体得している。
基本的に戦闘タイプではない為、参謀としての役割が多い。
しかし、いくら戦闘タイプではないとはいえ、戦闘になると強大な力を揮う。
拘束系や防御を主体とした精霊術に長けている。
幼少期を共にしたディーの事を、弟のように思い接している。
【名前】ダイス
【年齢】妖魔年齢33歳(87年)
【種族】妖魔
【属性】<風>気
魔王の槍。
ディーが自由に動けないところをカバーするように、各地へ赴いている。
槍の如く、一度放たれると殲滅するまでは止まらない。
人間が認識している魔王の脅威は、ほとんどダイスの働きによるところが大きい。
風の精霊術の扱いに非常に長けており、攻防だけでなく活用方法が秀逸である。
元々は人間領域侵略派であったため、過去にドランクやディーと戦っている。
魔王に敗戦した際にドランクの思想を聞き、自身も魔王に加入することを決意した。
【名前】オーヴィ・ファレンド
【年齢】妖魔年齢25歳(53年)
【種族】妖魔
【属性】<火>地、雷
ダイスが連れてきた妖魔領域の案内人兼護衛。
夜盗のリーダー。
武器は二本の片刃の剣、刀のような刃物を使う。
大雑把なようでよく周りを見ている。
決断力があり、行動が早い。
レヴィアとは幼馴染で、恋仲でもある。
幼少期、町が盗賊の襲撃を受け友人や両親を失う。
その後サバイバルのような生活を経て報復を果たす。
その経験から、敵に対して容赦はしない。
サバイバル生活をしていた頃に、ディーと出会っている。
【名前】レヴィア・ブレグナー
【年齢】妖魔年齢24歳(48年)
【種族】妖魔
【属性】<風>水
オーヴィのパートナー。
夜盗では副長にあたる。
作戦や計画を立てる役割も担っている。
普段はバラックの奥にある宿屋を装ったアジトで情報収集をしている。
オーヴィと同じく、町を襲撃された際に両親を失う。
彼と共にサバイバル生活を経て自身も強くなった。
報復の際、敗走する者を一人残らず射殺す等、敵に対しては彼よりも容赦がない。
【名前】ホークアイ(アイズ・ラクテス)
【年齢】妖魔年齢15歳(15年)
【種族】妖魔と人間のハーフ
【属性】<風>水、火、凍、光
妖魔の父と人間の母から生まれたハーフ。
父が他界し、母と二人で暮らしていたが盗賊の襲来で母も失う。
自身も窮地に追い込まれるが、オーヴィによって助けられた。
以降、夜盗の一員として育てられ、ホークアイと名を改めた。
現在ではオーヴィ、レヴィアに次ぐ実力がある。
オーヴィより剣術を指南された為、彼も二刀流使いである。
【名前】アブルード・グレイセル
【年齢】妖魔年齢30歳(70年)
【種族】妖魔
【属性】<風>火
烈風の剣のリーダー。
部下からは人望が厚く、慕われている。
幼少期の経験から、残忍にならざるを得なくなった。
その過程で出会った仲間、スレイ、フレディ、アズンの三人は特別視している。
組織が大きくなり、傘下に様々なグループを抱えている。
その為、末端のグループまで管理できていない。
ホークアイの件で夜盗とは確執があり、オーヴィを敵視してる。
【名前】スレイ
【年齢】妖魔年齢30歳(70年)
【種族】妖魔
【属性】<水>地、闇
アブルードと同郷で、盗賊の戦闘員として共に育てられる。
アブルードに決起を持ち掛けた張本人であり、頭脳戦も得意である。
烈風の剣結成後は作戦を立てることが多いが、自身が赴くこともある。
古参の一人としてアブルードに接しているが、二人きりの時は同郷としてオープンにできない話を交わすこともある。
【名前】フレディ
【年齢】妖魔年齢23歳(44年)
【種族】妖魔
【属性】<風>水
アブルードと同じ境遇で、幼い頃に戦闘員として育てられる。
アブルードが決起したとき加勢する。
その後烈風の剣の中でも斥候を務めるなど、前衛で活躍し、重用される。
彼に並んで活躍していたアズン、スレイと共に、烈風の剣の三剣士と称されるようになる。
酒場を拠点にし始めた頃、近隣からの増員に対して反対を示していたが、アブルードの説得で承認し、承認後は進んで訓練に参加し、新参兵の戦力アップに貢献している。
情に脆く、お人好しな面があり、古参の仲間や自身の部下の窮地には駆けつける。
お調子者でもあるため、ノリが良く誰からも気に入られている。
【名前】アズン
【年齢】妖魔年齢25歳(52年)
【種族】妖魔
【属性】<地>火
アブルードと同じ境遇で戦闘員として育てられる。
アブルードが決起した際に協力している。
フレディ、スレイと共にアブルードに仕え、巧みな戦闘能力から信頼も厚い。
古参の中では静かな方で、気難しい一面もあるため新参の戦闘員達からはなかなか声がかけにくいと不評な一面もある。
しかし、フレディと同じく訓練にはよく顔を出し、仲間の窮地には共に助けに入る。




