【作者様だけご覧ください】小説を書くのに適した状況、環境ってどんなもんなの?ってことを調べてみた
こんにちは。2週間前から小説を書き始めた岡春レイティです。
書き始めて思いました。むっちゃ大変だけどむっちゃ楽しいなぁと。
ただ、書いていくうちに気になるなぁという点が出てきたので、ちょっと調べてみました。
【内容】
▼もっと時間があればなぁ、いっそ仕事辞めてしまおうか! は良いのか悪いのか
①人って追い詰められた方が良いものが作れるの?
②じゃあどうすれば良いものが作れるの?
これは僕だけじゃなくて皆さんあるんじゃないでしょうか。
書き始めて思いました。表現って本当に楽しいです。自分の中の世界を外に出すことができて、それが皆さんの反応によって縁取られていく、エモいです。
もっとも、まだまだ僕は未熟なので、皆さんに楽しんでいただけるような作品は作れていませんから、反応もあまりないんですけどね。ちょっと切ないながらも精進しようと思うところです。
でも、日中は仕事に時間がとられるので、どうしても書ける時間が少ない。それならいっそ本気で小説家を目指すために仕事なんて辞めてしまおうか! そしたら、お尻に火がついてもっとやる気が出て良いものが書けるのでは? なんて風に思うわけです。
そこで調べてみました。
①について結論から言うと、多くの人は余裕があった方が良い物が作れるみたいなので、この背水の陣作戦はあまりよろしくないようです。
まず、前提として小説を書くのはかなりクリエイティブな活動として分類されるみたいです。
て、どうやら知的創造性の高い作業には心理的安全性が大事らしいぞ、というのが根拠になりやす。要は安全安心がないと良いもの作れないよねってことで、背水の陣は効果が薄いっぽいです。冷静に考えると当然っちゃ当然ですね(笑)
まず、元グーグルのピョートルさんの本を参照してみました。グーグルが新しい価値を世の中にバンバン打ち出していったことは疑いようもないですね。創造的な仕事という意味で小説を書くことと同じです。
まぁそこでの結論として、心理的安全性が一番大切だぜ! という話でした。馬鹿にされるかも、危ないかも、と思いながら作った作品ってなんだかすごく息苦しいものになりそうです。これは僕も新規事業の立案をするときに常々痛感する要素であります。
《参考出典》
ピョートル・フェリクス・グジバチ(2018) 『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』
次に、かのダニエル・カーネマンが「次代の新星だ!」と評するセンディル・ムッライナタンさんとエルダー・シャフィールさんが書いた『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』が役に立ちそうだったので引っ張ってきました。
結論から言うと、やはりここでも余裕(文中ではスラックと言ってますね)がないと何かと不便だよね! という話に落ち着いていました。
どうやら「お金がない」「時間がない」「人間関係で寂しさを覚える」こういった欠乏感はトンネリングという視野狭窄や能力低下を引き起こすらしいです。まさしくトンネルの中にいるように、近くのものしか見えなくなるよーってことですな。これは小説を書くにあたってかなりハンデになりそうです。
で、下がる能力ってなんぞやってことなんですけど、どうやらI.Qが下がって合理的な判断ができなくなるようです。実験によるとだいたい半分くらい下がるみたいです。恐ろしい。
一方で、トンネリングは一時的に集中力を上げて目の前のことにフルコミットできるというメリットもバッチリあるので、まぁうまく付き合っていく必要があるってことですね。
というわけで、僕の頭をよぎった「仕事辞めてフルコミットしようぜ!」はあまり良い作戦ではなさそうです。残念。
《参考出典》
センディル・ムッライナタン(2015) 『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』
じゃあ今のまま小説を書いていく必要があるわけですが、せっかくなので知的生産性と創造性を手軽に上がる方法ってないの? というところも調べてみました。
結果として、【音楽・自然・運動】が実践しやすそうでした。
まず音楽、これは無音が良いっぽいですね。どうなら音楽が流れていると脳のリソースがそっちに割かれてしまうらしく、パフォーマンスが下がっちゃうみたいです。これ知ってから速攻でオフィスの音楽切りました(笑)
《出典》
http://eprints.lancs.ac.uk/130924/
一方、知的創造性を上げるにはポジティブな気分が大切だから、作業する前に音楽聞けば良いんでない? みたいな話もあるので、好みもありそうだなぁというところです。僕は気が散りやすいので無音を採用したいところ。
次に自然、要は自然に触れる時間を増やした方が良いもの書けそうだぜ! という話をします。
人って元々自然を愛する心が先天的に遺伝子に刻まれてるから、自然が身近だと幸福度も創造性も上がるよーという『バイオフィリア』という概念がありまして、すでに実証実験もされており、かなりホットな話題になってます。
実際にバイオフィリアに基づいて作ったAmazonのオフィスとかがニュースになってましたね。リンク貼っておきます。バイオフィリアの解説も超わかりやすく書いてあります。ライターさんってすごいなぁ。
《Amazon流、働き方改革「バイオフィリア」という新しい取り組み〜オフィスの緑化と生産性の関係》https://www.google.co.jp/amp/s/amp.review/2018/07/13/biophilia-2/amp/
いやいや、でも身近に自然なんかないよ! って人も多いですよね。僕もつい最近まで東京がメイン拠点だったので、よくわかります。
そんな人には観葉植物でも十分な効果があるらしいです。これは簡単そうで嬉しいですねー。仕事や小説を書く場所、自宅にも植物は置いておくと損はしないと思います。オススメはサンセベリアですかね、空気綺麗にしてくれますし水やりもたまにでいいので。
最後に運動。これは有名な名著『脳を鍛えるには運動しかない!』が役に立ちそうです。結論を言うと、軽めでいいから毎日運動しようぜ! ってことですな。
曰く、運動をすると脳の働きをよくするBDNFという物質の分泌が促されるから運動しようぜ! それに創造性を著しく下げるストレスの対処にも効果的なので、やらない手はないですね。ある種小説って自分との戦いですし。
これについてはこの本以外にも大量にエビデンスがあるので、ぜひ調べてみてください。
《参考出典》
ジョン・J・レイティ(2009)『脳を鍛えるには運動しかない!』
というわけでまとめ
【まとめ】
・余裕がなくなるとパフォーマンス下がるから、小説を書くために仕事を辞めるのはよした方がよさそう
・良いものを書くには【音楽・自然・運動】を意識するとよさそう
なんだか長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。文章書くのって楽しいですね。
ちなみにコテコテの異世界もの書いてます。ご覧いただけると飛び上がって喜びます。
《この逆転劇はハーレムのために〜異世界コンサルティング〜》
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