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2017年3月末まで

はじめに


 私は株の売買で失敗をしている。欲張って利益確定をせずに各証券会社の時価評価額はマイナスである。


 今回、心機一転すべく10万円を貯めて株を買ってみる事にした。

 証券会社は新たにSBI証券を利用。特定口座の開設は2016年12月に申し込んで開設済み。



1.お金を用意する


 1月25日、セブンイレブンのコンビニATMよりSBIの口座に1万円を入金。セブン銀行とSBIは提携してるので手数料は発生しなかった。店舗を構えた総合証券会社の場合、銀行振込は手数料を負担してくれる。岡三カードや日興カード言った自社発行のカードで入金する場合は手数料がかからなかったりする。SBIと同じネット証券会社のマネックス証券場合は、VISAカードの場合は無料だが他行振込は手数料がかかった。


 資金10万円を貯める計画は以下の通り。


 1月10,000円入金、預け金額10,000円

 2月15,000円入金、預け金額25,000円

 3月20,000円入金、預け金額45,000円

 4月25,000円入金、預け金額70,000円

 5月30,000円入金、株の購入資金100,000円用意完了


 はやる心で、早速買ってみようと言う前に下調べだ。

 まずはここ最近のダウ、日経平均や為替の動きを見てみる。下がり調子だ。トランプ大統領閣下のお言葉でさらに下がる可能性も高い。下がると言う事は買いやすいと言う事だが、買った後も下がり10万円が1万円に減ってしまう元本割れと言うリスクもある。投資は自己責任だから仕方無い。

 渡航禁止の危険地帯に行って殺されるのも、株で損をするのも同じ自己責任だ。


 日本の国内株の場合は1株から買える物もあるが、1単元100株、1000株で買うのがほとんどだ。米国株の場合は1株から買える。と言っても為替や費用を考えるなら平均取得を下げる為に100株は買うべきだろう。


 今回の取引で長期ホールドは考えていない。と言っても信用取引は行わず現物取引だけだ。

 2週間の間に売買を1度行う予定だ。


 10万で買える株は多い。PERやPBRについては本を買うかネットで調べて欲しい。

 株価が下がると損切りに怯え売れなくて塩漬け株になる。ならば配当の高い物を初めから買えばどうだろう?

 権利確定の月は値上がりするが、その2、3カ月前を狙う。それならば下がっても値上がりが待っている。



 ここまでは予定。

 予定は未定である。そして衝動買いと言う物が存在する。



2.買っちゃうよ


 先日、トータル的にマイナスを出しているSMBC日興証券の持ち株で、プラスに転じていたフォーバルリアルストレートを売却した。

 1単元100株を99円で約定したが、手数料1890円(合計11,790円で取得平均117.9)と言う事を考えると手数料負けするかなと塩漬けになっている物だったが、140円をこえていた。

 やっとのプラス。慌てる乞食は儲が少ないと言うが、成行で売却を決定。144円で約定した。特定口座の源泉徴収は108円、地方税源泉徴収は35円、その他手数料を引かれて700円ほどの収益となった。


(手数料が安ければもっと稼げたのに)

 

 総合証券会社と違いネット証券会社は手数料が安い。

 3月現在、SBIでは45,000円が動かせた。45,000円で買える単元株は多い。遊ばせているよりは動かした方が良い。

 一点集中もやり方ではあるが、投資のリスクは分散させるべきだと言う。


 目を付けたのは建築業の森組。ぱっとチャートを見た場合、10月が底値だったのか、以降、順調に右肩上がりの成長をしている。PER、PBR、EPS、ROE等々の数字を眺めつつ、全部に目を通す。

 配当利回りは1.67%で1株当たり3円。次回本決配当落日(権利落ち)は今年の3月29日。つまり権利付最終売買日の3月28日に配当の権利を貰ってから、29日に売れば1単元株なら300円の収益は確保出来る。しかしそれを前提に3円ほどの株価が下がる可能性も残る。

 2月10日に出された平成29年度3月期第3四半期決算短信に目を通す。自己資本34.6%で借金まみれと言う訳ではない。

 同じ様に探して、住石ホールディングスに注目した。こちらも右肩上がりの成長で、29日が権利落ち日だ。

 と言う事で、3月17日に森組を100株、21日に住石ホールディングスを200株購入。これを29日に売却する計画だ。


 実際、どうなったかと言うと、森組を180円で100株が約定。SBIの手数料が139円、課税額(買う時かかる税金は手数料に対する物)11円で合計18,150円の支払い。取得平均額は182円となる。そして約定したこの日、179円に下がり手数料も加えるとマイナス300円となった。

 金曜日は土日を挟み普段は利益確定を狙って株価が下がる事は多い。そう考えるとそこまで悪い金額ではない。

 危惧すべき不安材料はダウの低下で週明け、日経平均株価が下落する事だ。為替も円高となっており外国人投資家に売られる可能性は高い。そして普段でも週明けは下がりやすい。


 週明けは午前9時半までが大きく値動きをする。買い時、あるいは売り時のどちらに転ぶかは分からない。

 21日、住石ホールディングスを100円の成行で買おうと思ったが、気配値を見て99円まで下がるかと期待して指値で注文するが100円のままで約定をしなかった。

 22日、ダウは237.85ドル下落、1ドル111.5円の円高から日経平均は300円以上の急落からスタートした。

 前日に約定を出来なかった住石ホールディングスについて見直した。過去の株価や出来高を見ていると値動きは小さい。そこで他の銘柄を探し、不二サッシを102円の指値で200株約定した。手数料と税が150円で合計20,550円。平均取得株価は103円ほどになる。SBI証券の口座で買付余力は6300円となった。


 3月22日現在の予定としては、29日にこの2社株を売却する。引き渡しが4営業日後なら4月に入ってるので、今月の取引は以上となる。

 3月23日、前日の下落に対して反発からの値上がりを期待したが、各証券会社の口座を合計すると15万をこえる含み損を出す事となった。SBI証券は評価額合計で-800円。住石ホールディングスは98円に下がっており、買わなくて良かったと思う。

 株価の参考で、各証券会社の発表するレーティングと言う物が存在する。しかしレーティングで予想される株価は上げられても現時点の株価に合っていない場合がある。例えばソフトバンクは、第4週連続で下がり8000円を割りそうになった。

 気配値を見れば、今いくらで売りたいのか、買いたいのかは分かる。信用取引売買の増減やRSI指標で売られ過ぎ、買われ過ぎ等を参考に売買する方法もある。しかし欲深いからレーティングの株価に達していないから、と手離せなかったりする。

 今回買った2社の場合は低位株でレーティングどうのと言ったレベルではない。SBIの手数料にプラスした金額を回収する事が目的であり、株価が10円ほど上がれば十分元は取れる。


 29日に上手く売れれば、今度はストップ安の株を買ってみようと思う。反発で何円かは上がるはずだ。空売り規制の銘柄を買ってみる。

 ──などと考えていた。週明け、オバマケア廃止の代替法案は撤回されトランプ政権の弱さを感じさせたのか、ダウは引き続き下落。為替も円高ドル安で、日経平均株価も-276.94と大きく下がった月曜日であった。28日は大引けの反発で日経平均株価は+217.28とやや回復したが、元が下がりすぎと言える。

 そして29日、権利落ちによる売却の為か日経平均株価は下がっていた。全体的に見れば含み損は減少とは言え、SBI証券での損益は-900円と成っていた。これでは売れない。



おわりに


 2017年3月31日現在、SBIにおける資産は以下の通り。

 現金残高(買付余力) 6,300円

 株式 37,400円

 内訳

  1853森組 保有株数100 取得単価182円 現在値174円 評価額-800円

  5940不二サッシ 保有株数200 取得単価103円 現在値100円 評価額-600円

 計 43,700円


 -1,400円の含み損となった。なお各証券会社損益は合計-172,637円であるので、これ位なら可愛い位だと現実逃避をする事とした。

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