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玉葱とクラリオン  作者: 水月一人
第三章
81/398

まだ見ぬ世界

 招かれざる客が退出して暫く、謁見の間はどうにか落ち着きを取り戻した。


 但馬は好々爺然とした彼しか知らなかったものだから、あんなにも激昂した国王を見たのが未だに信じられなかった。何がそんなに気に入らないのか……しかし、考えても見ればウルフの祖父なんだし、ブリジットも結構キレやすい。ゲーリック王家の人たちは、あんまり怒らせないようにしようと心に誓った。


 さて、怒りが収まったのは良いが、国王はそのせいで一歳も二歳も年をとった感じにくたびれており、出直してきたほうがいいかとも思ったのだが、


「よい。頭に血が上って、逆に冴えてきおったわい」


 国王は目をギラギラと光らせつつ、そう宣言して本来の要件を済ませようとするのだった。


 元々、但馬が呼ばれたのは彼らの嫌味に付き合うためじゃない。対応を協議するためである。


 やるというならそれはそれで構わないが、ともあれ、こうなってしまってはタチアナが立ち会うのはマズイだろう。


 ここまで付きあわせて申し訳ないが、一旦本社にでも退避してて貰おうと思ったのだが、


「ところで、タチアナと申したか」

「は、はい!」


 そう言う前に国王が彼女のことを引き止めて、尋ねた。


「先程はみっともないところを見せたのう、忘れて欲しい。さっきも聞いたが、お主の手紙……立会人をせよと書かれてあるのは事実であるか?」

「は、はい。そのように……ご覧になられますか?」


 おずおずと差し出すそれを近衛隊長が受け取って国王に手渡すと、彼は難しそうな顔をしてムムムッと唸った。


 だいぶ落ち着いてきたようだし、そろそろ良いだろうと思い、但馬は尋ねてみた。


「あのー……国王様。何がそんなに気になるんですか?」

「……休戦協定について知る者はほぼいない、ここにおる者達と、式典に関わる国家の重臣くらいのもの……エトルリア皇女殿下とその従者、それから立会を依頼したカンディアの代表団、コルフには関係ないはずじゃ」


 カンディアというのは国王の元実家で、例の仲が悪い島国であるが……


「ここでコルフが出てくると言うことは、カンディアがコルフと繋がっていると暗に示しているわけじゃ。つまり、今回の件に1枚も2枚も噛んでおると……この手紙にもわざわざそう書かれておる。カンディアの要請を受け、コルフの代表として出席せよと……血縁故に、良かれと思ったのじゃが、彼奴ら仇で返しおった。馬鹿にしおって」


 どうやら元実家の話になると、人が変わるようだ。国王の顔がまたみるみる赤く染まり、対するタチアナはどんどん青ざめていった。まるで信号機みたいだが、流石に気の毒なので、そろそろ国王には落ち着いてもらおう。


 但馬は話を逸らせようと、先程から気になっていたことを尋ねた。


「ところで、先ほどのコルフからの使者ですが、彼らの持ってきた貿易協定ってのは、何がそんなにまずいんですかね……? タチアナさんが制裁法案だとか脅かすもんだから、もっと酷い要求突きつけられるのかと思ってたんですが、はっきりいって拍子抜けだったんですけど」


 すると、その場にいた何人かは、え? っと言う顔をしたが、ブリジットや近衛隊長なんかも但馬と同じく分からなかったようで、辺りの様子をソワソワと窺っていた。


 こいつらと同列なのか……と思うとなんだかやるせなくて、但馬は言い訳するように続けた。


「いや、彼らの要求って単に保護貿易の宣言って話でしょ? あっちはどうも最近、貿易不均衡が原因で不況に陥ってたそうだから、こうなることはある程度予想出来てたんじゃないですか」


 確か、彼らが要求したことは4つ。


 一つ、コルフ共和国はイオニア海交易においてコルフ船籍とのみ通商を行う

 一つ、本邦は今後リディア国からの交易品に対し特別関税を設ける

 一つ、リディア国には本邦の最低輸入枠を設け政府保証を求める

 一つ、リディア国はイオニア海交易において、必要以上の波風を立てぬよう求める


 一つ目なんかはまさに重商主義のイングランドで発布された航海条例で、敵対国家の船を締め出すことで、富(金銭)の流出を防ぐという政策だ。今となってはそう珍しいものではない。


 二つ目はお馴染み自動車関税みたいなもので、日本車の台頭で国内メーカーが弱ったアメリカが、メーカー保護のために高い関税を設けてるようなものである。三つ目もご存知、アメリカさんが牛肉買えよ、米買えよと無理矢理押し付けてくるあれだし、四つ目も要するに、不公平でも言うことを聞けと言われてるようなもので……よく日本我慢してるよなあ……と言う感想はさておき、多かれ少なかれ、現代ではどの国もやっている。


 重商(重金)主義とは、金こそが力であり、国力の増強とは即ちそれを蓄積することであると説いた大航海時代後の当たり前の政治体制だった。元々、絶対王政下の経済政策のことであったから、民主主義が進むに連れなくなったとされるが、実際には現代でも貿易黒字を当てにした為替操作をする国なんかはザラにあり、最近ではこれを新重商主義と呼んで区別している。


 リディアも国内の金貨の流通量を調べたり、銀行が国内産業を牛耳っていたりと、富の流出には敏感だったはずである。コルフという国の行動原理も理解できるのではないか?


「ですが、我々はコルフの属国ではありませんから。不平等条約を飲むことは国家の威信に関わります。これを是正することが出来なければ、リディア自身が全世界から舐められるだけでなく、本国の権威をも傷つけたと言われかねません。ですから、要求を突っぱねるための対策が必要なんです。仮にそれが武力であっても」


 そりゃそうか。しかもこれ、アメリカのような大国がやるからこそ意味があるのであって、例えば東南アジア諸国にやられても、日本はビクともしない。しかし、そうなると気になるのは、


「それじゃあ、なんであいつら、こんなに強気でちょっかいかけてくるんでしょうか? 普通に考えて国力差が違いすぎるわけですし、仮にリディアがこの条約を飲んじゃったとしても、今度はエトルリアが舐めんじゃねえって出てくることになりませんか?」

「いいや、恐らくは出て来まい」


 すると忌々しそうに国王が答えた。


「カンディアがコルフと繋がっていたように、恐らくはイオニア沿岸のエトルリア諸侯の取り込みはすでに行われているじゃろう……」


 大臣が国王の言葉を引き取って続けた。


「ええ、コルフという国の体勢は、まさにそのためにあると言っていいようなものですからな。あそこは周辺諸国の代表によって国家運営されてる合議制の都市国家です。我が国なんかよりもずっとエトルリアの利権に食い込んでますよ。もし、どちらの国の味方をするかと問われれば、コルフの味方をするでしょう。先ほどの連中に民族衣装を着た女性がいましたが、あれはティレニアのものですし、わざわざ連れてきた通り亜人も彼らの仲間です。それに、リディアはエトルリアに臣従してはいますが、実態は歴とした独立国です。現に、建国後、一度ならず衝突した過去がありますし……」

「え? そうなの?」

「亜人解放戦争じゃな。奴隷商人を追い出したことで、本国から侵攻受けた際に一度。その後、海を渡った勇者殿を何度も支援しておる。元々、儂がカンディアと言うエトルリア諸国の出身であったから、メディアの反乱鎮圧を理由に侵攻を受けたのじゃが、(いくさ)を仕掛けられた時点でリディアは国家として独立したのじゃ、当たり前じゃな。そして戦後、改めて臣従という形でウヤムヤに幕を引いた」


 メディアの亜人が反乱したため、その鎮圧名目で兵を送ってきたわけだが、実質リディアから現王家を追い出す口実だったわけだ。そのため、実はエトルリアに対する国民感情もあまり良くなかったらしい。


「60年前、エトルリア諸侯のリディア侵攻は狂乱的であって、もしも勇者殿がいなければ、とても儂らだけでは太刀打ち出来るものではなかったのじゃ。諸侯軍の総数は10万を号し、実際に海をわたってやってきた船はそれに見合うものじゃった。尤も、大半は植民を目的とした非武装の平民で、兵数は1万といったところか……しかし対する儂らは建国したばかりで、兵数は1000にようやく達するかと言った程度。水際で食い止めきれず上陸を許せば、絶対に勝てる見込みは無かった……」


 ところが勇者が小舟でふらっと出ていったかと思えば、その尽くを打ち破り、今更引き返すことも出来ない数珠つなぎの船を次々沈めて、海の藻屑と化した。リディアの海岸には大量の敗残兵と平民の死体が流れ着き、運良く助かった者たちももはや戦意を喪失して降伏。お陰で殆ど戦闘は起きなかった。


 そうして大量の捕虜を取ってしまったのだが、なにしろ海を挟んだ遠隔地で戦後処理が大変で、おまけに相手国にそれに見合うだけの身代金を払う余裕がなく、結局なし崩し的に沢山の捕虜を解放することになった。


 ところが、捕虜の殆どは植民のために騙されるように連れてこられ、死ぬような目にあわされた挙句、身代金も払って貰えなかったわけだから、帰りたがらずそのまま居着いてしまった。


「我が国の民はその子孫も数多く含まれる。であるから、あちらの大陸の連中をあまり良く思ってない。建国当初は酷いものじゃった。やがて息子がエトルリア貴族を妃に迎えたおかげである程度改善し、昨今はリリィ殿がよく遊びに来てくださって、一気に解決した感じじゃが……わだかまりが全てなくなったわけではない」


 ブリジットや近衛兵たちが、やたらとリリィのことを慕っていたのは、そう言う理由もあるわけか。どうも、彼らはエトルリアではなく、リリィ自体が好きなようだ。


「そんな関係なのに、リリィ様は良く遊びに来られましたね」

「エトルリアは一枚岩じゃないですから。皇国を中心とした封建社会であって、地方によっては仲違いしてたり複雑怪奇ですよ。臣下の臣下は臣下でないを地で行っておりまして、イオニア海沿岸諸国に至っては、もはや中央の影響は殆ど無く、大っぴらに敵視している地方もあります。逆に影響力がないからこそ、リリィ様が気楽に我が国に遊びに来られるわけです」


 なんだか、良くわからないが、リディアとエトルリアの中枢は、位置的にも政治的にも遠いと言うことだろうか。遠すぎて影響がないと。


 とにもかくにも、そういうわけで、コルフがどんなにリディアに対して強気に出ても、周辺諸国が味方してくれるだろうから大丈夫だと彼らは考えたわけだ。


「じゃあ、もうコルフとは断絶して、他の国とだけ付き合ったらどうなんですか?」

「それが出来ればな……但馬よ、お主は先日、イオニア海をぐるりと回ってきたそうじゃが……イオニア海航路は右回りしか無い。そのことには気づいておったか?」

「え?」


 そう言われてみると……視察旅行のときも、大損をぶっこいた海運会社の船も全部右回り航路をとっていた。その逆は見たことがない。大臣が説明を補足する。


「外洋を流れる大潮が北から南に向かう関係上、イオニア海の出口は南から北へと対流が流れてます。その結果、内海全体では右回りの潮流が発生し、貿易船はその潮流を利用してイオニア海を航行してるわけです」


 そういえば、かつて外洋からやってきたと大嘘をついた時、説明を受けた記憶がある。勇者のように南からやってきたと言ったら、潮流の関係で絶対に無理だと言い返されたのだ。地図を思い出してイメージすると、確かに内海はそう言う流れにならざるを得ない。


「更にイオニア海は1年を通じ、ティレニアのタイタニア山からヴィクトリア峰へ向けて、東寄りの風が吹いておりまして、リディアからコルフへとまっすぐに向かうことは絶対に出来ないのです」


 それは恐らく貿易風の影響だろう。惑星の自転が関係する風だから、季節によって向きが変わったりはしない。


挿絵(By みてみん)


「つまり、もし仮に戦争になったとしても、リディアは直接コルフに向かうことが出来ないってことですか」


 そして、寄港地となりうる島や諸侯に対しては、すでに話をつけていると……来れるもんなら来てみやがれと……あの連中は不平等条約を突きつけながら言っていたわけである。ようやく、国王や大臣が怒ってる理由がわかってきた。


 よくよく考えても見れば、ガレー船なんてものが沿岸から離れて航行するのはおかしい。無理ではないが危険な行為である。なのにそれを日常的に行っていたのは、ショートカットのためではなく、それしか航路が無かったからか。


「儂らはエトルリアとの交易を維持するために、コルフを無視出来んのじゃ。あの国は、リディアに来る際には、避けては通れん。どうしても通り道になる」

「なるほどなあ。しかし、儲かっていた時期は良いとして、損失が出始めたら手の平返すんじゃ、あんまりですね。せめて相談くらいしてくれればいいのに」

「も、申し訳ありません……」


 声のする方を見たら、タチアナがすっかり小さくなっていた。すっかり忘れていたが、そのために彼女は来たんだった。


 初めは彼女が何をそんなに深刻にしてるのかも、国王や大臣が苛ついてるのかもさっぱりわからなかったが、大体の事情がわかってくると、確かにとんでもない要求を突きつけてきたものだとようやく理解できた。


 彼らは、もしうちの前を通りたければ、上納金を払った上に言い値で商品を買い取れと言ってきたわけだ。要するにタカリである。しかも、怒って怒鳴りこみに行こうにも、通り道を予め通行止めにしておいたと言うおまけ付きだ。


「我が国は建国以来、有益な交易品があまりなく、輸出は積極的に行っていませんでした。そのため、そもそも交易船の数が少なく、近年、本国との交易が盛んになっても、他国の船舶に依存していたのが現状でした。海軍を組織しようにも時間がかかりますし、航海上の安全を確保する経費を天秤にかけた結果ですね。そういった面でも、こちらを突いても平気だと判断したのでしょう」

「あ、もしかして、さっきの貿易協定に波風を立てるなって書いてあったけど……」

「文字通り、船を作るなと言ってるんでしょうな。交易は自分たちでやってやるから、リディアは分け前を寄越せと」


 大臣がそう言うと、小さくなりながらタチアナが引き取るように続けた。


「仰るとおりです。不況になるに連れ、国内ではそういった背景を盾にして、リディアに制裁を課そうという動きが活発になっておりました。絶対に手を出せないという安心感があったのですわ。しかし、総統は違いました。元々、コルフは周辺諸国との和をもって国を維持してきた土地、不公平な要求を突きつけて怒りを買うようなことを国是とはしておりません。大体……たった一年でこれだけの変化をもたらした方が、ただ手を拱いて見ているだけとは到底思えませんから」


 その言葉に、場の全員の目が一斉に但馬を向いた。当然、何か対策があるんだよなと期待する目である。そりゃあ、無くはないが……但馬はうっと息を呑むと、後頭部をボリボリと掻いた。


「どうじゃ? 何か策はあるかの」


 国王にそう言われては何もないとも言えない。ただ、


「二通りプランがあると思うんですけど」

「……と言うと?」

「そもそも、内海貿易を維持したいのかしたくないのか。極端な話、リディアはリディア一国だけで十分やってけますよね?」


 要するに鎖国政策である。ぶっちゃけた話、リディアは現時点で世界で最も進んだ科学力を保持した国である。おまけに資源も豊富だし、森を切り開くことが出来るならば、実は土地もある。もしもメディアとの戦争に目処がつけば、それが一気に解決されるだろう。


「それから、内海を捨てて外洋に出るってことも考えられます」


 と但馬が言うと、謁見の間が俄にどよめいた。タチアナは泡を食ったような顔をしており、それ以外のみんなは半分は驚いて、もう半分はやっぱりなと言った感じの顔をしていた。


「……そういえば、お主は外海からやってきたと言っておったのう。あの時は魔法を使ったのだろうと勝手に想像したが」

「ええっと、まあ……」


 その辺は突っ込まれると色々と困るのだが。


「出来るのか?」

「って言うか、もうやってるんですよ。最近、港でヨットを走らせてる連中が居ると思いますけど……」

「居りますな。港に入ってくる貨物船から苦情が来て困っております」

「あいつら、普通に風に逆らって進んでますよ」


 非難がましい声で文句を言っていた大臣の顔がポカンとなった。


「実は、だいぶ前から外洋に出る準備をしていて、地元の漁師に話をつけてたんですよ。もちろん、タダでやれって言っても誰も付いてきてくれないでしょうから、懸賞金付きのスポーツ大会やるから参加してくれって。で、目ぼしい人材を見つけては、外洋船作ったら船員にならないかってスカウトしてたんです。あ、もちろん大会もちゃんとやりますよ?」

「……そんなことやってたんですか?」


 ブリジットが呆れた素振りで言う。但馬は頷くと、


「どうしても外洋に出たかったんだよ」


 色々、分かっては来たけれど、この世界は狭すぎる。


「そんで、まずはロディーナ大陸一周」


 世界というか、人類圏が狭すぎるのだ。内海を一周してきたは良いが、これはせいぜい赤道近くの数百キロ範囲のこと。エトルリアの話や、セレスティアの話も聞いてきたが、それでも世界が狭すぎた。もっと広い範囲でこの星のことを調べなければ、世界の謎には到底辿りつけそうにないのではないかという焦りがあった。


 結局、いずれは北方のセレスティア大陸にも赴かねばならないのだし、世界に大陸が2つしかないと言うのも寂しいから、まだ見ぬ新大陸がどこかにあるかも知れない。だったら、それを探しにいかなければ。もしかしたら、そこにこそ、但馬の探している遺跡のようなものがあるのかも知れないのだ。


「ゆくゆくは世界一周」


 そのための金と足が必要なのだ。新規の貿易航路を開拓し、新商品も投入して、S&H社の影響の及ぶ範囲を広げなければならない。もはやこの世界に対する影響を考えずにガンガンやろうと決めた時から、それに向かって突き進んでいたわけである。


 まあ、それで焦って大損をぶっこいたわけだが……


「俺の話に乗ってくれるんならですけど……まだ見ぬ世界を見てみたくはありませんか?」


 ともあれ、但馬がそうぶち上げると、その場にいた人々は困惑しながらも、どこか晴れ晴れとした顔をするのだった。国王はクックックっと実に楽しげに笑った。普通に考えればこんなもの眉唾ものであるのだが、今までの実績が物を言った。


「それは……面白い」


 多分、この男はやってしまうのだろうと、国王は信じたようだった。


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玉葱とクラリオン・第二巻
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