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玉葱とクラリオン  作者: 水月一人
第三章
67/398

お主にも見えておるのじゃろう?

「七の峰に祀らるる深き森の化身よ 幽玄にして無為なる塞の神よ 千変万化の世の理を断てり 顕現せよ御左口 白蛇は石より出 ここに世の境界を現す」


 ぼんやりとした緑のオーラを纏った但馬が詠唱を完成させると、それはゆっくりと現れた。木々がざわめき、大地が揺れると、うっすらとした白い煙が立ち込め、蛇のような陰影が浮かび上がったかと思うと、突如そこに石の壁がつき上がり破裂した。その勢いで周囲の土壌はすっかり地割れ、突き上げられた石……と言うか人ほどの大きさもある岩があちこちに飛び散り、辺りはまるで土石流でも流れてきたかのような様相を呈していた。


 何もない地面に向かって放ったから被害は無いが、もしも対象が人間だったら、恐らく原型を留めること無くグチャグチャにされるだろう。


「ほほー! これは凄い、凄いのう! うふふふふふ」


 背後から、リリィの脳天気な声が聞こえてくる。


 彼女は但馬が詠唱を始めると、待ってましたとばかりに快哉を上げ、地面が揺れるときゃあきゃあとはしゃぎ、岩が地面にドカドカ降ってくると拍手して喜んだ。完全に物見遊山モードである。


「1年ぶりではあるが、ほんに凄まじいものよのう。ほれ、勇者よ。余はまだまだ退屈じゃぞ。次なる奇跡を所望する」

「もう無理だよ、俺のは単発なんだ」

「なんと。そうであるのか? いじわるしてるのでなく?」

「いじわるしてるのでなく」

「それは……それは残念じゃのう……せっかく、楽しみにしておったと言うのに」


 リリィがガッカリしながら項垂れると、傍らに控えていたブリジットが苦笑しながら、パッパッと彼女の服についた泥をハンカチで拭った。その甲斐甲斐しい姿はまるでお姫様と侍女のようだが、実際のところ、本当は両者ともお姫様である。


 少し離れたところにエリオスが居て、彼はいつも以上の緊張感に脂汗を垂らしながら、必死に周囲の警戒をしていた。


 この場には、但馬を含めて4人しか居らず、そして目の前には、鬱蒼と茂るガッリアの森が人を惑わすほどに、真っ暗い口を開けている。


 但馬たちは今、ローデポリスの街を離れ、遠い森の入口までやってきていた。


 リリィを探して、今日は一日動きまわるつもりだったが、なんでこんなことになったのか? なんてことはなく、リリィの方も但馬を探していたからだった。


 一年前、クリスマス休戦の調停のためにリディアを訪れた彼女は、今年も同様の要件で再びこの地に降り立った。


 子供の頃から幾度も訪れた土地、勝手知ったる他人の我が家と、今回もお忍びで遊び回ろうと計画していたのだが、しかし、1年前のリディアと現在のリディアとでは、驚くほど街の雰囲気が変わっていた。


 付き人に話を聞いてはいたが、その変貌ぶりは想像を絶しており、さしもの彼女をも困惑させた。元々、狭い土地に人が密集しているような国だったが、1年前と比べると明らかに人口が増え、祭りでもないのに、朝から晩まで港や公園で陽気に遊ぶ人たちが居る。これは他国では見られない光景だった。


 たった1年でこれらの変化をもたらしたのが但馬……去年、ほんのちょっとばかりすれ違った偽勇者であると知り、俄然興味が湧いてきた彼女は、これは是非但馬と会ってみようとブリジットを通じて接触を図ったらしい。


 尤も、運の悪いことに但馬は入れ違いで視察旅行に出かけており、すぐには会えないと知った彼女は、その間賑わう街をフラフラ歩きまわって、例のカフェにたどり着いたそうだが……とまれ、昨日、偶然但馬と再会した彼女は、あの後ブリジットに、改めて今日会えるようにセッティングして欲しいと頼んだらしく、今朝、本社の前で待っていたようだ。


 タァァーーン……


 っと、乾いた音が辺りにこだました。硝煙の香りが立ち込め、銃口から発射された弾丸が、10メートルほど先に置かれた鉄板に、大きな穴を穿った。


「ほほー! これまた大きな音じゃのう」


 今度は銃の試し打ちをしてみせると、彼女が小さな手を叩いて歓声を上げた。但馬は肩を竦めると、銃身の根本にある遊底を引き出し、中についた煤を布で拭った。


 以前、シモンの親父から譲り受けたマスケット銃は装弾方式が前装式から後装式に変えられており、現在、点火方式を火縄式から雷管式に改造しようと、薬莢を作って試し打ちをしている最中だった。但馬は最近、銃の改良を積極的に行っていた。


 原理は分かっていても、こんな危険物、実物を触ったことなどないから、どれもこれも手探りでやっていくより他ない。こうして出来上がるのは、殺傷力の高い兵器であるから、正直、どこまでやっていいのか悩みどころであったが、最近は方針を変えて出来る限りやってしまうことにしていた。


 と言うのも、もはやリディアで但馬に手を出そうとする者は居ないが、海外に行けばそうとは限らず、やはり金持ちの彼は狙われやすい。エリオスやブリジットという頼もしい護衛が居るから何とかなっているが、いつも彼らが側にいるとは限らないのだ。そうなると、最低限、自分の身を守る護身用の武器がほしくなり、そこで現代人の彼が真っ先に考えついたのが、拳銃だったのだ。


 そんなわけで、今はマスケット銃から拳銃に至るまでの歴史を辿り、必要な物を揃えてるところであった。親父さんもエリオスも、但馬のダメっぷりをよく知ってるから、かなり協力的である。


「しかし、次から次へと変わったことを思いつく。まるで魔法のようじゃ」

「こっちは魔法じゃないけどね。再装填すれば連発も出来るし」


 ともあれ、話を戻すが、リリィと再会した但馬は、お互いに相手を探していたということもあって、どっちがどっちの用を優先すべきか少し悩んだが、まあ、レディーファーストとも言うしと、彼女に譲ったら……


 リリィのリクエストというのが、先の魔法の無駄打ちと、この改良銃の試射を見学することであったのだ。いや、彼女は盲目だから、聴学とでも言うべきだろうか?


 1年前、但馬と出会った彼女は、何しろあの魔法を撃った直後であるから、相当インパクトがあったらしく、それで覚えが良かったらしい。ブリジットに、さぞかし魔法を使ってブイブイ言わせているのだろう……と思って、但馬の近況を尋ねた。


 だが、知っての通り、但馬は基本的に魔法を使わず無駄撃ちばかり続けており、その理由を聞いた彼女は爆笑して、それじゃ是非、その無駄撃ちを見たいと言い出したのだそうだ。


「まあ、楽しんでくれてるならいいんだけど。わざわざこんなのに付き合って面白いか? どうせなら、街を案内してあげるのに。最近は夜も遊べるスポットが増えたんだよ」

「街はお主が居らぬ間に、あらかた散策し尽くしたからの」

「あ、そうですか……」

「それに、お主の魔法は中々どうして、大したものじゃ。余は多くの奇跡に触れてきたが、お主ほどのものにはついぞ出会ったことがない。そう卑下するものではないぞ」

「そうなの? っつーか、魔法使い自体を見たことないから、どんなのがあるのか、良くわからないんだよね」


 いや、一度だけ見たことがあったか……確かエルフに遭遇した時、ブリジットが剣戟を、まるでテレビゲームみたいに飛ばしていた。


 その時のことを思い出していたら、空気を察したのか、ブリジットが続けた。


「普通は、魔法使いは聖遺物(アーティファクト)の力を借りないと奇跡を行使出来ません。それに、先生みたいに色んな種類があるようなものじゃないんです。例えば、私の持つクラウ・ソラスは刀身が眩い光を放つことと、剣戟を飛ばすことしか出来ませんし、大概の魔法使いは、その聖遺物に由来した技を一つ使えるのが精一杯なんですよ」


 そうなのか……思いつつ、ステータス画面に映し出された『魔法』の項目を指で押すと、ズラズラと魔法の名前がスクロールする。一度、何種類あるのか数えてみたが、100を超えたところで諦めた。八百万(やおよろず)の神というが、但馬の魔法はどうやら日本の土着宗教を元にしたものであるから、本当に数が多かった。


 しかし、そのどれもが使えない。


 例えば、よく使ってる迦具土(かぐつち)。まばゆい閃光を放つ高熱の火球が目標に飛んでいって爆発する。相手は死ぬ。


 甕星(みかぼし)。どこからともなく隕石が飛来して、あたり一面に降り注ぐ。相手は死ぬ。


 禍津日(まがつひ)。突如、目標の地面がどろりと溶け出し、広範囲にわたって酸の池が噴き出してくる。土壌が死ぬ。環境汚染が半端無く、もう二度と使いたくないと思った。


 須佐之男(すさのお)。名前からして嫌な予感しかしなかったが、案の定、カラッカラに晴れていた空が急に暗雲に覆われ、ものすごい嵐に見舞われた。あとには雷で黒く焼け焦げた地面が残され、相手どころか但馬が死にそうになった。


 遠呂知(おろち)。初動が遅くて不発か? と思ったら、遠くの山で洪水が起きて、土石流が森を薙ぎ払っていった。但馬の足元も水浸しになり、こりゃやばいと街に逃げ帰ったら、増水した川の氾濫のせいで、工場に深刻な被害がもたらされていた。別の意味で死んだ。


 そして先程使ってみた御左口(みしゃくじ)。地面が隆起して、岩石の雨が降り注ぐ。相手は死ぬ……


 最近は、これだけ種類が豊富なんだから、一つくらいヒールみたいな有用な物があるんじゃないか? と思って色々試し打ちをしていたのだが、何故か但馬の魔法は攻撃魔法ばかりであった。おまけに、そのどれもこれもが深刻な被害をもたらすものばかりで、MP全快でぶっ放したら、何が起こるか分かったもんじゃない。


「中々どうして、大したものじゃ。これを見れただけ、リディアに来たかいがあったと言うものじゃ」

「そう? ……いまいちピンとこないんだけど。まあいいや。それじゃ、そろそろ街に戻ろうか」

「おや? もう帰ってしまうのか?」

「ここには魔法を撃ちに来てるだけだしこんなもんだよ」


 他にも、土地の視察の意味もあった。車の運転や銃の試射もそうであるが、会社が大きくなり、危険物も扱うようになってくると、街の外に実験場が欲しくなってきたのだ。まだ作っていないがダイナマイトとか、そう言った爆発物を作るなら街中というわけにもいくまい。


 ともあれ、今日はそう言った視察よりもリリィだ。


「前々からリリィ様には聞きたいことがあったんだ。こんな場所じゃ何だし、早く帰ろう」

「ふむ……聞きたいこととな? なんじゃ、申してみよ」

「えーっと……」


 あれ? そう言えば、何を聞けばいいのだ?


 前々から、リリィと会って話をしたいと思っていたのは本当だ。でもそれは何故だ? 思えば、リリィと会ったのは1年前、この世界に来た初日の出来事だった。その時、いかにも何かを知ってそうな人物だったから、色々聞いてみたいと思ったのだが……こうも時間が経って、この世界にも慣れてきた今では、特に聞きたいことは何も無い。せいぜい、キリスト教のお偉いさんのようだけど、この世界の宗教観ってどうなってるの? くらいのものだ。


 と言うか、なんで彼女が色々知ってそうだと思ったんだっけ?


 但馬はポンと左のコメカミをポンと叩いた。


『Lily_Prospector.Female.Human, 148, 39, Age.14, 76A, 54, 77, Alv.99, HP.53, MP.823, Blindness.Illness.Sickness.Poison.Fatigue.Status_Abnormal_Caution,,,,, Class.Princess_of_Etruria, Etrurian,,,,,Magic.lv99, Fastcast.lv99, Imagination.lv99, Unique.Artifact.Proprietary.lv99, Cortana.Equipment.lv99,,,,,』


 そうだった。この異常な数字とデバフの数々のことだ。しかし、なんと言って尋ねればいいんだろうか? レベル99だらけだけど、どうして? なんて聞いてもチンプンカンプンだろう……


「えーっと、リリィ様ってヒーラーだよね。あと魔法も使えるんだよね?」

「うむ、ヒールは得意中の得意じゃ。余は聖遺物を所持しておるからの。とは言え、魔法はブリジットほどではないぞ」

「え? そうなの?? それじゃ剣は??」

「剣? 余は目が見えぬのでのう……武器を振り回したりなどは出来ぬが」

「……リリィ様って、ホントに目が見えないの?」

「ふむ? 確かにそうであるが……何故、そんなことを聞くのじゃ?」


 障害者に、こんな直球に聞くのも失礼か……そう思ってふと見れば、ブリジットがジロリと睨んでいた。怖い。


「いや、他意は無いんだ。あまりにも普通に出歩いてるもんだから、ちょっと気になって……杖とかもついてないし……そういやあ、子供の頃湯治に来てたって言うけど、体調の方はもう平気なの?」

「ふむ、お陰さまでのう。子供の時分に比べれば、だいぶマシになった」

「あ、そうなんだ……」


 そのわりには、ステータス画面では殆ど何も治ってないように見えるが……ただ、これは状態を表しては居るが、その度合までははっきり書かれてないし、本人が平気だと言うのなら平気なのだろう。


 釈然としないものを感じながら、次の言葉を探していたら……


「生まれついての物である故、他者とどう違うのかは、余にもわからぬのでな。しかし、お主ならば分かるのではないか?」

「え? 俺?」

「魔法と言い、他の追随を許さぬ知恵と言い、これで確信したが、お主はあの時の勇者なのじゃろう?」


 勇者とは、名前のことを言ってるのだろうか。少し話が噛み合ってない感じがする。


 だがまあ、言わんとしていることは要するに、但馬のような不思議な力を持った人間なら、何か知ってるんじゃないのか? と言うことだろう。それはこっちのセリフなのだが。


 返答に窮して、またステータスを眺めた。


 やはり一番気になるのはレベル99の羅列だ。これは明らかに尋常では無いので、突っ込んで聞いてみたいところなのだが。今更少し変に思われたところで、大したこともあるまい。


「ま、立ち話もなんだから、街に戻って落ち着いたところで話さないか? なんだったらパフェ奢るし」

「それは魅力的な提案じゃな。よし、戻るとするか……」


 そう言って、歩きかけたリリィであったが、ふとその足が止まり、何かを見るように、突然じっと森の中に顔を向けた。


 その瞳は黒くにごり、何も映し出してるようには見えない。


「……ふむ。何者かが近づいてくるの」

「え?」


 そんな気配は全く無い。驚いて、ブリジットとエリオスが警戒し、キョロキョロとあたりの様子を窺い始めた。


 但馬は右のコメカミを叩いてレーダーマップを表示した。見ると、複数の光点が急速にこちらへと近づいてくるのが見えた。しかし、その距離はまだまだ遠い。


「エリオスさん、ブリジット。あっちの方だ」


 但馬がそう指示しても、二人にはまだわからないようで、警戒する目を怠らないようにしつつも、明らかに戸惑っている様子が見て取れた。


 実際、レーダーが無ければ但馬にもまだ分からないくらいの距離である。近づいてくる気配も、音さえも聞こえない。


 リリィはよく気づけたものだ……目が悪いと、それを補うために他の器官が発達するというし、それ式に耳が良いとかそんな感じなのだろう。


 光点は20以上あったが、半々に別れ、半分は森の中に留まっていた。しかし近づいてくる光点はざっと見積もって10は下らない。エルフは単独行動を好むそうだから、相手は魔物の群れだろうか……接触したら厄介だし、森から離れようと提案しかけた時、ふと気づいた。


 レーダーマップの光点を見ると、どうも一つの光点を他の光点が追いかけているように見える。魔物の狩りだと考えれば辻褄は合うが……亜人とは言え、もしも誰かが追われてるのだとしたら放っておくのもどうだろうか。


 そんな風に考えている時だった。


「ふむ……何者かが追われてるようじゃ。相手は、ひぃ、ふぅ、みぃ……13か。ちと数が多いのう」


 なんだか奇妙な感覚に囚われ、急に心臓がドクドクとなり始めた。


 リリィの言葉にブリジットが応えて、


「先生、どうしますか。ここは戦いを避けましょうか?」


 しかし、但馬は返事が出来ずに、首を傾げるばかりだった。


 なんだ? この違和感は……何かおかしい……


 困惑しながらリリィの姿をじっと見つめていたら、その違和感の正体に気づいた。


「勇者よ、どうするのじゃ? 逃げたほうが良いのではないか?」

「……どうして、分かったんだ?」

「ふむ?」

「何者かが追われてることから、相手の数まで」


 いくら感覚が鋭いとしても、普通はそこまで分からない。仮に何かが近づいてくることは分かっても、何者かが追われてるということまではわからないのではないか。


 なのに、目の前のリリィはその数まで正確に捉えている。これは何故だ?


「何を動揺しておる。お主にも見えておるのじゃろう?」


 見えてる? 何が?


「お主も、頭の中で(・・・・)、人が見えておるのじゃろう?」


 何を言ってるんだ、この子は……? まさか、見えてるというのは……


 困惑する但馬をグイッとエリオスが引っ張った。


「先生! 来ますっ!」


 流石にこの距離になるとブリジットたちにも分かったのだろう、二人は腰に下げた得物を抜くと、但馬とリリィを守るよう前に立ちはだかり、森から来る何かを警戒した。


 すると、間もなく森の中からポンっと小さな影が飛び出してきて……


 それはゴロゴロゴロゴロと転がる岩のように見事に回転しながら転がってくると、やがて二人の前で止まり、武器を構えて見下ろす人間の姿を見て、絶望的な表情を作った。


 それは小さな子どもだった。


 しかし、その子供の頭には、まるで猫のような耳がくっついている。


 ガサガサと、複数の人間が草木を踏む音が聞こえ、真っ暗な森の中で但馬たちを取り囲むように、散開していく気配がした。


 人の姿は全く見えない。ただ、森の中に明らかに何かが居るという空気だけが嫌でも伝わってくる。


 レーダーマップを見ると、但馬たちを取り囲むように光点が並んでいた。


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