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玉葱とクラリオン  作者: 水月一人
第七章
224/398

第三回ガラデア平原会戦

 フリジアに帝国軍が集結してから2週間が経過していた。


 フリジア郊外に布陣した帝国軍は、フリジア同盟、イオニア連合の兵力に加え、戦後を見据えて密かに帝国と接触を図った諸侯が出してきた兵を加えて、ついに3万5千を数えるまでに膨れ上がった。


 平原に急ごしらえで作った練兵場では、各地から集まってきたばかりの農民兵がマスケット銃の訓練を受けており、その珍しい光景を世界各地から集まった観戦武官が見学していた。


 カンディア併合から始まり、フリジア封鎖、南部諸侯の独立までを第一次フリジア戦役とするなら、今回のイオニア地方での攻防戦から始まった一連の戦闘を第二次フリジア戦役と呼んだが、その戦争もいよいよ最終決戦へと向かいつつあると認識されると、世界各地からその行く末を見届けるための人員が送られてきたわけである。


 コルフ、ロンバルディアの友好国はもちろん、今まで一切の国交がなかったシルミウムとティレニアからも申し出が有り、皇帝ブリジットに一任された但馬は外交的な判断でそれを許可した。


 因みに、皇国からは誰も派遣されていない。皇国は未だにアナトリア帝国を他国とみなしていないのか、それとも巻き込まれるのを嫌ったかは分からないが、今回の戦争に一切の関心を示していなかったのである。


 本当なら和平交渉で、一番役に立って欲しい国であるのだが……また戦争になったら目も当てられないので、最終的な決着がついたあと、アスタクスの一応の宗主国とどう付き合っていくべきか、そろそろ考えなくてはならないだろう。


 ともあれ、一番の謎であったティレニアから使者が来たのは、瓢箪から駒だった。ティレニア帝国は、間にコルフを挟んでいるとは言え、一応は隣国であるから、無視はできない国だったのだが、向こうがこちらを格下に見ているからか、やたらと接触を拒む傾向があったからどうしようも無かったのだ。


 そのティレニアから派遣された武官は、山育ちのランと同じように筋肉質で猛禽類のような目をした男で、質実剛健といった感じのティレニアという国の性質を窺わせた。


 しかし観戦武官と言う割には丸腰で現れ、他国の武官が帝国の装備に興味津々なところを、彼は殆ど興味を示さず、ちらりとマスケット銃を見やった後は、ろくに練兵場に姿を見せず、与えられた部屋の中でじっとしているようだった。


 どうも、本当に戦争の行く末にしか興味がないらしい。


 たまに出歩いたかと思えば、甘いお菓子ばかり食べている。訓練ばっかしてないで、早く進軍しろよと言った感じで、いつも退屈そうだった。但馬には、まるで新兵器にも興味を示さないその姿が不気味に映ったが……


 ともあれ、彼の退屈が示すとおり、この地に集結して結構な時間が経つのだから、そろそろ進軍を開始したいとは、但馬自身もそう思っていたところだ。そのためにカンディアを放置して急いでフリジアに戦力を集めたくらいなのだ。


 なら何故、帝国軍はフリジアに集結してから2週間も動かなかったのか。


 それは積雪が原因であった。


 暦の上ではそろそろ12月となり、ガラデア平原は冬を迎えようとしていたが、エトルリア大陸の北の方は、もう完全に冬のような寒さだったのである。以前、但馬が考察した通り、この世界は氷河期なのか知らないが、少し緯度が高くなると、あっという間に雪国になってしまうようだ。そこに季節外れの大雪が降り注いで、動くに動けなくなった。


 いかんせんエトルリア大陸は、リディアと違ってアスファルトの道路があるわけではない。いわゆるインフラの悪さから、人間は歩いて移動できても、重い大砲を積んだ砲車は動かしようがなかったのである。


 結局、積雪が大分マシになるまで待たねばならず、なったらなったで、今度は本格的に冬が来る前に動き出さねばならないという、なんとも慌ただしい日程となった。


 そのお陰で多方面から義勇軍が集まって、結果的に戦力の増員が見込めたのは確かだったが、それはアスタクス方伯も同じであった。


 戦況を見てみよう。


挿絵(By みてみん)


 現在、アスタクス方伯は精兵100万を号し、ガラデア平原北部メッセニアの地に布陣している。


 100万と言う数こそはいい加減ではあったが、各地に飛ばした斥候によると、実際に方伯の総兵力は帝国の6倍を超えていた。となると、20万人くらいは居るらしい。


 ただし、小銃の配備が間に合わず、基本的にはパイクで武装した烏合の衆であった。だが、野戦砲の数だけは相当あるようで、丘の上にでも防衛拠点を築かれては、またヴェリアの時のように厄介なことになると思われる。


 どちらにせよ、数が尋常ではないから、装備面で劣る相手と言えど、まともにぶつかり合ったらただでは済まない。可能な限り戦力の分散を図るか、圧倒的に有利な状況を創りださねばならないだろう。少なくとも、相手が準備万端待ち構えている場所は避けて通るべきである。


 また、帝国が川沿いに進軍してくるルートを予想し、水軍に力を入れているようで、衝角の代わりに大砲を積んだボートが、ビテュニア近郊の落合いに集まっているようだった。水路を通って近づけば、それが流れに乗ってやって来るわけである。


 対するアナトリア帝国軍3万5千はフリジアを出発し、ガラデア川両岸のどちらかを通り、ビテュニアへ向けてまっすぐ北上するルートを探っていた。


 仮にメッセニアに集う方伯軍を避けるなら、川の東側を通りたいところだが、残念ながらそれは少々難しかった。穀倉地帯の広がる西側と違って、東側は小高い山と森林が広がっており、伏兵やゲリラ戦術に持って来いの地形なのである。


 おまけに更に北上すると、東ルートとメッセニアに繋がる街道とが交差するティーバと言う地に、方伯が関所を設けており、そこはこの世界でも名高い要塞であった。


 帝国の装備なら、突破可能かも知れないが、隘路を通り、伏兵に怯えながら難攻不落の要塞に挑むのは無謀だろう。もたもたしていたら、メッセニアの方伯軍本隊に合流され、そうなったらもう突破は不可能だ。


 方伯は今回の戦闘にあたって、この要塞を本拠地としており、要塞内部には相当数の別働隊が待機しているようだった。これはメッセニアに集まった農民兵と違い、訓練された方伯の兵士であり、ほんとうの意味で精兵と言えた。


 以上を踏まえ、帝国軍は川の西側ルートを通ることにした。


 フリジアを出発し、リオ、コリンス、オリエントを通り、ビテュニアへ向かうルートである。ビテュニアの直前、オリエントには砦が有って、不用意に川を渡ろうとすると背後を(おびや)かされる。故に、ここで最後の抵抗が予想されるだろう。


 メッセニアにいる方伯軍本隊は、恐らく帝国軍がリオの地を通過し、どちらへ向かうかを確かめてから動き出すつもりだろう。結論から言えば、真っ直ぐ北上するルートを通るつもりであるから、すると方伯軍とはコリンスの地で衝突することになるはずだ。


 このコリンスは比較的平坦な平野が続き、敵に待ち構えられていてもあまり怖くはない。数では圧倒的に劣るが、但馬は装備面で帝国が有利と見ていた。だから、もしかしたら方伯はこの地も避けて、オリエントで砦を頼りに決戦を仕掛けてくることも予想される。どちらかと言えば、こっちの方が厄介だろう。


 因みに、リオから西へ向かえばヒュライアの領地である。但馬は彼女に、ここは通らないと予告している手前、通らないつもりであったが、場合によってはこっちを通るのも有りだったかも知れないと考えていた。もしも方伯がマルグリット・ヒュライアの言葉を信じていれば、油断を誘える可能性もあったからだ。


 だがまあ、それはあり得ないだろうと思い、実際に帝国軍はリオを北上したわけだが……


 雪が溶けた11月末。フリジアを進発した帝国軍は縦隊を組んで北上し、リオの地へ差し掛かったところで方伯軍と遭遇した。


 予想なら、方伯軍が待ち構えているのはコリンス、もしくはオリエント砦のはずだった。少なくともリオに先着しているなどとは、考えもしなかった。


 そのあり得ないことが起こったわけである。

 

挿絵(By みてみん)


*******************************

 

 帝国軍がフリジアを発ってから2度の野営の後、3日目の夕方、リオの地に差し掛かった頃合いであった。


 皇帝ブリジットに代わり、本隊を指揮していたカンディア公爵ウルフは、今晩の野営地を探すために前衛斥候を偵察に行かせたところ、その部隊がリオ周辺に集結しつつある方伯軍を発見した。


 予想では敵軍はコリンスで待ち構えているはずであり、ここで遭遇することは全く想定していなかった。しかも斥候の報告では、敵は8000ほどの小銃で武装した歩兵であり、砲兵も数門展開しているようである。


 武装した農民兵とは違い、思ったよりもまともな戦力に戸惑ったウルフであったが、但馬に意見を聞きたくとも、その但馬は兵站任務でまだ後方フリジアにおり、意見を聞くことは出来ない。


 一旦引いて相手の出方を見極めるべきだろうか……いや、相手は防衛側であり、こちらが動かなければなんのリアクションも起こさないだろう。しかも少数で、まだ到着したばかりで慌ただしく陣地を構築している最中らしい。装備面でもこちらが上とくれば、とても負ける気がしない。


 一度負けたことで慎重になるのはいいが、臆病になってはいけない。ウルフはそう自分に言い聞かせると、隊列を戦闘陣形へと組み直した。


 戦闘の原則は一も二もなく、多勢で少勢を取り囲むことである。もし味方の兵が敵の10倍いるならこれを包囲し、5倍なら進んで攻撃し、2倍なら敵を分断し両面で戦う。


 帝国軍は相手を分断するために中央を突出させると、敵中央突破を敢行した。


 突撃兵の条件は第一に勇敢であることは絶対であるが、第二に敵陣を突破出来るだけの強さと速さを合わせ持っている必要がある。かつては重騎兵がそれを行い、幾多の戦場で勝利を決定づけたが、銃弾の飛び交う現在の戦場では勝手が違う。


 馬が使えないとなると結局歩兵が突撃するしか無く、つまり先の例に従うなら、最強の兵をぶつけることになるが、帝国で最強の兵と言えば騎兵でも歩兵でもなく、それはエリザベス・シャーロットであった。


 皇帝ブリジットに渡すと突撃したがるので取り上げ、カンディア公爵から魔法兵を任されていたリーゼロッテは、全軍の前に進み出ると懐に隠した小太刀を抜き去った。


 白よりも白い純白の刀身が夕日に煌めくと、かつてその姿を目の当たりにしたことのある敵の老兵たちが激しく動揺しはじめた。噂に違わぬその圧倒的なオーラを前に、号令を待たずに敵兵が散発的に銃撃を開始した。


 しかし彼女は物ともせずに、


「我に刃は通らない。我に銃弾は当たらない。戦場を縦横無尽に駆け抜けて、ただ敵を討つのみ。勇気ある者は我に続け。我が勇者の名の下に、そこに安寧を約束しよう。切り開く!」


 その猛烈なマナの収束から真白く輝くオーラを纏い、信じられない速度で敵陣に切り込んでいく。


「勇者に続け! 我らには神の加護がある!」


 大将に遅れまいと後に続いた魔法兵達も、一斉に自分の聖遺物(アーティファクト)を抜き放つと、彼女の通った道を突き進んだ。その緑色のオーラが尾を引いて、敵の中央へと突っ込んでいく様は、まるで夜空を煌めく彗星のようだった。


 彼らは貴族なのだ。戦場において最強のはずなのだ。銃撃を恐れ、どうしてコソコソと隠れていられよう。


 リーゼロッテの宣言通り、彼らに銃弾は当たらなかった。その悉くを、彼女が弾き返したからだ。


 銃弾を弾くほどの圧倒的なオーラを纏う魔法使いなど、存在しないはずだった。


 そのあり得ない光景に、敵陣が崩れていく。


 彼女が突き抜けた中央の穴に、後に続く魔法兵たちが突っ込み、そして切り開かれた敵陣の穴を一般兵の銃撃が広げていく。


 あっという間に分断された敵軍は総崩れとなり、各個撃破の的にされた。突破した魔法兵が更に敵の背後を突き、逃げ遅れた敵兵からは血しぶきが飛んだ。


 こうして初戦を一撃粉砕した帝国軍は、逃げ去る敵を嘲笑いながら勝どきを上げると、夜の帳が降りようとするリオの地で、敵兵の残していった物資を鹵獲し野営した。レトルトばかり食べていた兵士たちは、久しぶりに肉の焼ける香ばしい匂いを嗅いでは、笑いが絶えなかった。


 翌朝、前日の余韻も束の間、野営地を出発して小一時間ほどで帝国軍はまた敵と遭遇した。今回も前日同様、5千~1万と中規模の勢力で、装備も似たようなものだった。


 前日の遭遇戦から敵本隊が近いと判断したウルフは、あらゆる事態を想定し、後方を進んでいた砲兵を前方に呼んでおいたので、二戦目は比較的楽な展開となった。


 ウルフは貴重な魔法兵達を使わずに歩兵部隊を広く展開すると、方伯軍とは精度が違う砲撃と、歩兵の練度で敵を圧倒し、昼ごろには決着がついた。


 そしてまた隊列を縦隊に戻し、街道を進んでいくと、その日の夕刻にはまた別の敵部隊と遭遇したのである……


 敵が小出しにしてくる部隊は一体なんなのか?


 今回も敵を圧する兵力差でこれを粉砕すると、帝国軍はそのまま野営を開始した。敵部隊と交戦した者達の話では、今回の敵は前日にリオで遭遇した部隊のようであった。見たことのある顔が見えると思ったら、数回射撃を行った後は、特に粘ること無く撤退していったそうである。


 つまり敵は、こうして帝国軍と会戦しては、一撃だけして後退を繰り返しているというわけだろうか。このまま行けば、また明日の夕刻には、さっきの部隊と戦うことになるのだろう。


 しかし、そんなことして何になる?


 いまいち敵の狙いが分からなかったウルフは、そのままその地で野営をし、翌朝、部隊を先に進めると、また前日のように中規模の部隊と遭遇した。


 賢明な者ならもう気づいていただろう。


 敵はリオ~コリンス間の街道に、縦深陣を敷いていたのである。


挿絵(By みてみん)


 縦深陣とはその名の通り、縦に深い陣形を組むことである。この陣形の良いところは、縦に長く布陣することによって、敵に側面や背後を取られないことである。仮に敵に先陣を突破されたとしても、そこにはすでに別の部隊が待っており、攻撃側は休む間もなくそれに対応せねばならない。


 仮にその別の部隊を倒したとしても、もちろんその先にはまた別の部隊が待っており、結果、攻撃側は防御側の全ての部隊を倒しきらなくてはならない羽目になる。


 一つ一つの部隊に対応しなくてはならないから進軍速度は遅くなり、かといって引き返そうにも、あまりにも深く切り込んでしまった場合は、始めに倒した敵の部隊が立て直している可能性があり、そうなると攻撃側は挟み撃ちをされる危険性があるのだ。


 つまり、縦深陣を仕掛けられた時点で、帝国軍は罠にハマっており、リオ~コリンス間で遅滞攻撃を繰り返し受けているうちに、本来なら2日で踏破可能な道程を3日かけて進まねばならなくなった。


 それが方伯の狙いである。


 方伯は帝国軍の進軍ルートをこの道に絞り、そこへ縦深陣を仕掛けることによって進軍を遅らせ、その隙に農民兵からなる練度の低い軍隊を、自軍に有利な位置に布陣させた。


 そして帝国がコリンスへと到達し、立ちはだかる帝国の精兵達を前にした時、方伯軍の本隊がどこからともなく現れた。


 それは丘陵の影に隠れて進軍しており、その姿が見えた時にはもう長さ数キロにも及ぶ砲兵を中心とした兵士たちが、帝国軍を取り囲むように広がっていたのである。


 側面を突かれた帝国軍はこれに動揺し、態勢の立て直しを図るために一旦後退することにした。しかし、いかんせん、相手の包囲が長すぎて退却が間に合いそうもない。


 更に悪いことが重なる。


 帝国軍が前方のコリンスの敵軍と、側面を突く長大な敵本隊を相手にまごついていると、なんと背後から敵騎兵が迫ってきていたのである。


挿絵(By みてみん)


 背中を見せていた帝国軍は、本陣近くまで騎兵に食い込まれて、一時的に制御不能になるまで崩れてしまった。


 敵はその隙を逃さずに進撃を開始すると、絶えず砲撃を交えながら、徐々に徐々にと、帝国軍の陣地を狭めていく。


 6倍もの兵に取り囲まれたウルフは、万事休すと帝国軍を川まで後退させ、川を背にして半円陣形を取り、前方を取り囲む方伯軍と相対した。


 背後さえ取られなければ、帝国の装備は方伯軍の比ではないのである。こちらの砲撃は相手に届くが、敵は高所でも取らないかぎり、有効な砲撃を行えないのだ。だから、このまま川を背にしてハリネズミのように全方位に銃弾の雨を降らし、相手の接近を防いでいれば、いずれ相手に隙が生まれるだろう。もしくは、どこか敵陣の薄い場所を見つけて、またリーゼロッテを突撃させて、隙を作るのもいいだろう。


 このまま守っていれば、砲兵の強さで帝国軍が勝つ。ウルフはそう思い、人を密集させ全方位に砲門を向けた。


 だが、それは全方位では無かった。帝国軍は忘れていたのだ。背後に川があることに。


 いま、その川の上流から大砲を積んだ数十のボートが、コリンスの地へと着々と進んでいたのである。


挿絵(By みてみん)


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