表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第2話、始まり

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ~~~!!!!」


そして、作者の姿は消え、誰も見ることはなかった。


第二話






今、目の前が真っ白だ。


たぶんおれは、死んだと、思われる。


しかし、最後に、衝突した感じはしなかったから、どうも不思議でならない。


人間、死ぬときは、一瞬だ。っていうけど、これは明らかにおかしい。




突如、俺は何かに激突した。


「いって~~!!」


唐突すぎで、もろに受けてしまった。




痛いということは、まだ生きている証拠だ。


俺は、がばっと、起き上がり周りを見た。


微かにぼやける視界を、眺めながら、呟いた。




「ここは・・・?」




だんだんと視界がはっきりいしてきた。


そこには、神殿の中だった。




「ようこそ、天国へ、君を歓迎するよ。」




前の方に、羽の生えた人がいた。


周りを見たが、そいつ以外誰もいなかった。




「あんた、何者なんだ?」


おれが、そいつに聞いてみた。が、


前にいたやつが、いなくなっていた。




「ふっ、遅いな。」


「なッ!?」




俺はとっさに前の方に飛びながら後ろに方向転換した。


あっさりと、後ろを取られたのだ。




「なんなんだよお前は!!」


俺は、戦闘モードにはいった。




「いや~、なんていうか、お約束?みたいな?」


へらへらと笑って言った。




「ごめんごめん。脅かすつもりはなかったんだよ?」


「自己紹介がまだだね。私は、神さまだよ~」


ピースサイン。


いまいち信用ならないやつだ。相手に戦闘する気はないみたいなので、


話を持ち出した。




「さっき、天国って言ってたけど、俺は死んだのか?」


「死ぬようなことでもしてたの?」


「いや、さっき俺車に引かれそうになってたんだけど・・・」


「適当に、召喚したから、その辺よくわかんないな~」


なって、適当なやつなんだこいつ!と、声に出して言いたいが、話が進まなくなるので


ここは、こらえた。




「何のために呼んだんだよ?」


「実はさ~、私の手違いでさ~、私が作った世界がさ~、滅びそうなのよ~」


ウザ!!!!


なにこのウザさ加減、これ殴っていいよね?いいよね?




「で?」


俺は、イライラしながら、続きを聞いた。




「それでさ~、その世界を救ってきてほしいんだよ。」


「断る!!!!」


「そうか~、行ってくれるんだね。さすが、私が選んだだけのことはある。」


「断るって言ってるだろ。無視して、話を進めるなよ!!」


俺は怒鳴ったが、聞き耳持たず。


マジで殴りたいんだけど・・・。


こいつの強さはさっきので分かったので、


言うことを聞くしかない。




「そもそも、あんた神さまなんだろ?、だったら、世界の一つや二つぐらい


救えるんじゃないか?」


と、疑問をぶつけてみた。


「う~ん、そうなんだけど~、なんていうか~」


急に歯切れが悪くなった。


「なんなんだよ。」


「ぶっちゃけると、私が手加えたおかげで、滅びそうになってる?みたいな~」


なんだよそれ、頼りにならん神様だ。


もう切り替えよう。




「その世界が救われたら、元の世界に戻れるのか?」


だったら早く終わらせればいい。


方法は一つしかないのだから。




「もちろん、あなたが望めば、戻してあげるよ~」


「ただし、お願いは一回だけだから。」


「世界が救われたときに、聞いてあげる。」




「じゃあ、そろそろ、その世界に送るね~」


「まてまて、こういう場合、神さまが能力とかくれないのかよ。」


どこかの本で読んだことがある。


こういう場合、たいてい、神さまが能力を与える。




「え~~、ほしいの?」


なんかメッチャ嫌そうにしてるんだけど。


「こちとら、ほぼ無条件で、OKしてるようなもんだぞ!」


怒鳴り散らすと、


「わかった。わかった。あげればいいのよね?」


「はい、あげた~。」


手を上に掲げた。




「ガキかお前は!!」


「冗談だって~。で、何がほしいの。」


聞いてきた。


今更ながら、


正直考えてなかった。




「どうしたの?はやく~」


「なんもいいのか?」


「なんでもいいよ~」


すぐに沈黙。


時間稼ぎにもならない。




「ないなら、私が決めちゃうね~」


「おい勝手に決めるなよ!」


言ったが、


「もうおそ~い」


手の上に、妖精がいた。


神さまがそれを渡してきた。




「私との、連絡用、お助けピクシーだよ~」




「俺の能力は?」


「このピクシーだよ」


意味がわからん。




「それは、いらんから、ほかの能力をくれ。」


「だめ~、もう決定事項です。」




「じゃあ~がんばってきてね~」


「ちょっと待ッ・・・」






急に浮遊感が襲ってきた。




「がんばってきてね~」


そう、笑顔で見送られた。




「うわぁぁぁ~~!!!」






俺は、落ちて行った。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ