ロケットマン!
間の14
監督チャルーム・ウォンビム
CASTタン・チューポン/パンナー・リットグライ/プティ・ポン・シーワット/サマート・テップ・マタイ/カニャパックス・クワナートウェン
2006年 タイ
「ロケットマン」といってもエルトン・ジョンとは関係ない映画。
まあパッケージ見て間違える人はいないだろう。こちらのロケットマンは、大型のロケット花火に乗って現れるタイのアクション映画。
金持ちの牛飼いから牛を奪い貧しい農民に牛をわけあたえる義賊の青年が主人公。
彼は少年の頃に父親を殺した男を探していた。
ふとしたことで知り合ったクェン閣下と呼ばれる富豪の男。仇の男は魔術の使い手であると知り対策にと、ある魔術師を紹介される。
この怪しげな魔術師に娘がいて、その娘の処女の血を使えば魔術を破ることが出来ると聞かされる。
やはり処女の血は聖なる血なのか、こういうのよくある設定だね。
娘は父に言われて、はじめはいやいやながら協力する。が、主人公の青年と愛が芽生える。
もう、見るからにヒーローとヒロインでしたから。そうなるのは想像が、つく。
物語が進むと後半、善悪がハッキリしてくる。
クライマックスは、仇との対決。
ロケットマンは大小のロケット花火を武器に仇の魔術師に挑む。
マカロニウエスタン調の格好だが(ポンチョは着てない)裸足なのがタイ映画。
この頃、タイの「マッハ!!!!!!」や「トム・ヤム・クン!」といったトニー・ヂャーの映画がヒットした頃で、タイの新しいスターを売り出そうとした頃で主演のダンもその一人。
劇場公開もありましたが私は見てない。
パッケージの解説文によると上記の作品のスタントチームにアクション監督をつとめたパンナー・リットグライがアクション監督と仇役で出演。現代劇では、ないのでクルマ等を使った危険なアクションはなかったが、格闘アクションはA級。日本ではB級扱いのアクション映画だが、タイではA級クラスのアクション映画だろう。
無名なのは主演だけ? 監督は、やはり日本ではB級扱いの「バトル7」の人だが、コレ見たがトホホなバカ映画。
やたらと「映画秘宝」誌では推してたけど。
主演は無名だけど、まあタイの本気アクションなので悪くない。




