7BOX
間の115
監督・脚本ブアン・カルロス・マネグリア/タナ・ジェムボリ
CASTセルソ・フランコ/ビクトル・ソサ/ラリ・ゴンザレス/ニコ・ガルシア/マヌエル・ポーティロ/ネリー・タヴァロス/ロベルト・カルド/ジョニー・キム/他
2012年 パラグアイ
映画製作本数が20本以下というパラグアイの作品。だ、そうで。
映画賞も《サン・セバスチャン国際映画祭ユース賞》《マイアミ国際映画祭観客賞》《サンタバーバラ国際映画祭スペイン・ラテン・アメリカ映画賞》受賞作品。
だけどね日本じゃ知られてません(一部の通の方しか知らない)。日本の映画だって、映画祭とかで賞とってても海外では(日本でも)マニアしか知らないだろうし。
ジャケットの煽り文句は。
「南米の小国で誕生した奇跡のエンターテインメント、日本上陸!」
だいたい、こういった作品は大国でリメイクしたりして有名になるけど、そこまでいかなかったのかな。日本じゃDVDリリースのみで劇場公開されてませんよね?
でも、掘り出し物もあるので鑑賞。
テレビに出るのが夢の市場で荷物運びを一輪車で生業にしている少年(主人公)が、たまたまもらった仕事が七つの箱を、とあるトコに運ぶ。やたらに怪しい仕事だが、動画の撮れる携帯電話欲しさに高額の仕事と引き受ける。
が、簡単な箱運びが大変なトラブル続き、あげく生命まで狙われる。
基本は荷物を運ぶだけのストーリーだが、その荷物のせいで話がやたらと複雑に。
ガールフレンドをはじめ、姉やその同僚たち、荷運びのライバルに警察までからみ主人公は仕事をやりとげるコトが出来るのか……。
主人公の少年といっても成人前で子どもではないが、映画かドラマ? 観ていて映像出演にあこがれるのは、わかるが携帯電話の画面やニュース番組に映る自分で嬉しくなってる。ちょっとこころざしが……。お国柄?
なぞの荷物がハッキリするとストーリーもテンポよく、というかバカな依頼主、なぜだか完全に悪役にまわるライバルのおっさん子どもの薬の事、忘れてる? 後半のクライマックス? きれいに締めた様だが、なんかしっくりこない締めのような気も。
褒め過ぎなジャケットの評。
日本でのあつかいもわかるレベル。
それなりに頑張ったで賞な作品でした。確かにエンタな楽しめる映画なんだけどね。




