第87話 アイドルソング!!
ユリと部長の異世界生活32日目。
ここはダイバーアリーナ127の泉、ピアニックドラゴンはここで水分の補給をしまくるため自然とここがアイドルたちのレッスン場になることが多かった。
今日はここにアイドル部117のメンバーが全員集合している。部長とギルド長が話し合ってこの時間はこの超激レアダンジョンの所有者の自由時間もといアイドルの秘密のレッスン時間、作曲活動のじかんになっていた。
「これだ」
部長が貸りていたアイドルユリの秘密の紙。その可愛らしい字の表の紙の裏には男らしい丁寧で雑な字が書かれていた。部長はその新しい歌をユリに手渡した。
本能で空気を読み取った超生物ピアニックドラゴンが演奏を始める。
ふたりはそれを真剣に読み上げ確かめるよう歌い上げ──────────♪
いつにない表情、装備を整えこれから戦いに挑むアイドルの表情をしているふたり。
「部長、これ電撃です」
「これが……本物のあいづるそんぐ!!」
「本物!? え、サティさん!?」
「ふ、そうだな。これがアイドル部117の曲になる。完成だ。アイドルソングだ、完璧を求めているわけじゃない、変更はなしだ! 自信を持ってこれでいこう!!」
「はい部長!!」「はい部長さん!!」
ついに完成したアイドル部117の曲。装備は整いつつある、あとはあのステージでこの歌を届けるだけだ。




