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第78話 ということだ!!
心が落ち着くえんじ色の屋根が特徴の、古民家。ここはなにかと何かが起こる場所。
「ということだユリ」
「あの……部長……え……」
魂が抜けているアイドル。
「サティさんはアイドルになった。アイドル部117のアイドルに」
「ユリさんごめんなさい。私もあいづるになっちゃったみたいです」
「え、ええええええええええええ!?」
びっくり仰天とはこのことだろう。
「おお、良いリアクションだユリ!!」
「いや部長!! いったんですか!! 早い、早いですよ部長!! もっとじわじわ」
「はやい? じわじわ?」
「あ!? いや、ちがくて……」
「と、とにかくこれでアイドルがふたりになったわけだ。単純にアイドル部117の戦力が2倍に増えたってわけだ!! ハハハハハ」
「部長さん私はユリさんほどの戦力になるとは」
「いやなるなる。サティさん、俺とユリがサティさんを立派なアイドルにしてみせますよ!! なぁユリ」
「はいサティさんはもう既にアイドル超えてますから」
「えぇ……私は……」
アイドルが誕生した夜。今この世界にはアイドルがふたりいる。ユリとサティ。アイドル部117は大幅パワーアップをし、この世界での生活19日目を最高の形で祝い終えたのであった。




