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第64話 バレても!!
「ではこちら買い取り金額の92000ナレになります部長さんユリさん。私の分の報酬もちゃんと差し引かせてもらいましたので安心してください」
受付カウンターにそっと置かれた硬貨が詰まった薄い白グレープ色の布袋を受け取った部長。
「ありがとうございます!! 生活費!!」
「ふふ。ちなみに例の階層のアイテムなのですが、色々と騒がしくなりそうなので私の方で一旦預かり後日査定させてもらいます。申し訳ありません」
「あぁなるほど。確かに場違い……というか場が違ってましたからね! それで全然いいです今の俺たちには休養が必要だなと」
「はいありがとうございます。ギルド長にも報告しなければいけなくなるので……しばらくは黙っておきましょう」
「は、はい! でもバレたらやばいのでは?」
「大丈夫です。バレてもただ優先順位が違っていただけですので」
「ハハ、はい」
色々な思惑を巡らせ各々の休養を優先し取ることにしたアイドル部117。サティとはここで一旦別れユリと部長は拠点である例の古民家へと帰って行った。




