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第56話 またもアイドル!!
「トゥットゥトゥラララ♬ トゥラララトゥララ♬」
喉を潤し上機嫌なのかユリが教え込んだ曲を歌い出したピアニックドラゴン。
小悪魔精霊はピアニックドラゴンにふわり飛び近づき何やらその小さな指を口元に当て不思議そうな表情をし興味を示している様子だ。
「精霊が……興味を示してるな、よしユリ歌え。このまま食い逃げはさせん!!」
「え? はい! アオい夜空に 夢が咲く────────♪」
「らーらーららー」
ユリとピアニックドラゴンの歌を聴いていた小悪魔精霊は突然、あっちこっち踊るように飛び回り跳ね出した、その軌道から銀色の美しく輝く粉が雪のようにアイドル部117のメンバーたちに降りかかる。
「これは……?」
ユリが両の手のひらに降りかかるそれを見つめる。
「上機嫌。認められたということなのでしょう」
「交渉大成功……だな! またもアイドルか」
「ユリさん……あいづる……」




