第43話 ドゥリーマーバースト!!
赤と緑のミノタウルスと部長との攻防が続いていたそのとき、後ろから新たに姿を現した黒いミノタウルス。
「タイムリミットか、いい加減並べ!!」
部長は黒い棒をチカラいっぱい払い赤と緑の巨拳を弾き返しミノタウルスたちを仰け反らした。
「隙ありでりゃああああ」
赤のミノタウルスに飛びかかりその牛の面に黒い旋風を浴びせ叩き斬った。その重たい一撃に膝をついた赤のミノタウルス。
赤のミノタウルスを叩き斬り宙に浮いた部長を緑のミノタウルスの巨拳が襲う。部長はその巨拳に直撃し通路の横壁にぶち当たりながらピンボールのように後方に弾き飛ばされた。
「ヒール! ヒール! ヒール! 部長!!」
「痛ってぇー!! ユリさんきゅー。いけそうだ!! 一応奥に下がっとけ」
「ぷはぁ……はい部長!!」
ユリはグレープグレープ天然水を飲みながらさらに後方へと下がって行った。
緑のミノタウルスがこちらに走り向かって来る部長に狙いをつけて。
「こっちだぜ!! ちゃんと一列に並べよー!!」
部長が位置取りを微調整し緑のミノタウルスをサティの盾の射線上へと誘導する。
ドゥリーム色のドゥリーマーオーラが完全に折り畳むように収縮されサティの黒紫色の盾の中心へとそのチカラが集まっていた。
「全て完璧です。部長さんいきます!! 射線上から離れてください!!」
「ケィ!!」
そう返事をし部長は素早く通路の右後ろへと前転するよう退避した。
「ドゥリーマーバースト!!!! 放!!!!」
チカラを一点集中させた盾から放たれた凄まじい熱量のドゥリーマーレーザー。
その射線上に並んだ緑と赤と黒のミノタウルスたち。
放たれたドゥリーマーレーザーが最前線の緑のミノタウルス臍の辺りを貫きデカイ風穴を開ける、そのドゥリーム色の光線が貫き伸び赤の顔を半壊させ黒の鳩尾を綺麗に焼き穴を開けた。
ドサリと巨体が地に倒れる衝撃音が次々と重なり合った。
赤と緑と黒の背の高いファンたちはアイドルビームにその身を焼かれ貫かれ光の粒へと還っていった。




