第38話 バックパック!!
背壁の陣を組んだアイドル部117。
「ユリさん、バックパックからまりょく回復の飲み物や必要なものを後ろに取り出して置いておきます。必要になれば私が指示しますのでお願いできますか?」
「は、はい精一杯やってみます!!」
後衛のユリの元にサティのバックパックから取り出されたアイテムが置かれ並べられた。これから来るモンスターの波に対抗するための準備が整ったようだ。
「まずこの白い爆弾を手に持ち少しまりょくを流し投げつければいい感じに起爆します」
「い、いい感じ? はい!!」
ユリとサティは片手の手のひらで掴めるサイズの白い爆弾アイテムを手に持った。
『ぷっぷらーぷっぷーぷっぷらー♪』
あの珍妙なメロディーが遠くから聴こえてきた。
ドタドタダカダズオオオ────────。
地鳴りと何重にも重なり合った足音が押し寄せ近づいて来る。
「ユリさん今です!!」
モンスターの渋滞が行き止まりの通路に押し寄せて姿を現した。
サティが合図し白い爆弾を正面のモンスター群に向け投げつけた。ユリも一瞬遅れてソレを力任せに投げつけた。
オレンジ色のスライム、青色のゴブリンなどバラエティー豊かな色のモンスターたちが白い爆弾が起爆しその爆発に巻き込まれた。
爆発に巻き込まれたモンスターたちは白い石像と化し前のめりで迫力のある姿勢のまま静止しゴタリと倒れた。
「成功です」
「これはガチだな……! ユリ気を抜くな」
「はい部長!!」




