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第37話 せかべ!!
「こちらです! 焦らないでください! じかんはまだあります!」
サティを先頭に通路を走るアイドル部117。
「サティさん一体!?」
「後で説明します! とにかくアレは敵を呼び寄せます!」
「呼び寄せ!? なるほど……そういう系か!! すみませんサティさん!!」
「いえ、まさか現れるとは! 上へは間に合いません、とにかく良い地形で陣を組みましょう!」
通路の分かれ道を左へ進み目的の場所へとたどり着いた様子のサティ。
「ここにしましょう! 前衛は私と部長さんで臨機応変にいきましょう! ユリさんは後衛でサポートを頼みます!」
「はい分かりましたサティさん! ってここ行き止まりじゃね!?」
「サティさん……これ……」
アイドル部117が左に曲がってたどり着いた通路の奥は仄かに青く光っている石の壁の行き止まりになっていた。
「はい、これで前に集中できます! ダイバー達の間で、背壁の陣と呼ばれているモノです」
「せ、せかべ……背水の陣ってこと? 電撃ピンチなのでは部長!!」
「はいすい!? なんだそれ? ユリ、悪いがもうちょっと緊張感持て! こっちは、せかべで手一杯なんだ」
「え!? は、はい部長!!」
背壁の陣を組んだアイドル部117。これから押し寄せるであろうダンジョンの脅威に対抗するための準備を整え始めた。




