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第28話 下!!
部長無双により順調にこの階層の攻略を進めてきたアイドル部117。
「あの、下が見つかりました部長さん」
「下? あ……あぁこれね! うっかり見逃してましたサティさんありがとうございます」
サティの視線の先には床にはめ込まれたような大きな石の丸い形のパネルがあった。
「では参りましょうか」
迷わず石のパネルの上に乗ったサティ。
「どうなされましたか?」
ユリと顔を見合わせる部長。初見の石のパネルに戸惑うふたりは目で会話し次の行動へと移る。
「あ、ちょっと靴紐が! ハハ、今行きますサティさん置いてかないでくださいね」
部長がおどけるようにサティに話しかけた。
「ふふ、そんなことはしませんよ」
石のパネルの上に乗った三人。
「では、ダイブ」
サティの合図とともに青く光り地の下へと潜るパネル。三人を乗せふわりゆっくりと地を潜って行く。その石のパネルのエレベーターから見える外の景色は青々と綺麗に光る石の壁の幻想的な光景だ。
異世界トラベラーたちもこれにはびっくり仰天だ。
ユリは目を無意識に微笑ませ手をそっと石の壁に伸ばしながら。
「綺麗……」
「ふふ、何度見ても良いモノですね……これは」




