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第26話 ダンジョン再び!!
暗がりの緩い坂を下り抜け、歩を進めた3人はダンジョンの玄関ともいえる仄かに青く光り輝く石造りの広い部屋へとたどり着いた。
「またここに戻ってきたか。ダンジョン!」
「よし、とにかく進みましょう。ユリ、サティさん」
「部長さん……その……」
サティは少し困惑した声で部長に話しかけた。
「ん?」
「部長、もう手は離していんじゃない……」
「あ、ああ! すみませんサティさん! ハハハ!」
「いえ……行きましょうか。私は前衛と中衛といった感じの位置取りでよろしいでしょうか?」
「それでたのみます。俺は前で暴れるだけなんで!」
「部長……それ脳筋ってやつですよ」
「ハハハ、脳筋けっこう!」
「ふふ、大丈夫です。わかりやすい方が後ろもやりやすいものです部長さん」
「ありがとうございますサティさん! ダンジョン攻略でもお世話になります!」
「任せてください。ユリさんも部長さんも守り通してみせますよ」
ランダム生成されたダンジョンの玄関。分かれ道はなく正面の通路を迷わず進んで行ったアイドル部117。ダンジョンにお邪魔した三人のダイバーたちの冒険はまだまだ始まったばかりだ。




