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プロローグ:『始まりの一言』

この世は大きな争いもなく、魔王率いる魔王軍が勇者に討伐されたのも吟遊詩人が語る昔話になった平和な時代、人々はのどかに暮らしていた。


まさに人類の黄金期、そんな平和な時代に置いてかわらず冒険者という職業は人気であった

争いのない平和な時代に歴史に名を刻むために冒険者になろうとする者は後を絶たなかった、それだけ冒険者という職業は平和な世には魅力的に映り、冒険者ギルドに登録を求めてやってくる者は毎日のように現れる。


ある者は一攫千金の富を求め、ある者は名声を求め、晴れて冒険者となった者は各々の夢に期待を膨らませ故郷を捨て旅立っていく。


しかし平和な時代は冒険者を必要としていなかった・・・


金銀財宝が眠っていた古代遺跡はすでに国が調査し尽くし、村々を脅かすような魔物さえ今はほとんどいない。


夢破れ現実を見たときにはすでに異郷の地、そんな中で国境警備の仕事や旅商の護衛などの仕事にありつければ上々、多くの者は安い賃金で肉体労働に従事しその地で骨を埋めることになることが大半である。さらに追い詰められた者は野盗にまで身を落とし人々から奪うことで生きてゆく、それが現実大半の冒険者の実情であった。


そしてここは交易都市アレイトスの街、東と西の物流を担う大都市である。


様々な物や文化が行き交うここアレイトスにおいてキースタン男爵の一人娘が一言発するところから物語は始まる。



「私、冒険者になりたい!」

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